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1. ヤマタノヲロチを退治してクシナダヒメを娶ったスサノヲがうたう。
▲ (古事記歌謡 1 )
八雲立つ 出雲八重垣
妻籠みに八重垣つくる
その八重垣を 

☆ 《妻と一緒に 市民社会を築く》と。

2. 男がうたっちゃっているけど ひとは 男も女も文句なしに歴史の相続人でしょう。

3. 八重垣が――人びとのユヅリ愛・助け合いの連帯をあらわすとともに――歴史のかまどです。



4. しかるに 神武カムヤマトイハレヒコは スサノヲの孫(?)のヒメタタライスズヒメを嫁にもらい きさき(皇后)とした。 

5. ところが 神武イハレヒコは ヒムカ(日向)からヤマトのほうに上って来て土地の《あらぶる者》を征伐したという。

6. しかも その折りには タカマノハラなるアマテラスの《植民地支配を推し進めなさい》という号令があったのだと言う。

▲ (ヰキぺ:神武東征) ~~~~~~~~~~~~
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%AD%A6 …

タカクラジ(高倉下:熊野の人)の夢にアマテラス(天照大御神)と高木神(=タカミムスビ)が現れた。

二神はタケミカヅチ(建御雷神)を呼んで、

「アシハラノナカツクニ(葦原中国:イヅモをふくむわれらが列島)は騒然としており、私の御子たち(神武イハレヒコら)は悩んでいる。お前は葦原中国を平定させたのだから、再び天降りなさい」

と命じた。
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7. トヨアシハラが《騒然としている》のは 神武イハレヒコらがいくさを辞さずにやって来たからです。ツチグモ(土蜘蛛:差別用語だ)と呼ばれた土地の人びとの抵抗に遭い 侵略者たちは《悩んでいる》と。

8. どうなっているんだろう? これが 天皇家の祖先だと言う。




9. スサノヲのあとその系譜においてムラヲサ(市長)は いちど崇神ミマキイリヒコイニヱが立った。しかもそこでは 市民オホタタネコとの共同自治が敷かれたのである。三輪山のふもとの大神(おほみわ)神社のあるところ。300年ごろ。

10. しかるに 400年ごろ 応神ホムダワケが 母の神功(じんぐう)オキナガタラシヒメとともにこのミワ市政の上を行こうとした。記紀にしたがうと アシハラ国の平定として 二度目なのだ。

11. ここから――百年の計画が練られ 500年ごろ 雄略オホハツセワカタケルおよび継体ヲホドらによって その帝国主義政権が出来―― 言うなれば人間支配と女性蔑視の風習が現われたのだ。




12. 万葉集巻一の巻頭歌は 雄略ワカタケルのものだとされています。

▼ (万葉集 巻一・1番歌 雄略オホハツセワカタケル) ~~~~
籠もよ み籠持ち 堀串もよ み堀串持ち 
この岡に 菜摘ます子 家聞かな 名告らさね 

  そらみつ 大和の国は 
  おしなべて 我こそ居れ 
  しきなべて 我こそ座せ 

我にこそは 告らめ 家をも名をも
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13. 真ん中の三句は 集に載せるにあたって お二階(編集者)から挿入されたと言います(中西進)。

13-1. つまり それらを除くと 元の歌になる。元の歌とは 春の野での若菜摘みのとき男女ふたりがやり取りした他愛ない掛け合いの歌であると。うたがきまたは嬥歌(かがひ)ですね。

13-2. ヨコの平らな人間関係にあって掛け合う生活倫理が 或る種の仕方で――《おしなべてをる国の主(?)と菜摘ます子》とのあいだで――タテの関係としてあたかも成り立ったかに見える仮象なる相聞歌だ。

13-3. 若い時に雄略ワカタケルから求愛を受けて待っていたが そのあと歳が寄って来たので ワカタケルのところに出向いて あの求婚はどうなったの? とうったえた赤猪子という女性の話もあります。

14. こうして わが国にも女性軽視の風潮があらわれた。

15. われわれは お二階から目薬を差すかのように(?) 和を乱すなかれと言われなかったなら 和を乱すことを知らなかった。もともと けんかが絶えないほど仲がよかった。

16. アマテラス公民のオホキミと言ってもふつうのムラヲサであった崇神ミマキイリヒコイニヱとそして市民オホタタネコとの平屋建てなる社会における共同自治が 草の根民主制なのだ。

17. 日本は どこへ行くか?



☆ さらにいろいろご教授ください。

A 回答 (3件)

史書であろうが神話であろうが 行間ないし背後の発想や思想を読んでいます」←そうですか・・・



それにしては 此処で質問と称して 自分の意見を書き記すだけに なってるが?

あなたに回答した 俺以外の人の意見も 俺には(なるほどなぁ・・)と 頷ける回答も多々あったが その回答に対してのあなたの偽お礼の醜さ・・を よく目にしてるが・・?
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この回答へのお礼

例示されたし。批判にしろ賛同にしろ その中身が問題です。

お礼日時:2022/08/20 13:36

こうした一つの見解に立って質問しています。

」←それは あなたの自由だが 神話の神って 何も していない・・

してたのなら 神の理想の里が 何処かにある・・

神話から離れれば 見えてくるものがあるのに・・
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この回答へのお礼

史書であろうが神話であろうが 行間ないし背後の発想や思想を読んでいます。

お礼日時:2022/08/20 10:10

面白い



神話と事実が違うのだから どう考えても解明出来ないのに・・

あなたって 本当に神話が好きだが 神話にハマって 事実を受け入れなくなったみたいですね
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。


見解の相違がありましょう。


ものごとには――その認識には―― 事実(事実認識です)と それをめぐる価値判断をともなう評価(これは したがって 主観真実です)とがあります。

歴史は 学問としては 基本的に事実認識つまり 史実の比定が固有のお仕事です。

歴史をめぐるお話としては 比定した史実をさらに――けっきょくどのような思想のもとに――扱うか。つまりは 《認識事実と主観真実》との一体となった思想(≒生活態度)が ふつうに自然に《世界現実》でしょう。


こうした一つの見解に立って質問しています。




なお 言わずもがなですが 《事実》が人間によって認識されるときにも その人の主観が入らないとは限らないでしょう。

言いかえると 事実認識とそれの主観真実による評価とは 互いにさほど差がない場合が しばしばです。資料がとぼしいときには なおさらでしょう。


いわゆる客観事実について ① 基礎として 科学的であろうとする主観による認識があり また ② その認識事実を人間の主観によって評価する認識があります。

といった前提条件を とりあえず お示ししました。

お礼日時:2022/08/20 09:04

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