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病院や医師と、患者との仲介役が必要だと思っています。
母が緊急入院してそれに付き添って感じたのですが、
患者にとって、病院や治療は余りにもわかりにくく、
入院の手続きをはじめ、医師の説明もすべてにおいて、
「なっていない」ことにびっくりしました。
これは医者が悪い、病院が悪いではなく、制度やシステムに
問題があるのだと思います。
最低限、担当医に「聞きたいことも聞けず、説明もせず」
という状態だけは解決すべきだと思います。
素人である患者サイドに立って診察に同席し、
医師に「しっかり説明させる、質問に答えさせる」という役が必要です。
制度としてどうなのか、民間でビジネス化できないか、
有識者の方教えてください。
ビジネス化できるのなら本気で考えます。よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
質問者さんは
>素人である患者サイドに立って診察に対し、「医師がしっかり説明し、質問に答える」というオープンな診療が必要なだけです。
という事は十分判ってて、それが実現されてない現実、および将来に渡ってもそれが改善される見通しが立っていないのに憤ってこの質問を立てられたんだと思います。
今の医者(特に勤務医)は医学の事しか勉強してませんし、他人とのコミュニケートの仕方に関しては小学生レベルです。俺の診療のどこが不満だ、という態度が見え見えで、改善する気持ちもなければ、注意できる人もいません。
一方、病院はほとんど独立採算性になって来ていますので、いかに赤字を減らすかのために奔走し、相変わらずの検査ずけ、薬漬け、もうからない寝たきり患者の追い出し経営に終始し、患者サービスと言って取って付けたような「様付け」です。
はっきり言ってこんな日本の医療に未来はありません。国民皆保険はどこでも、だれでも、同質の医療を享受できる世界に誇れる、世界一の医療制度だ!、混合診療反対!、株式会社参入反対!等と戯言ほざいている日本医師会が医療行政に力を及ぼす限り、質問者さんの苦しみは解消されないでしょう。
望みはやはり、政府が予算削減で目論んでいる「医療への株式会社参入」と「公的保険から民間医療保険への移行」の実現でしょう。これが実現されれば、医療の質はともかく(アメリカでも患者を獲得するため、実験的な心臓移植や、人工臓器手術をばんばんやって、患者=モルモット状態になった時期があります)、患者へのサービスが悪い病院はどんどん駆逐されていきます。お金のある人は限りなく親切で腕の良いドクターに治療してもらえ、万々歳です。お金のない人々は、研修医に毛が生えたような医師に治療され、失敗しても文句も言えないという、今より悲惨な状況は覚悟しなければならないでしょうが、、。
現状の医療制度を変えずに、医療サイドと患者サイドをスムースに結びつける役割を果たすと言えば、やはり保険会社による代行業務でしょうか。自動車事故では、当然のごとく加害者と被害者の仲裁を行う仲介業務を行っていますので、今盛んに宣伝打ってる、アリコやアフラック等外資であれば、こういったサービスが利益を生むと判断すれば乗り出して来るでしょう。
私も医師ですが、法的な事はよくわかりませんが、やろうと思えば個人でこういったサービス代行業務を立ち上げても問題ないと思います。訴訟では弁護士が代理人になる訳で、損害賠償等では保険屋さんが本人のはんこを押した委任状を持ってやって来て個人情報を聞き出して行きます。本人との契約さえしっかりやれば大丈夫じゃないでしょうか。ただ新規事業ですので、認知されるまでの時間や、値段設定、宣伝方法等クリアする問題が多そうですね。しかし、面白い発想と思います。是非がんばって下さい。
bluesemanさん
わかりやすくご丁寧にご回答いただきましてありがとうざいます。非常によくわかりました。
あれだけ毎日患者でいっぱいで、忙しくされているのに「経営が厳しい」という現実にも問題があると思います。
医療機器や薬の価格も適正であるとはいえないと感じます。
精神的に余裕がない状態で、確かに、物分りの悪い患者に腹が立つのもわかります。
また、医師免許の取得に「人間性」が重視されないために社会性に問題のある医師も多いということや、それぞれの立場による考えの違い、監督官庁や政治自体のあり方、自由化の弊害など、お教えいただいた各課題の改善可能性を踏まえて、「まずできること」を考えるに、やはり「仲介役」を作ることではないかと改めて思いました。
仰る通り、保険会社が付随または、有料のサービスとして行う可能性は高いですね。それでもいいと思います。なにより「情報と立場の不均衡」を無くし、利用者が「本来得るべき便益を得ることができる」ような状態になることを望んでいます。
医療以外にもこのような「不自然な交換」が行われている業界はほかにもあると思います。ただ、医療に関しては、ビジネスうんぬんではかたずけられない問題だと感じました。
閉鎖的な業界に日が当たり、制度自体や、医師や看護婦さんの労働環境の改善も含めて、少しでも最適化がなされることも希望しています。ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
以前、治験の管理を行っている公団を見学したことがあります。
仕事は、ファイリングに、SEとしての入力プログラム作成、というのが主でした。医者が作成した治験薬についてカルテから読み取り、書き写し、入力し、入力ミスを正すだけですね。別に病院の現地調査をしているわけでもありません。治験を引き受けてくれる人を脅かしたとか、威圧的な言い方をして嘘を書いたとか、そういったことを調べたり教育しているわけでもありません。大体、実験計画などの現場で使える知識がない人たちばかりです。
現場を監督せず、脅かすだけの資格など、無意味です。決して、使う側の立場にはなっていません。サービスは誇りじゃなくて、義務だと思います。どうして、公団のような覆いが必要なのでしょうか。
