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元祖ヘアヌード写真集として篠山紀信が撮影した樋口可南子のwater fruitやSanta Fe宮沢りえが有名ですが、この2作が世に出なければヘア解禁はもっと遅れていましたか?また何故ヘアを見せることは禁止されていたのですか?それほど猥褻ではないと思うのですが。

A 回答 (5件)

猥褻の基準は、その時の官憲が主観で決めてきた。

 かつて、「チャタレー夫人の恋人」の伊藤整の日本語訳本が猥褻本と認定されて、伊藤整と出版社社長が有罪となったが、今読めばどこが猥褻かと思われる代物。 かつては、官憲が陰毛を猥褻としていたが、今は性器をさらすことだけが猥褻となっており、性器でなくて排泄器官である肛門の写真は合法となっている。

日本でヘアヌードが解禁されたのは、樋口可南子のwater fruitや宮沢りえのSanta Feが出版されたからではなく、1970年代後半から、国内の文化人たちによる陰毛解禁の運動が進められ、いくつかのヘアヌード写真集が出版され始め、最終的にはその集大成である篠山紀信の写真集によって、ヘアヌードはが日の目を見ることになったもの。 

以下は、週刊ポスト2021年7月2日号からの抜粋

1970年代に、日本でポルノを解禁しないのは欧米に比べて遅れているのではないか、という意見が高まり始め、サブカルチャー誌の雄として知られる『スタジオ・ボイス』(流行通信)が1977年に「陰毛解禁運動」なる連続企画を掲載していたのは正にその象徴だろう。

 美輪明宏、フランソワーズ・モレシャン、立木義浩、四谷シモンといった文化人が猥褻規制や陰毛解禁について語っていくこの企画、なんと1年にわたって連載されたのだから、同誌の陰毛解禁に対する思い入れの強さが感じられる。

 この特集の第1回の前文にはこう書かれている。

「陰毛表現一つを取り上げてみてもこの現在の日本の表現の自由における状況は、どんなに閉そく的であるかは、これから記していくことから明らかになるだろう。(中略)日本はこのままでは、文化的鎖国状態になってしまうだろうから……」

 陰毛を語ることが表現の自由を語ることだった、そんな時代があったのである。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。目からウロコが落ちました。

お礼日時:2022/07/12 10:06

1970年代後半に、週刊誌(新潮か文春)がストーキング(公衆の面前を裸で走ること、ストーカーとは別)女性の写真を掲載したのが、事実上のヘアの初公開だったはず、回収はされなかったと思う。

それ以前からアンダーグラウンドメディアなどで出ていたから、時代の流れでしょうね。
当時、海外から丸出しの雑誌を持ち込むと、放棄しない場合、税関で太いマジックインキで塗りつぶさせられました。バターで消えるなど、真偽がわからない話もありました。

映画だと、1985年の東京映画祭で公開されたオーウェルの「1984年」が映画祭に限ってヘアが許可されたのが嚆矢です。劇場公開時にはぼかしが入っていました。
劇場用のポルノ映画だと、ぼかす以前にアングルで回避していました。
「洗濯屋ケンちゃん」のような大ヒット裏ビデオが登場したのもこの時期ですから、準備はできていたのかな。chんと映っている以外、今のAVにかないません。

なお、絵画では特に禁止されていませんでした。中学校の図書室にあるが衆のその部分だけg手垢で汚れていましたよ(トホホ)。

文学作品だと「チャタレイ」事件の他に、野坂昭如氏が「四畳半襖の下張り」で騒ぎになりましたね。
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写真家にそんな力はありませんよ。

広告塔に利用された(相互利用)だけです。

なお、「それほど猥褻ではない」とおっしゃいますが、猥褻の基準というのは時代によって大きく変わります。

例えば今は絶対悪のように言われるタバコだって、昔は電車の中でさえ自由に吸えて、誰もそれを当たり前のように思っていた。

時代ってそんなふうに変わるんですよ。

未来は、ひょっとしたら「両穴バイブでパフォーマンスを見せるアイドル」なんてのが出てくるかもしれないですね。
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当時の世相からだと、数ヶ月遅れて篠山紀信以外の写真集がかわりに解禁されただけだと思いますよ。


そもそも篠山紀信はそれ以前からヘアヌード写真の限界に挑戦していましたし、
ビニ本からの流れとアダルトビデオの一般普及で、出版に検閲がはいるだけで、雑誌、テレビ、映画、ビデオなどそれぞれ別々の倫理規定だったわけで、写真集以外では発表できなかったわけではないので。
倫理規定のマルチメディア化のために、有名女優を使ってヘアヌードを大手出版社から出版し、マスコミ(と家電メーカー)が一丸となって宣伝、ブーム化する必要があったのです。
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文章ぢゃあ無くて、


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アップでッ!
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