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刑事を、なぜデカと呼ぶのですか?

A 回答 (3件)

明治期の私服刑事は、主に洋服ではなく和服を着ていました。

和服の上に角袖(四角い形をした袖)の和外套を羽織った姿であったため、この角袖を着ていた刑事は「角袖巡査」または略して「角袖」などと呼ばれていました。実際明治期の小説などでは「角袖巡査」という言葉がよく見られます。
 いつかなぞも余り男と一緒に歩いたり何かするものだから、角の交番でね、不審にしてね、角袖巡査が家の前に立っていたことがあったと云いますよ。(田山花袋『蒲団』より)
 この「カクソデ」という言葉をアナグラム(音の並べ替え)的にもじって、香具師(やし:いわゆるテキヤ)などの間で隠語として「クソデカ(糞デカ)」という蔑称を作り出したのが起源とされています。やがて「クソデカ」から「クソ」が消え、現在の「デカ」として定着したようです。
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角袖 → カクソデ → クソデカ → デカ

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デカの語源は明治時代に遡ります。

そのころの犯罪者や街のゴロツキたちが、仲間同士で使っていた隠語がもとになったといいます。

当時の刑事巡査は、「犯人に警察関係者だとバレにくい」など職務上の必要から、制服ではなく私服を着ている場合がありました。時代的には私服といっても洋装ではなく、和服でしたが、その上には和服用のコート(外套:がいとう)を着用していました。このコートは袖が四角かったことから「角袖(かくそで)外套」と言われ、それを着ていた巡査のことは「角袖巡査」や「角袖」と呼ばれていました。

この「角袖(カクソデ)」の文字を並び替えた「クソデカ(糞デカ)」というのが、一部のゴロツキたちの間では、刑事を軽蔑したりバカにしたりしていう呼び方、いわゆる蔑称(べっしょう)として使われていました。その「クソ」を取ってより短い言葉で定着したのが「デカ」というわけです(もとは刑事だけでなく警察官を指した蔑称だったという説もあります)。

「カクソデ」→「クソデカ」→「デカ」

と変遷してきたわけですね。
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