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プロの実戦より、手の解説をお願いします。
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △3二金
▲7八金 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲2六飛
解説に、「▲2六飛は相掛かりを目指した出だし。」とあります。
初手からの出だし4手は、横歩取りかなと思ってました。
では、▲2五歩に△3二金の意味は何でしょう?
よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • うっかりしました。
    第67回NHK杯 桐山九段対飯島七段戦です。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/07/01 19:34

A 回答 (2件)

プロは形を決めないように指す傾向にあります。

6手目△8五歩ならほとんど横歩取り(後手番なので横歩取らせ)になります。後手から「横歩取りにしましょう」と言っているわけです。で、お互いに飛車先を交換して先手が横歩を取れば、後手に戦法の決定権があります(3三角、3三桂、相横歩、4五角、3八歩など)。でも現在のプロだとほとんどが△3三角なので、実は△3三角のあとは先手に決定権があるようなものです。ですから、後手が横歩取り△3三角をやるのなら、先手が指す戦法の対策を練っておかないといけません。戻って、本譜のように先手が横歩を取らなかった場合は相掛かり模様になり、これも先手の指し手に後手が対応することになります。
さて、6手目△3二金だと後手から一手損角換わりに変化することができます。本譜は8手目△8五歩でしたが、ここで△8八角成と交換します。8五歩を突かないことによって後の▲7五歩からの桂頭攻めにも△8五桂と逃げることができるわけですね。でも、後手が一手損角換わりにするのなら4手目で角交換した方がいいような気がします。この将棋はいつの実戦でしょうかね?
まぁ、他の回答にもありますが駆け引きの一種ですね。この△3二金の一瞬で、先手は横歩と一手損角換わりを予測しなくてはなりません。で、横歩模様だったのが、想定内なのか想定外なのかはわかりませんが結果的には相掛かりになったわけで、水面下で駆け引きが行われているという感じです。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

なるほど、後手番一手損角換わりですか・・
手の広い状況を演出しての水面下の駆け引きなのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/07/01 19:29

6手目の△3二金はちょっとした駆け引きだと思います。

6手目に△8五歩が普通ですが、そうやると先手はノータイムで▲7八金の一手なので、あえて先手に選択肢を与えて少し悩ませようとしたのでしょう。というのは6手目の△3二金だと▲6六歩△8五歩▲7七角△3三角と進んで矢倉や雁木系の飛車先不交換の将棋になる可能性もあるからです。そう進んで後手が不利になるなら△3二金は疑問手ってことになる。将棋は頭脳ゲームですから相手に無駄に考えさせるという戦略が成立するんです。その手は桑名の焼きはまぐりと先手は▲7八金として以下、定跡手順に戻りました。最終手の▲2六飛で▲3四飛なら横歩取りで、その場合後手が何を企んでいたかはわかりませんが、先手はまたも自重して▲2六飛としました。こうなると横歩取りの激しい変化とはならず、比較的穏便な相掛かりの将棋となります。相居飛車の序盤は、こんな風に腹のさぐりあいの駆け引きになることが多いです。
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この回答へのお礼

そうですか、相手にちょっと考えてもらうという戦略でしたか。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/30 20:20

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