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ニュースなどで、日本が外国、国際機関等に支援する際、実際の金の動きはどうなんでしょう。例えば、ある国に300億の支援をした等よく耳にしますが、金の動きはどうなんでしょう?どこかの口座に振り込まれるのでしょうか。

A 回答 (2件)

私は国際金融やODA(政府開発援助)に関わった経験など全くない、通りすがりの者ですが、日本から外国(支援される国)に一括して送金するわけじゃないらしいです。


日本政府の偉い人(官僚)たちは、目上(有力政治家や米国など)に対しては懇切丁寧でも、目下に対しては、こまごました仕事などやりたくないんですよ。目下というと語弊がありますが。外務省がJICA(ジャイカ)に仕事を投げて、JICAは民間コンサルタントに投げるようです。お金についても、日本政府から外国の銀行の口座にドルを送金するなんて面倒なことはやりたくなくて、日本の銀行に円で入金するようです。それなら楽ですから。

たとえば、日本政府がウクライナ政府に300億円援助するとしましょう。三井住友銀行などに、ウクライナ国立銀行が口座を開きます。そして、ウクライナが、破壊されたインフラの復旧工事を行うとしましょう。コンサルタントが、ウクライナ政府と委託契約を結び、工事の基本計画や業者の入札選定を推進します。
次に、選定された業者が、工事を実施します。業者は三井住友銀行(内のウクライナ国立銀行口座)に支払いを請求します。三井住友は日本政府に請求します。日本政府が支払います。三井住友は、それを業者に支払います。

というような感じで、結局ウクライナには送金しないでしょう。特に工事業者が日本企業の場合、お金は日本国内で動くことになりますね。まあ詳しくいうと、資材や労働者の一部を現地ウクライナで調達したり、こまごました話になるでしょうけど。
今は昔と違って、タイド(ひも付き援助)ではなくアンタイドがほとんどですが、それは入札に制限を設けないという意味であって、入札の結果日本企業が受注することはあるそうです。3割くらいかも知れません。まあそれでも7割は外国企業が受注するというような感じになりますが。
たとえばドイツ企業が受注した場合、海外送金となるでしょうが、上述の例でいうと三井住友などがドイツに送金するんでしょう。いずれにせよ、ウクライナに300億円を一括して送金する話には、なりようがないわけです。
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この回答へのお礼

なる程。ケースによっては日本企業が潤う事にもなると。ありがとうございました。

お礼日時:2022/04/22 07:32

SWIFTを利用しているんだと


思います。

例えばある銀行の口座保持者が別の国にある銀行の
誰々の口座に送金したいと考えた場合、

「○○銀行の△△の口座に□□ドルを送金する」という
メッセージを送信し、SWIFTは「SWIFTNet」と呼ばれる
メッセージをやり取りするためのネットワークを通じ、
金融機関の間のメッセージ中継を行なう。

このメッセージを受け取った送金指示先の銀行は、
当該の口座に指定金額を振り込むことで対応します。


だから、SWIFTが使えなくなると
貿易が困難になります。

ロシアがこのSWIFTの経済制裁を
受けましたが、中央銀行は、標的になって
いません。

全面的にやられれば、貿易の80%が
出来なくなります。
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この回答へのお礼

キャッシュの場合、円→$→現地通貨となるんでしょうね。ロシアはSWIFTの停止で物が買えない、売れないという事でしょうか。ありがとうございました。

お礼日時:2022/04/22 07:39

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