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17歳です。
高校2年くらいから現在まで、感情の浮き沈みが激しく、急に凄く学校に行きたく無くなり泣きそうになってしまったりして自分でも制御出来なくて困っています。
食事量の割に太っている、浮腫んでいる、常にだるい等々で甲状腺の検査をしたときにPMSや自律神経失調症の疑いもあると言われました。
PMSと自律神経失調症はどのように違うのかを教えて欲しいのと、仮にPMSや自律神経失調症だった場合どのような治療になるのでしょうか。薬などは貰えるのでしょうか。

A 回答 (1件)

2021年04月06日更新履歴


社会医療法人博愛会 相良病院 婦人科 部長
城田 京子 先生監修によると
PMSには身体症状と精神症状があり、どちらも非常に多くの症状が出現するのが特徴です。これらの症状は、月経の3~10日ほど前から始まり、月経の開始とともに改善傾向を示します。それぞれの代表的な症状は次の通りです。

身体症状
体の一部に痛みが生じる症状
下腹部痛
頭痛
腰痛
乳房痛
など

「自律神経失調症状」
動悸
悪心
めまい
など

また、脚のむくみや体重増加など、体内の水分が増加することによる症状もみられます。

精神症状
イライラ感
抑うつ
不安・緊張感
易疲労感
不眠
無気力
判断力の低下
など

重症なケースでは、イライラ感や怒りが強くなって他者を無意識に罵倒したり、攻撃したりすることもあります。また、周囲に理解してもらえない辛さから引きこもりになることもあります。


検査・診断
PMSは、検査で診断がつくものではありませんが、貧血や栄養不足などPMSと似たような症状を引き起こす他の原因がないか確認する必要があります。

しかし、PMSを診断するうえでもっとも重要なものは詳細な問診です。問診では症状や発症時期、月経周期、妊娠・出産歴、生活環境などさまざまな項目がチェックされます。

子宮や卵巣などに異常がないか調べるために超音波検査が行われることもあります。さらに、重症なケースではうつ病などの他の精神疾患との鑑別を行うために、精神科や心療内科などの専門医を紹介されることもあります。

治療
比較的軽症な場合には、カウンセリングや生活習慣改善のための指導が行われます。PMSの改善のためには、有酸素運動を主体とした適度な運動、禁煙、節酒、ストレスの解消などを行います。

薬物療法
これらの対策によっても症状が改善しない場合には、エストロゲンとプロゲステロンが配合された低用量経口避妊薬が使用されることがありますが、効果は人によって異なります。また、イライラ感などの自律神経失調症状には当帰芍薬散などの漢方薬、頭痛をはじめとした体の痛みに対しては消炎鎮痛剤が使用されます。

重症な場合には精神症状が強く現れ、日常生活に支障を来すことが多いため、抗うつ薬が使用されることもあります。
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