国家公安委員会は無駄なので廃止したほうが良いと思いませんか？

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質問者：旭1981
質問日時：2022/11/25 18:57
回答数：1件

国家公安委員会は無駄なので廃止したほうが良いと思いませんか？

国家公安委員会は、戦前の内務省警保局・特高警察を反省して、政治的中立の立場から民主的に警察を管理するために設置された組織です。
ですが、国家公安委員会には事務局がなく、庶務は全て警察庁長官官房が兼務しています。
したがって、公安委員会は警察に対する懲戒権も、不祥事の調査権もありません。もし違法行為をする警察官を通報したり、警察に苦情・不服申立てをしようと思っても、事務局が無い公安委員会にできることは何もありません。苦情の処理や調査も全て警察が行いますから、身内で身内を調査することになります。
これが公安委員会の実態です。
そして予算も人事も警察に握られています。委員長を除く公安委員は、警察が選びます。「管理する側」の人選を、「管理される側」が行っているのです。

そもそも現行法で、国家公安委員会委員長は政治家が充てられます。つまり、大臣と同様に内閣を構成する「閣僚」なのです。
政治から独立して警察を管理するための組織なのに、委員長が政治家の時点で政治から独立できていません。
委員長が政治家である理由は「内閣の治安に対する責任を明確にするため」ですが、治安政策の責任が内閣にあることは政府自身が認めています。それなのに警察を政治から独立させるのは矛盾しています。
かと言って、警察を完全に独立させてしまったら、民主主義によるコントロールが効かなくなり、暴走を許してしまいます。権力機関を統制することは絶対必要です。

ですので、公安委員会は廃止したほうが良いと思いませんか？
週一回、役所に出勤して役人が作った答弁ペーパーを音読するだけで年収2000万円ですから、こんな税金泥棒は類を見ません。
国家公安委員会を廃止して、「警察監理委員会」を新設し、国会の常任委員会に移すというのが私の案です。