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統計学についてです。ある解熱剤の服用前、服用後の体温の変化から、この薬に解熱作用はあるのか検証する場合、何の検定を行えば良いのでしょうか?教えてください。

A 回答 (1件)

企業で統計を推進する立場の者です。



「」内の検定を行います。

発熱している患者が100名ほどいて、性別、年齢、症状などに着眼しつつ、均質になるようランダムに2群に分けます(層別サンプリング)。
そして、一方にこの薬を、もう一方にプラセボ(偽薬)を投与します。投与して一定時間経過後の症状を観測します。
その結果(解熱効果があったか無かったか)を「2×2分割表の検定」に掛けます。
これをランダム化比較試験と言います。

何℃の解熱効果があったか、という体温変化は誤差(熱の下がり方の速さ等の個人差)が大きいので一般には用いられません。

もし、体温変化を追跡できるのであれば、「反復測定の分散分析」を用います。この方法は、一般のテキストにはあまり書いてありませんが、医学関係の統計の本には出てきます。


ところで、A子さんについて効くのかどうか調べよう、という1個体での試験は原理的に無理です。因果分析の根本問題(Holland 1986)と言われる問題です。放っておいても直る場合がありますが、下の図のように薬を飲んでしまうと、放っておいたケースの観測ができないからです。生理のように繰り返し症状が出る場合は、複数回にわたる投与あり無しの実験ができます。
「統計学についてです。ある解熱剤の服用前、」の回答画像1
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