No.1ベストアンサー
- 回答日時:
金利と株価が負の相関の関係で、債券価格と株価は正の相関をする傾向です。
①債券価格上昇(金利が下がる)&株価上昇のパターン
【需給的な観点から解釈】
政策金利が金利が下がる→新発債の利回りが下がる(債券高)→既発債は新発債に比べて相対的に金利が高くなる(相対的に債券価格が低くなる)ため、新発債の価格水準まで上がるだろうと見越して(もしくは新発債の金利水準まで金利低下するだろうと見越して)、新発債ではなく既発債を買われていく。つまり、金利が下がるだろうと確実に予測するなら既発債を買えば利益を上げられる確率が上がるのです。そのため、金利が低いため銀行預金で現金で保有してても何の意味もないので少しでも多く利益上げようと銀行預金から既発債の購入に資金を突っこむわけです。これが債券高(金利安)につながります。さらに銀行預金の資金は株にも向かいます。よって株価も上がります。
【理論的な観点から解釈】
金利が下がると予測されるのであれば、「債券価格=償還価格/(1+利回り)^年数」の理論式に基づくと、金利が下がるということは分母が小さくなるので現在価値は上がるため、債券を今買った方が安いとみなせる。そのため債券が買われていく。株も同じ式なので金利が低下すれば現在価値は上がるため、どんどん買われて株高になる、
【ファンダメンタル観点から解釈】
金利が低下すると見込まれる場合、企業としては借入負担が少なくなり、どんどん投資をして将来の利益を産むと考えられ、株が買われるという根拠になる。
【為替的観点から解釈】
例えばアメリカ金利と比較して相対的に既に円金利が低くなるのであれば、日本金利が下がり切った段階で、日本国債価格は十分に高いため売られて、アメリカの国債が買わレることが予測されます。アメリカの国債を買うにはドルが必要なため、円売りドル買いが行われる。つまり金利が相対的に下がっていけば、いつか円安になるわけです。円安になれば輸出企業の日本は利益が大きくなるだろうと予測できますから株が上がるのです。
No.3
- 回答日時:
・よく間違えられますが、「債権」ではなく「債券」です。
意味が違います。・金利が上昇すると、
リスクが高い株式よりも一般に低リスクとされる債券の方にお金が流れます。そのため、株価は下落傾向になります。
但し、既に発行されている債券は金利が上昇しても、10年変動個人向け国債のように利子が見直されて高くなることはありません。そのため、高くなった金利の条件下で発行される債券の方が利子が高く有利となるため、既発債の価格は下落します。
つまり、金利が上昇すると株も既発の債券も価格は下落傾向になるということです。同じ方向に動く傾向になるので真逆ではないですね。
実際の市場での動きがいつもこのとおりになるとは限りませんが。
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