

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
結論から申しますと「探検は考古学者の仕事」ではありません。
未調査地域にあるものが「考古学」分野のものとは限らないからです。
場合によっては地質学、生物学、文化人類学、あらゆる研究者にとって新規データの宝庫と成り得るでしょう。
従って、学者がそういった未踏地の調査に入る場合は、資金面での負担もあって、大学や必要とされそうな専門分野の学者と「調査団」を組んで入る事がままあります。
また、完全に未踏地、未開地であった場合はその国の国家的事情(資源や先住者問題など)関わりますので、学者が個人として「研究」「仕事」する事は許されない場合もあります。
No.4
- 回答日時:
考古学とは、一般的な歴史学が文献資料(文字に書かれた資料)を研究対象とするのに対し、物的資料(遺物・遺跡など)を元に人間の歴史を探求する学問です。
その研究の目的は人間の歴史ですから、恐竜などの人類誕生以前の歴史は考古学の対象外です。これらは古生物学の範疇で、考古学が人文系学問であるのに対し、古生物学は理系学問です。ただ、具体的なカリキュラムは知りませんがアメリカでは考古学は理学部に置かれると聞いたことがあります。考古学の研究には、資料が物質そのもののため理学的手法がかなり使われますが。
ご質問の件では、「未開の遺跡」は(遺跡とは人類の活動の痕跡ですから)明らかに考古学者の研究対象です。ただし、単なる「未開の地」は過去人類がその地で活動したという確信があれば考古学者の大いなる興味を引きますが、明らかに人類が踏み込んだことがない場所と思われれば当面考古学者の出番はありません。
ジャングル奥深い洞窟は、かつて人類がそこで何らかの活動をしたということであれば考古学者が調査をします。そのジャングルで人類の活動があったと推測できれば最初から考古学者がジャングルに乗り込んで洞窟を発見、というシチュエーションはあるでしょう。でも偶然見つかった洞窟であれば、石器が採集されたとか壁画が見つかったとか人類がその場にいた証拠がない限り、あるいは周辺に遺跡が散在していてこの洞窟も発掘すればなんらかの考古学的成果が期待できるとかでなければ、考古学者が出向いていくことはまずないでしょう。
探検家がたまたま考古学者あるいは考古学的知識を持ち合わせていることはあるでしょうが、考古学者は基本的に探検家ではありません。
No.3
- 回答日時:
探検というのは純粋に冒険を目的にしたもので学術に貢献するのが目的ではありません。
たまたま結果的に学術に役立ったとしてもそれだけです。 しかも生還を無視した行動をとることもあります。
考古学者は初めから学問の為に、目的を持って行動するものですから事前の準備からして異なります。
結果的に空振りであってもそれなりの成果を持ち帰る筈です。
極地でパラシュートスキーするのは冒険ですが、極地でマンモスを発掘するのは考古学ないし生物学の分野です。
冒険家が偶然発見した洞窟も彼らには考古学の知識も経験もありませんから調査するのは考古学者か洞窟学者です。
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