高校三年生の合唱祭で何を歌いましたか?

うららかなる日 風寒からず暑からず
雲はバラの顔の塵を洗い
ナイチンゲールはおのれの言葉をもて萎めるばらを誘いて
飲むべき哉酒をと囀りぬ

陳舜臣訳 オマル・ハイヤーム 「ルバイヤート」

私は、フィクションとは無縁の人間ですが、
此処まで訳す事はいかがなものかと思ってしまいます。

最近の文学事情を含めて、ご教唆いただけますでしょうか。

A 回答 (2件)

蛇足、ではありますが。


質問者さんが誤解されておられるようなのでひとこと。

この文脈において「ナイチンゲール」とは人名ではありません。
鳥の名前です。

goo辞書国語辞典を貼り付けておきます。
これによると「ウグイス」と訳してしまうのもいかがなものか、てな感じですが、日本において「美しく鳴く小鳥」といえば確かにウグイスがイメージされますね。

参考URL:http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A5%CA …
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この回答へのお礼

とんでも有りません。有難うございました。

「ナイチンゲール」は人名でない。

やっぱり世界が違いますね。

お礼日時:2005/05/16 19:18

すみません、質問の趣旨がよくわからないのですが…


誤訳ということでしょうか…。

手元の岩波文庫の「ルバイヤート」によると、
該当詩はおそらく

(118)
こころよい日和、寒くなく、暑くない。
空に雲 花の面の埃を流し、
薔薇に浮かれたウグイスはパハラヴィ語で、
酒飲めと声ふりしぼることしきり。

となっています。

また、手元の英訳版によると、

A nice day, neither too hot nor cold,
Clouds sprinkling the dust from cheeks that were rose-gardens:
The nightingale in the old tongue of Persia cries out
To the yellow rose, 'Wine is for wassail'.

となっています。これらから見ると、
多少の問題はあるにせよ、それほどかけ離れた
訳文とは思わないですが…。

(ついでながら、
有名なフィッツジェラルドの訳には、ぴったりとしたものがなかったのですが、
もしかすると

And David's lips are lockt; but in divine
High-piping Pehlevi, with "Wine! Wine! Wine!
"Red Wine!"--the Nightingale cries to the Rose
That sallow cheek of hers to' incarnadine.

の詩かもしれません。)
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この回答へのお礼

詳しいご回答を頂き、有難うございます。

恥ずかしながら、ほんとに、不粋な質問で、
文学関係の方には、当然なのかもしれませんが、

オマル・ハイヤーム 12世紀の人
ナイチンゲール   19世紀の人
12世紀の人の作った歌に、19世紀の人が登場する。
このような、つまらぬ事が、気になるんですね。

英訳の時点で登場しているのがわかりました。
有難うございます。

お礼日時:2005/05/16 16:48

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