piooさん
ご回答ありがとうございます。
ご返事が遅れましてすいません。
いろいろな力が作用して、本来の目的からズレた制度や
システムになってしまっていることは他にもいっぱいあると思います。
結局、最終的に「ヒトのやること」なので、
バランスを保つ仕組みがないと偏ったものに
なってしまうんですね。
政治もそうですが、
「ほったらかし」は、自分たちに不利な状況を
招くということを我々は常に意識していく必要が
ありますね。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
おっしゃるとおり現状では医療分野において制度やシステム面で、まだまだ患者不在の運営がなされている面があります。
しかしながら、流れとしては以下に紹介するようにこのような不具合に対して制度や仕組み面での改善取り組みが始められております。
<その1>
一般の企業においては経営に当たり「品質管理」の考えや仕組み(「経営品質」=JQA・「顧客満足度の維持改善のための品質マネジメント」=ISO9000・「環境マネジメント」=ISO14000など)を取り入れることは今日当たり前になってきております。ところが医療分野においては、このような患者の視点に立ったマネジメントの考え方や仕組みへの取り組みが非常に遅れています。
この当りの取り組みを遅ればせながら始めたのが、下記URLに記載した「日本医療機能評価機構」の仕組みです。
<その2>
一部の行政地区で試行をしている「地域医療連携制度」があります。これは地域の中核病院と町の開業医間で其々の役割を明確化し、連携を取りながら一人の患者への対応を図ってゆくことを目指しております。
中核病院では救急・救命と高度医療への対応を重点化し町医者は日常の掛かり付け医としての役割を果たすこととして、カルテ情報を共有化し、連携しながら患者の状況に応じて対処してゆく仕組みです。
<その3>
大学医学部でのカリキュラムとして、専門知識・スキルの教育もさることながら、医師としての「倫理」や「カウンセリング法」など患者への対応の仕方など全人格面での教育も取り組み始めたようです。(現代版「赤ひげ先生」づくり?)
上記の例で述べたように、医療分野では「医師」の専門知識や技量のみで(顧客である患者不在の)経営をしてゆくことの不具合に気づき様々な対策が取られてきております。
ただ、このような取り組みを促進してゆく上で、自分達の利権を優先するような考えを持つ「医師会」の抵抗が大きく、改革・改善の阻害要因となっていることも事実です。
とはいえ、質問者さんの事例のように患者が納得のゆく対応が出来ていない医療機関はまだまだ多くある現状で、一刻も早く上記のような制度・仕組みが定着することを望んでおります。
参考URL:http://jcqhc.or.jp/html/about.htm
akirahataさん
ご回答ありがとうございます。
大変勉強になりました。
仰るように医師会の抵抗は容易に想像できますね。厚生省の一連の問題で明らかになった感もありますが、これまで特別視されてきたこのあたりにもそろそろメスが入ることになるでしょうね。
(その1)
医療にも「品質管理」の取り組みがあるんですね。
品質管理については、経営に関する資格である、ISOやプライバシーマークなどがありますが問題もあります。
それが掲げる目的のためでなく、「それによって儲ける」という目的に活用されているという実状があります。
それは、認定になぜか多額の費用がかかる、数年ごとに更新でまた多額の費用がかかるという問題です。
これは各機構が審査認定にお金を取るのと、導入の際にコンサルタントが取る費用です。これらの制度にも利権が絡んでいて、ビジネスとして行われているのが実状です。というかそのために行われるようなものだと思われます。医療についてはそうならないように願いたいです。
(その2)
地域医療連携制度の掲げる「役割分担」はいいことですね。病院は患部によって担当が分かれますが、患者にとっては、全て繋がっているものなので、トータルで観てコーディネートしてもらえることが一番望むことです。患部は結果なんですよね。患者は原因を治したいものですから。
(その3)
人格面の教育については、なにより、「お金持ちしか医師になれない」という現行の制度が問題ですね。
それと、「医師はエンジニアである」という本質に合ったシステムを作ることだと思います。
何の業界でも高度化され専門化していく中で、医療も治療する「エンジニア」と「接客担当」を分けることはできないでしょうか。そもそも医師の負担が多いのかもしれませんね。その意味では、先の「役割分担」にも通じるものがあると思います。
あれだけ患者であふれてるのに病院の経営が厳しいというところに根源的な問題を感じます。これほど「売り手有利」な業界は他にはないでしょう。
いろいろ詳しく教えていただきましてありがとうございます。参考になりました。
No.5
- 回答日時:
質問されている制度については必要はないと思います。
「インフォームド・コンセント」が慣習化されてはいるものの
医師が患者側に対して説明責任を果たしているかといえば「YES」とは言えません。
患者側と接する医師として、治療に際してや今後に際して
何が必要かを明確に答える義務があるのですが
患者がどのくらいの知識を持ち、どこまでの説明を求めているのかを
量ることができていないのが現状でしょう。
診断を下したり、メスを振るうことはできても、人と接することには
慣れていないのが、日本の医師の欠点です(もちろん、そうでない医師も多くいますが)
ただし、医師側だけが働きかけるのみではなく
患者側からも積極的に知りたいことについて聞くとか
現在の疾病に対する、ある程度の知識を持つとかいうことが必要です。
欧米諸国においては、患者側もある程度の知識を持っています
ある程度の知識を身につけることで、医師側と患者側の
やりとりもスムーズに進みますから
自分は素人。で終わることなく、自分から動くことも考えられてはいかがでしょう?
