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私は映画を見るのも作るほうにも興味がありますが技術的なところで知りたいことがあります。
実際映画館で流されるような映像はどれぐらいのビットレートなのでしょうか?
撮影するときのカメラは非常に高価なものだとは分かりますがカメラ自体はどれぐらいの画質が撮れるのでしょうか?
さらに取り込みの際には普通に一般での取り込み作業のように市販されている商品のなかから高価なキャプチャボードやケーブルを使っているのでしょうか?
それとも非常に専門的なパーツや特注品なのでしょうか?

A 回答 (1件)

画質(ビットレート)ということで、デジタルシネマについてお答えします。

デジタルシネマとは、従来のフィルム撮影・上映の映画に対して、HDカメラ(デジタルビデオカメラ)を制作に使用する方式です。

主力となっているカメラにはパナソニックのバリカム(Vricam)とソニーのシネアルタ(CineAlta)などがあります。

撮影時の解像度でいえば、バリカムが1280X720、シネアルタが1920X1080です。キャプチャーという手段ではなく、専用のテープに収録され、再生も専用の機材でなければできません。MPEGとはそれぞれ圧縮も違いますが、ビットレートという点では、バリカムは100Mbpsという記述がカタログにあります。シネアルタに使われるVTRのビットレートは約140Mbpsです。

シネアルタで特徴的なものに、映画撮影用レンズの専門メーカーパナビジョン社のシネレンズを装着できるようにしたものがあり、これがスターウォーズ新三部作で使われたHDCAM24Pカメラです。

ありていに言えば、これらはビデオカメラでありますが、最大の違いとして、プログレッシブであるということがあります。アナログのNTSCの一般的なTV放送は秒30コマのインターレスという方式ですが、映画はよく知られているように、秒24コマ撮影です。この違いを克服するため、映画のように秒24コマ撮影にしたカメラがデジタルシネマ用カメラです。ただし、細かくはこれだけではなく、シネガンマなど、ビデオカメラよりもフィルムルックな映像となるように開発されており、単純に解像度だけでは比較できません。

なお、これらHDカメラベースのデジタルシネマカメラに加え、最近登場しているデジタルシネマ専用のカメラでは4046×2048などの高解像度で、なおかつ非圧縮というものもあります。これらは撮影の時点でハードディスクにレコーディングされ、カメラでは再生せず、フィルム現像のように、再生装置のある専用のプロダクションなどに持ち帰って再生・編集をするものになっています。よりフィルム的な制作に近づいたともいえます。

なお、フィルムの解像度にデジタルデータのようなあらわし方はありません。強いて言えばフィルムをスキャニングしたときの解像度によります。2048X1102程度以上(いわゆる2K)のデジタルデータは一般的な35mmのビスタサイズの映画と同程度とされています。

以上は撮影で考えた場合ですが、上映時で考えた場合、デジタルシネマの上映はデータによるため、解像度もいくつかの種類があり、前述の1080か、それ以上になります。これより上、3656X2664(通称4K)程度の解像度が望ましいという声もあるようです。

デジタルシネマ
http://www.fujinon.co.jp/jp/article/cinema/index …

シネアルタ
http://www.cinealta.com/

バリカム
http://panasonic.biz/sav/camera/aj-hdc27f/varica …

バリカム
http://panasonic.co.jp/ism/varicam/index.html

パナビジョンHDCAM24P
http://www.imagica.co.jp/panavision/index.html

参考URL:http://www.fujinon.co.jp/jp/article/cinema/index …
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