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【化学】白い洋服の汗染みの黄ばみは熱湯に洗濯用洗剤を入れて30分間浸け置き洗いをすると黄ばみが取れるそうですがなぜ水やお湯で洗っても黄ばみが取れないのに熱湯で取れるのですか?でもアルミ鍋だと化学反応を起こして黒ずむそうです。

アルミ鍋+洗濯用洗剤+熱湯+汗染みの黄ばみがある白洋服=黒ずむ理由の化学反応の仕組みを教えて下さい。

ステンレス鍋だと

ステンレス鍋+洗濯用洗剤+熱湯+汗染み黄ばみがある白洋服=真っ白になった白洋服

この差はなに?

なぜ白くなるの?

A 回答 (1件)

1. 水やお温では落ちないが、熱湯ならとれる理由


洗濯用洗剤に含まれる成分の内、黄ばみを落とすのに関係する成分は以下の通りで、それぞれ温度に違いがあるとどうなるか説明します。
・界面活性剤、アルカリ剤:
水に溶けにくい成分(今回場合、皮脂やタンパク質)を溶けやすくします。温度が上がると、皮脂やタンパク質の溶解度が上がるので汚れが落ちやすくなります。

・酵素:
タンパク質だけを分解することで、衣類の生地を痛めずに汚れを落とすことができます。酵素には最適な温度がそれぞれにありますが、洗濯用洗剤の中の酵素は恐らくぬるま湯くらいが最適なので、熱湯では効果が落ちます。

・漂白剤:
皮脂、タンパク質等を分解することで、水に溶けやすくしたり、色を無くしたりします。こちらは化学反応なので、温度が上がると累乗で反応速度が上がるため、汚れが落ちやすくなります。
※アレニウスの式をご参照ください。Tで示されたものが温度です。

ということで、酵素は効果が弱まりますが、界面活性剤、アルカリ剤、漂白剤の効果が強まり、総合的に汚れを落としやすい状態になるために黄ばみが落ちます。

2. アルミ鍋だと黒ずむ理由
洗濯用洗剤が入った水はアルカリ性になります。アルカリ性の水をアルミ鍋で煮ると、水酸化アルミニウムが生成されるので黒色になります。黒変化現象と呼ばれているそうです。
ステンレス鍋の表面には汚れを防ぐための酸化皮膜がありますし、そもそもアルミがないので水酸化アルミニウムができません。
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