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バッハの平均律1集と2集に付いている調号(#やbの数)ですが、ほとんど同じ調号の順になっています。ところが8番だけ、利用している調号が異なります。1集はb6個 2集は#6個です。なぜ8番だけ異なっているのでしょうか? 絶対的な弾く位置が、同じということは理解しています(主音がgesとfis)。

A 回答 (2件)

No.1 です。



#1 に「第1集の第8曲については、プレリュードは変ホ短調(フラット6個)ですが、フーガは嬰ニ短調(シャープ6個)で書かれている」と書きましたが、校訂者や出版社によってまちまちですね。
バッハさんがどちらで書いたのかは確認できませんでしたが、ペータース版、ベーレンライター版が「原典版」と銘打っているので、バッハさんはプレリュードとフーガを別な調記号で書いたのではないかと思います。

必要であれば、ご自分でいろいろな版をご確認ください。

https://imslp.org/wiki/Das_wohltemperierte_Klavi …

プレリュード、フーガとも変ホ短調(フラット6個)のもの
・Breitkopf & Härtel (1916)、ブゾーニ校訂

プレリュードが変ホ短調(フラット6個)、フーガが嬰ニ短調(シャープ6個)のもの
・Edition Peters (1963)
・Barenreiter (1989)

第2集の第8番は、おおむね「プレリュード、フーガとも嬰ニ短調(シャープ6個)」になっているようです。
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この回答へのお礼

いろいろとありがとうございました。手持ちの楽譜(2種)ですが、1集の8番はプレリュード/フーガ共にb6個。2集の8番はプレリュード/フーガ共に#6個でした。

お礼日時:2022/05/11 11:27

作曲したバッハさんに聞かないと分からないでしょうね。



「絶対的な弾く位置が、同じということは理解しています(主音がgesとfis)」と書かれているので、「五度圏表」というものは理解されていると思います。下記のようなもの。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%BA%A6 …
https://www.phonim.com/post/what-is-the-circle-o …

ここでわかるように、「平均律」という立場からは
 変ト長調(G♭ Major, Ges-dur)= 嬰へ長調(F♯ Major, Fis-dur)
 変ホ短調(E♭ Minor, es-moll)= 嬰ニ短調(D♯ Minor, dis-moll)
ということになります。
譜面を書くときにどちらの調で書くかは、作曲家しだいということです。

第1集の第8曲については、プレリュードは変ホ短調(フラット6個)ですが、フーガは嬰ニ短調(シャープ6個)で書かれていますね。
曲のイメージと調号との関係や、楽譜の「見た目」とか「弾きやすさ」といったことを考慮しているのだと思います。バッハさんは「シャープ系のイメージ、響き」「フラット系のイメージ、響き」というものを持っていたのだと思います。「絶対音感」のようなものも関係するのかもしれません(私にはない感覚なので分かりませんが)。
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