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例えば従来からある「貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」というような形式ばった決まり文句。最近耳にする「お客様におかれましては、手洗い・消毒・マスク着用をお願い申し上げます」というようなアナウンス。
 この「おかれましては」はどういう意味・使い方なのでしょうか。「東京においてオリンピックを開催する」の「おいて」を尊敬語にしたものでしょうか。だとしたら、「あなたがお住まいの東京におかれましてオリンピックを開催する」がおかしいのと同様、「おいて」という場所を示す語を尊敬語にするのはおかしくありませんか。

質問者からの補足コメント

  • 「先生が机の上に置かれた万年筆は年代物ですね」というように、動詞を尊敬語にすることで先生を敬う、のなら理解できます。しかし、「先生におかれましては」というのがわかりません。

    お礼は遅くなります。ありがとうございました。

      補足日時:2020/12/05 09:23

A 回答 (6件)

以前調べてみて泥沼にはまりました。

この問題を辞書をひいて理解するのは相当たいへんです。
 詳しくは下記をご参照ください。現在は辞書の記述がかわっているかもしれません。
【weblio の話〈1〉〜〈5〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12386828660.html

 長い話なので、要点だけ。
 まず結論を書くと、「おかれまして(は)」は、動詞「置く・於く」から派生した語で、場所などを表わす「では」「は」の尊敬語と言ってよいでしょう(人に使って「にとっては」の意味になることも)。非常に敬度の高い語で、現代の日常語としてはめったに使われません。
 質問者が例にあげた「貴社におかれまして」のように、慣用句的に使われるだけでしょう。基本的に書き言葉で、話し言葉ではよほどのときでなければ使わないと思います(個人的には、ギャグで使うことがあります)。
「貴社」を場所と考えると異和感が強くなります。↓の辞書の「3 場合・事柄を表す」と考えれば、「人」にも使えます。「貴社」も一種の擬人化と考えればよいのでは。
 ただし、先行コメントにあるとおり、元々「場所」を表わす言葉で、そこに住む(居る)を表わす尊敬表現がいろいろあります。「お館様」のほか、
「奥様」もそうでしょう。そもそも敬意を表わす「○○の方」だって、「方角」から来ているはずです。
「あなたがお住まいの東京におかれましてオリンピックを開催する」は「間違い」ではないでしょうが、相当異様です。過剰敬語でしょうし、古臭い……。
 江戸時代に、大坂の(代表者的な)人が(誰?)、江戸の(代表者的な)人に対して「こ(の)たび、江戸におかれ(まし)ては……」と言うなら、おかしくないかもしれません。
 そう考えると、現代でも全国知事会議なら「東京におかれましてオリンピックを開催なさる」と言うのかもしれません。(←言わないって!)。



 ↑のリンクを踏まえた上で、要点だけ書き出す。
「おかれまして」は、おそらく下記のような成り立ちと思われる。
1)「置く・於く」→ 「おいて」(「おきて」の音便)
2)「置く・於く」→ 「おきまして」(連用形「おき」の丁寧語)→ 「おかれまして」(「おきまして」の尊敬語)
 1)と2)はちょっと系列が違うが、結果的には「おきまして」は「おいて」の尊敬語と考えるとよさそう。「おいて」自体がもって回った表現なので、印象としては敬度が相当高い。

 Web辞書の「於いて」の記述は下記のとおり。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/27215/meaning/m0u/
===========引用開始
おい‐て【×於て】の意味

出典:デジタル大辞泉(小学館)

[連語]《動詞「お(置)く」の連用形に接続助詞「て」の付いた「おきて」の音変化》(「…において」の形で用いる)
1 場所を表す。…で。…にて。「東京に於て大会を挙行する」

2 時間を表す。…のときに。「過去に於てそうであったことが現在もそうとは限らない」

3 場合・事柄を表す。…に関して。…について。…にあって。「技術に於て劣る」「人にはなんでもないことが、彼に於ては苦痛であった」

4 (係助詞「は」を伴って)仮定条件を表す。…の場合には。

「還幸なからんに―は」〈平家・一〇〉
===========引用終了

「貴社におかれましては」は「3 場合・事柄を表す」でよいだろう。「1 場所を表す」でも構わないが、「場所」に尊敬語を使うと異和感も生まれそう。「3 場合・事柄を表す」なら、例文に「彼に於て」があるように、「人」に使ってもおかしくない。
 辞書に従うなら「貴社に関して。貴社について。貴社にあって」ぐらい。もっと簡明に「貴社は」でも意味はそんなにかわらない。
「お客様におかれましては」も同様。
 もって回った言い方をもとにした敬度の高い表現だから、使い方は限られる。「あなたさまに」にかえられるぐらいでないと不自然なのでは。
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元々は皇族に使われた敬語だと思います。


「天皇陛下におかれましては、」のように、人に使うもので、会社などに使用するものではなかったと考えます。江戸時代の将軍や大名にも使った、
場所をあらわすことで、そこに存在する人物を表現する言い方です。既に「殿」とか、「お館(やかた)様」のように、住む場所で呼ぶ習慣があったのです。戦後、そのような敬語が姿を消しましたが、思い出したように使う人もあるのですね。
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文法上の説明なら他にいくらでもあるので調べてみてください。



場所・時間・物・事柄がまず在って、それに関連・付随した説明や状態・補足をしたいときに使う表現です。
無駄の多い表現をするとしたら「~について言いますと」みたいなことになるでしょうか。

元は動詞発祥の言葉ですので目上の方などには丁寧な表現が存在するということです。
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於いて。

が正解です。

貴社益々ご清栄の事、、、、で始まるが、普通。
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物事や場所に対しては使いません。



「おいて」の尊敬語+丁寧語なので、人とか人が構成する組織に対して使います。
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それで良い。



於いて。です。
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