なぜ日本は軍隊を持てなかったんですか？ドイツは持てるのに アメリカが許可しないから？

なぜ日本は軍隊を持てなかったんですか？ドイツは持てるのに
アメリカが許可しないから？

No.2 回答者： 真魚 回答日時： 2024/09/16 14:18

戦後、アメリカは日本の再軍備を要求してきましたが、日本がそれを拒否したという経緯があります。

GHQがまだ日本を占領していた1950年に朝鮮戦争が勃発し、日本にいた進駐軍が朝鮮半島に大量移動して日本の警備・防衛体制が手薄になりました。

1951年のサンフランシスコ講和条約調印に向けた交渉で、アメリカのダレス代表は日本の再軍備を求めてきましたが、当時の吉田首相がこれを強く拒否しました。

理由は、当時の日本に再軍備できる経済力がなかったこと、朝鮮戦争に巻き込まれる恐れがあったこと、旧日本軍の軍閥の復活を恐れたこと、などです。

吉田‐ダレス会談の具体的な経緯は、外務省の史料を参照してください。
　↓
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo …

日米交渉の結果、最小限の防衛力として軍隊ではなく「警察予備隊」を設置すること、日米安全保障条約を締結して米軍が日本に駐留することで合意しました。

1952年のサンフランシスコ講和条約発効、日米安全保障条約発効、警察予備隊発足で、戦後の体制がスタートしました。

その後の日本は経済復興に注力し、朝鮮戦争の特需などもあって、1960年代の高度経済成長につながりました。

警察予備隊は1954年に自衛隊に移行しています。


ドイツが再軍備した事情も含め、先日の同様の質問にいくつもコメントが付いています。
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https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13908400.html

No.1 回答者： ピクセル7 回答日時： 2024/09/16 13:50

「日本が軍隊を持てなかった理由は、第二次世界大戦後の占領政策と憲法の制定にあります。

占領政策：戦後、日本はアメリカ主導の占領下に置かれました。アメリカは日本が再び軍事力を持つことを恐れ、旧日本軍を解体しました。
日本国憲法第9条：1947年に施行された日本国憲法第9条では、戦争の放棄と戦力の不保持が明記されました。これにより、日本は正式な軍隊を持つことが禁止されました。
冷戦と自衛隊の設立：冷戦の影響で、朝鮮戦争が勃発した際に日本の防衛力が必要とされ、自衛隊が設立されました。ただし、自衛隊は正式な軍隊ではなく、あくまで「自衛」のための組織とされています。」
です。