
大学生にもなって文学作品をまともに読んだことが皆無なので、流石に21歳にもなってなんか読むかと思い、図書館でドフトエフスキーの「貧しき人びと」を借りてきて、今読み終わったのですが、話の内容そのものはさほど難しくなかったのですが、まあ切なくなるシーンも、滑稽で笑えるシーンもありましたが、はっきり言ってまあ暇つぶしくらいには読んでもいねという感想しか出てきません。一応ドフトエフスキーの作品を有名なやつはざっと読もうかなと思ったのですが、処女作でこの程度の感想しか出てこない場合はもうやめた方がいいのでしょうか?
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
(なんで一部からは便秘小説とまで呼ばれる作家を選びましたかね笑)
どうするかですが、
読書を娯楽と捉え、この作家合わないなーで別の作家に乗り換えるもよし。
名作とされる作品だけでも、一生かかっても読み切れないだけありますからね。
読書を知の世界を深め、自分の知識体系をより多角的そして緻密にするため、と捉えて読み続けるもよし。
こいつ合わないなーと思っても、自分の文章表現をブラッシュアップするために読む、でもいいですね。
正直言って質問者さんが何をしたいのかちょっとよくわかりません。
最初の動機は「教養を深めたほうがいいのではないか、そのために歴史の参考書に載っているような名作を読んでみよう」だったのではないのですか?
少なくともそうなのかなと思ってご質問を読みました。
なのに感想ときたら「今期のドラマで面白いといわれたのを見たけどそこそこしかはまれなかった、切ったほうがいいかな?」みたいな、初心を忘れたものになってしまっていますよね。
どっち?
読書の目的は「楽しいから」でいいんですよ。
だから、上に書いた目的、あるいはそれ以外でもなんでも、自分の実になると思えるならばそれでいいんです。
ひいては、それによって自分の人生が充実した、実り多いものだったと満足できることが大事です。
何で自分の人生が充実したと思えるか、何が楽しいかは人それぞれです。
ネットフリックスのオリジナルドラマと同列、完全に娯楽として本を読む人もいます。
ただ、読書を娯楽と捉えるのなら、合う合わないがはっきりしているため、発掘作業が必要になりますね。
ドストエフスキーは150年ほどは昔の人でしょう。人間の感情は普遍的ですが、時代がそれだけ違い、国まで違うと相当違う価値観、現代人からすると違和感がありすぎる価値観で生きていたりします。
明治の文豪の作品を読んでも「え、今そこでそういう考え方する?」と冷めたりしますからね。
たとえば、昔の作品はその当時の情勢や時代背景が必ず絡んできます。たとえば新聞小説だと、いわば毎週配信だったわけなので、盛り上げかたが当時の商習慣に合わせてだったり、他に娯楽がない人のために引き伸ばしがあったりするんですよ。
こういうのを知っている、知らないでも楽しめるかどうか変わってきますよね。
知らないと、合わない度合いが高くなります。作家だけでなく、時代や国を手掛かりに探すと良いかもしれません。
それにしても、なぜドストエフスキーを選びました?
何か理由があるはずなんです。何となくとか、知名度とかでも十分です。
そこに理由があるのなら、あなたは自分の知の世界を広げるために読んでいるとも言えます。
今はまだ、教養を深めるためというのは勉強に近い、楽しさとは程遠い作業に感じられるかもしれませんが…。
それこそが楽しくて読書をする人もたくさんいます。
知の世界に没入すること自体が楽しい。そしてそれにより、自分の知の世界を練り上げている、知性のパフォーマンスを上げていけているという実感こそが楽しい。だから読書をするのです。
質問者さんは今その入り口に立っているわけですから、奥がよく見えず、本当にこの中楽しいのかなと疑問に思っているわけです。それはそうですよね。でもだから、もう少し、踏み込んでみてもいいと思います。
ドストエフスキーはニーチェ、サルトル、はては社会主義の精神の根幹にまで多大な影響を与えたと言われます。ということは、この後これらに関する本を読むと、どこかで繋がりを感じるかもしれません。
それをより明確に、より体系的につかめるようになる、自分が深まるのを感じる、というのは楽しいものです。
逆に言うと、自分の頭の中に、そうした刺激でしか満たされない飢えがあって、それに餌をやるために読書するのです。
その餌が読書以外のものでないといけない人は、読書より別の何かをしたほうがいいということです。
話を戻しまして、おまけもあります。
こうした話題になったときに、前提知識がないと言えないコメントを言えるようになります。そうすると、周囲の人からは「あの人は教養がある人だ」と一目置かれる…かもしれません。そこが目的でないにしても、悪い気はしないかもしれませんよね。
それから、時間の流れに耐えて残った文芸作品に触れると、なぜかわかりませんが自分が多大な人類の一員であるという実感を得られるんです。過去の多くの人がどう評価してきたか、それを通じて長い歴史の流れの中で自分はちっぽけな1点にすぎないという自覚を持てるからでしょうね。
あとは、小説から文章表現を学ぶでもいいと思います。
私には、こいつの人間性合わんわーと思いつつも、文章は流麗で心地よいので読んでいる作家もいます。はっきりいうと三島由紀夫などです。
質問者さん、ご質問を他人の目で読み返してみてください。
ひどい文章だと思いませんか?
最初の1行目にすでに「大学生にもなって」「21歳にもなって」と同じ意味が並べてある、ですが強調のための反復表現ではなく、単に雑でだらしがないだけ。
そこに何も考えずに「~なのですが」で5行も繋げており、読みづらい文章になっています。
そして、ドストエフスキーの名前も2回間違っている…(個人的には、ドストエフスキーはの2つ目は間違いやすいよねと共感はします)。
上でちらりと書いたように、読みづらいだけでなく、質問者さんが何を考えて何をしたいのか、必要な言葉が足りていません。
他人の目に、自分の伝えたいこと、伝わってほしいことを、きちんと伝わるように書けていないんです。
本を読み、多くの文章に触れると、自然と自分の文章表現を磨くことにもなるでしょう。
私の文章はどうなんだ?反面教師と思ってください。
時間経過の洗礼を受けても残る文芸作品に触れることで、自然と頭の中の言葉のひきだしは増えるでしょう。そのことで自分の意見がもっと伝わりやすくなるかもしれません。
それに、言葉を多く学ぶということは、精神安定につながります。
ご存知ですか?十分な言葉を学んでいない人は、情緒不安定に陥りやすいんです。自分が抱えている細かい感情、心の中を言葉にできないから、自分でも自分がどういう状態かわからない。他人に伝えるすべもない。
だから苛立つんです。
そういう副産物目当てで読書を積み重ねてもいいと思いますよ。
何にしても、大学生ならまとまった時間を取れるモラトリアムでもあるはずです。夏休みですとか。社会人に比べたらね。
集中的に、こうした読書とは自分にとって何なのか?を掘り下げることで、今後の一生にも影響がある何かが得られると思いますよ。
どういう結論になるにしても。
長い文章となりましたが、お目通しくださったのならありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
いろんな本にトライすると良いですよ。
私は年間500冊くらい読んでましたが、流石に年齢的にペースが落ちて来て
今は200冊くらいになりました。
海外の本はあまり読みませんね。
メインは歴史小説が多いですが、吉村昭も良いですね。
奥さんも作家で津村節子。
吉村昭も津村節子も出版されたものは全て読みました。
また、山岡荘八の「徳川家康」は、読み応え充分ですよ。
是非、読んでみてください。
来年のNHK大河は「徳川家康」みたいですよ。
櫻井翔くんの家康です。
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