青春とかきらきらした時代はありましたか

幼馴染と結婚したとか、制服デートとか
私はただなんとなく過ごしてしまい、目立たない存在でした。
小学生でもモテモテな子どもは男女ともいます。
中学や高校で部活に打ち込んだとか、仲間と何かに打ち込んだとか青春時代に憧れがあります。
スポーツでも、趣味でも吹奏楽とか甲子園とか大会の話題を見ると羨ましくなります。

恋愛も、部活も勉強も友人関係も何もありませんでした。
何十年も経ちましたが、今も友人もおらず一人きりです、、
ドラマみたいな事とか、Instagram？とかであるようなきらきらした時代はありましたか。

また、人生長いのに10代の若いうちだけが特別視されて20代でも大学くらいまでで大人になるとその他に組み込まれてしまうのはどうしてでしょう。

No.1 回答者： Bunbuk803 回答日時： 2023/10/16 23:22

もう何年も前に隠居しました。

人生を振り返ると、歌の『青春時代』にあるように、私にとってのそれは、『今だからそうわかるんだよなぁ』、『その時は気づいていなかったなぁ』と思うことばかりです。



私はプロファイルに記した通りの爺です。

高校に入るのにも大学に入るのにも失敗しました。
でも、おかげで年代の違う人との付き合いと言うものを手に入れました。

子どもの頃から社会人時代まで、いい友達もいっぱいでき、楽しい時代を過ごせました。
女性とのお付き合いもへたくそでいっぱい失敗しました。

２年遅れだからか、なぜか安パイ扱いされて大学時代はある女性とずっと一緒に過ごしました。
そこそこいい大学の工学部の学生と言うのに、陰でプロのファッションモデルをしているという美人でした。
設計の仕方、プログラミングの仕方や図面の書き方、シミュレーションのしっ方や結果のまとめ方なんかを良く教えたもんです。
でも大学を出るとなぜか尻切れトンボになっちゃった。

プロトタイピングと言う開発の仕事に学生時代からのめり込み、今では世界中で誰もが使っているようなものの開発もできましたし、本を書いたら増刷を繰り返すものになった経験もしました。

社会人になると、転職を経験し、考えるところがあってカミさんと今暮らすアメリカに渡って来ました。

当初は英語ができず、それを見かねた仲間が『仕事とトイレと寝るとき以外は一緒に居ろ』と言って付きっきりで訓練をしてくれました。
そのお礼ではないですが、本業の傍ら、その仲間の仕事を手伝いました。

一般には難しいものの開発でしたが、たまたま私が興味本位で過去に個人的に勉強し、試作までしてノウハウを身につけていた技術だったことからうまく助けてあげることができました。

本業ではなかったから、仕事が終わってからの夜なべ仕事。
設計し、シミュレーションや手作業での解析で機能や信頼性を検証し、図面やプログラムを書いて試作して、ひとつひとつ検査したり動作確認して組み立てて、試験をしては調整や改修を繰り返してものにする。
今思うっとよくひとりでできたもんだと感心さえしちゃうものでした。

でも結果オーライ。
仲間が期待したものだったようで喜んでもらえました。

それがずっと後になって思いも掛けなかったことにつながります。
ある日、彼のずっと上の人に呼ばれました。
行ってみると、彼の仕事が期待をはるかに超えた成果を生んだんだそうで、私の助力に礼を言われました。
そして『好きなだけアメリカに居られるようにしてあげる』というご褒美をいただきました。
今の私はそれであります。

その後も、大きな船舶や飛行機、自動車やパワープラントなどの開発に関わりました。
飛行機では、試作機や実験機で、着陸しようとしたら脚が出なかったり、失速して墜落しそうになったりしたこともありましたし、自動車やパワープラントでは火事を起こしかけたもとなんかもありました。
でも壁は何とか乗り越えてやってきました。
今となってはそれもまた楽しかった思い出です。

こんな具合ですから、私にとっては４～５0台でさえ青春だったなぁと思えます。



晩年は後進の指導と称して、中堅に向かう若い連中の仕事に付き合い、試作評価の仕方のような現場・現物での仕事の仕方を教える仕事をしましたが、吸収力が旺盛なやる気のある若い人たちとの付き合いは楽しかった。

引退した今も、そんな連中とはつながっています。
ネットのおかげですね。

そういった今輝いている連中を見てると、自分も傍から見るとこうだったんだろうなぁと思います。

私は多趣味で、プロになったエンジニアリングとかサイエンスといった世界は、趣味のひとつが高じたものです。

隠居した今は、その趣味の世界に戻り、工作で楽しんでいます。

『こんなものが出来たよ』と仲間に見せて、こんなことを言ってもらうのが狙いです。

　　『えぇ～、どうなってんの』
　　『うわっ、おもしろ～い』
　　『うぅ～ん、不思議だ』
　　『すご～い、いいねこれ』
　　『これ私も欲しい』

これもまた青春じゃないですかね。