chibihuku02さん
ご回答ありがとうございます。
おそらく、業界側と利用者側の捉え方が違うのだと感じます。
患者が知りたいのは、治療についての高度な説明ではなく、
「今治療のどの段階なのか、何がわかっていて、何がわかっていないのか、これからどのような治療が行われるのか」
「他にどんな治療があって、なぜその治療がいいのか」
など、ごく一般的な説明です。車を修理に出して、ショップの店員さんがしてくれる程度の説明でいいんです。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
以前、病院の受付をしていました。
いろんな条件で、医者の機嫌を取る集団と思われても仕方ないと思います。しっかりとしたマニュアルがほしいと、痛切に思いました。
その病院で気がついたのは、保険の審査に来る人が多いということです。付き添いの方が、きちんと説明していました。医療保険などあるのです。病気の診断や回復について、保険の担当者や、彼らから紹介された人が説明をするのがいいのではないでしょうか。
今現在、そういった制度がないのなら、こういったページなどで、症状の予測と、検査項目、薬なども全てチェックして行かなければなりません。そういったことをしても、医師側の不十分な説明や、見下す態度により、無視されたり、馬鹿にされるかもしれませんね。腹立たしいことです。
現状では、診察のたびに医師や周囲がよく気がつき、検査や薬、説明を勧めるのがいい病院だと思っています。ただ、そういったことは医師だけが説明できると思い込んだり、医師の特別さがなくなってしまうと感じたり、名医という浅はかな評判に拘る医師もいるようです。
piooさん
ご回答ありがとうございます。
今日母の付き添いで病院に行ってきました。
えらそうな言い方になりますが、受付のヒトや会計、薬の窓口のヒト、看護婦さんなんかは、以前と比べて格段に「対応の良さ」を感じます。今日も関心していました。アレだけ忙しいのに、愛想よく丁寧に対応するのは精神的に強いコントロールが必要なことは僕にもわかります。「プロ」だなと思いました。
そして、今日は担当医も機嫌がよかったみたいで、静かに診察を受けました。ふたりで事前に話したんです。「今日はなにも聞かないでおこう」と。お蔭様で状態も回復しているので、触らぬ神に・・です。
おそらく、ほとんどの医師はキレたりしない、すばらしいヒトばかりだと思います。たまたまなんだと。
保険のヒトは聞きに来るんですか。審査目的でいいのなら、純粋な「付き添い人」ということでいいんでしょうね。
病院経営のあり方に問題があるように思います。それが変われば、労働環境も変わるんでしょうね。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
現在でも「インフォームド・コンセント」というものが半ば制度化というか、慣習化しています。
要は患者と医師側の認識を共有するもので、この認識というのが難しいのです。
患者側には医学的知識が乏しく、何を知りたいのかという表現が的確にできません。
医師側にはどこまでかみ砕いた説明ができるかの経験が不足しているという問題が多いのです。
また決定的に時間が足りません。
相互に協力努力していく以外ないと思います。
ご質問のような制度は必要ないと思います。
びっくりした貴方が聞き出せばすむ事ではありませんか?
SS79さん
ご回答ありがとうございます。
確かに、そのような取り組みが習慣化されているのであれば、変化が現れるまでにはもう少し時間が必要ですね。
仰るとおり、「聞く必要」を感じたので、最近は事前にネットで情報を収集して、ノートを取りながら質問しています。ありがとうございました。
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