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山崎弁栄(べんねい)上人の書籍から取り上げました。(明治から大正にかけて活動された、浄土系のお坊さんです)

《生物進化の原則》
 《生物が原始の極微極劣極素より向上し進化するに、因縁に生物自身に同自性として神の分子たる霊性具有せり。一切知の分たると、また一切能の分を有せり。この霊性潜伏が自発的向上の因縁となり、また宇宙に万有の自性を発達せしめて、ついに摂取せんとの求心力、存せり。これが縁力となり自己の霊性伏蔵が顕動態に為らんとの勢能と、神の求心力との因縁によりて万物は進化す。

 この進化の過程は、人間個人の考より見れば実に極小なる生物より、無数の時間と階級を経て神人合一の時期に達する時間を、いかにか減縮して之が目的を達せしめば可ならんとおもふも、その広大なる設備を以て順序を経るは、自然因果の規定にして之を僭越すること能はず。
 生物進化の原理は、霊的伏性を顕動せんとの自発的なる萬物相互の競争と、また神の求心力との因縁によるものとす。》

質問は、《一切知の分たると、また一切能の分を有せり》の解釈ですが、一切知と云うのは理性の事で一切能は、感覚とか感性の事を云っている、という事でよいでしょうか?

A 回答 (1件)

よくは分からないが、坊さんなら東洋哲学的な発想だろう。


現代的には「知能」の熟語として使うので、おそらく意味的には近いだろう。広義にはどちらも「理性」に近い。

「知」は「智」にも通じるので、おそらく「知識」や「知恵」の意味で、知識を活かす能力だから学習能力のこと。
「能」は、クリエイティブな創造能力のことではないだろうか。

もちろん、あなたの解釈が正解かもしれない。
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この回答へのお礼

文の最初の方に「同自性」と云う言葉が有りますが、この解釈もまだ出来ていません。

このお方の真理は《宇宙の本体は絶対の大心霊体である》と云うもので、その霊体(精神)の現われがこの宇宙、と云うのです。
だから、無機物にも精神有り(心、ではなく)と云っています。

それで、こうした論になるのだと思いますが、なんとなく頷いてしまうのです。
質問ではないのですが、ご意見など有りましたら聞かせて下さい。

有り難うございました。

お礼日時:2023/05/07 12:05

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