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マネタリーベースの増加分だけマネタリーストックが増加しないのはなぜ?

2013年から2018年の5年で
マネタリーベース+500兆円増加
マネタリーストック+200兆円増加

残りの300兆円はどこにいってしまったのでしょうか?

A 回答 (2件)

あなたからの別の質問での、マネタリーベースとマネーストックの関係でお答えしたように、マネーストックには、民間銀行での信用創造による資金が含まれます。



日銀が、異次元の金融緩和を行なって、マネタリーベースを(それ以前から見て)大増発したのに、マネーストックがその増発分さえ増えないのは、民間銀行が信用創造による貸出しを減らしたからです。
これは銀行が先行きの経済見込みを悲観的に感じ、自己防衛として貸出しを控えたからです。また、民間企業側にも、間接金融(銀行からお金を借りる)よりも直接金融(自社で株や債券発行を発行してお金を集める)に切替える流れがあります。

このため、信用乗数(マネーストック/マネタリーベース)が、2008-2010年頃は8倍であったのが、最近は2倍程度にまで下がっています。
これが、マネーストックが増えない主要な理由です。

なお、大増発したマネタリーベースが空回りしていますが、これは日銀当座預金に溜まったままです。
今のところ、金融緩和とか、マネタリーベースの増発は、政府が発行した国債の消化を助けための手段になっているだけ、と言わざるを得ません。
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マネタリーベースは日銀と市長に流通した現金で、マネタリーストックは、金融機関や中央政府を除く経済主体が保有する通貨量の残高ですので、残りは日銀と富裕層その他となるのでしょう。


格差が生じているということです。
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