初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

あるフォルダ以下に、ユーザ毎にアクセス権が設定されたファイルがあり、指定したユーザが指定ファイルを読むことができるかをチェックするツールを作りたいと考えています。

APIを見ていて、LogonUser、ImpersonateLoggedOnUserを使ってチェックするユーザで偽装し、CreateFileでチェックするファイルを開けばよいかと思い、下記のようなコードを試しました。

-----

HANDLE hToken = NULL;
HANDLE hFile = NULL;

PTSTR pszUserName = "testuser";
PTSTR pszDomainName = "."
PTSTR pszPassword = "testuser";
PTSTR pszFilePath = "C:\\test\\dir01\\001.txt";

try {
{
if (!LogonUser(pszUserName, pszDomainName, pszPassword,
LOGON32_LOGON_INTERACTIVE, LOGON32_PROVIDER_DEFAULT, &hToken)) {
printf("error:%d\n",GetLastError());
goto leave;
}

hFile = CreateFile(pszFilePath,
GENERIC_READ,
FILE_SHARE_READ, NULL, OPEN_EXISTING,
SECURITY_SQOS_PRESENT | SECURITY_EFFECTIVE_ONLY, NULL);
if (hFile == INVALID_HANDLE_VALUE) {
printf("error2:%d\n",GetLastError());
} else {
printf("OK\n");
}
}
} leave:;
} catch(...) {}

-----

実行するとLogonUser、ImpersonateLoggedOnUserは成功しているようですが、セキュリティの有無にかかわらずすべてのファイルがCreateFileに成功してしまいます。
読み取り権限が無いファイルに対してはCreateFileは失敗すると思っていましたが違うのでしょうか?

それとも、セキュリティをチェックする方法として根本的に間違っています??

情報をお待ちしております。


環境は以下の通りです。

Win2000 SP4
VisualStudio6(VC++)

A 回答 (3件)

ファイル不存在時の件ですが、こちらではファイル不存在時にはCreateFileでエラーとなりGetLastError()が2(ERROR_FILE_NOT_FOUND)を返しています。



メイン部分は以下のとおりです、ご質問の内容とほぼ1対1に対応しているので、動作が異なることはないと思うのですが・・・

  HANDLE hToken = NULL;
  HANDLE hFile = NULL;

  PCSTR pszUserName = m_sUser;
  PCSTR pszDomainName = ".";
  PCSTR pszPassword = m_sPassword;
  PCSTR pszFilePath = m_sFilename;

  try {
    do {
      if (LogonUser(pszUserName,
            pszDomainName,
            pszPassword,
            LOGON32_LOGON_INTERACTIVE,
            LOGON32_PROVIDER_DEFAULT,
            &hToken)) {
        if (ImpersonateLoggedOnUser(hToken)) {
          hFile = CreateFile(pszFilePath,
                  GENERIC_READ,
                  FILE_SHARE_READ,
                  NULL,
                  OPEN_EXISTING,
                  SECURITY_SQOS_PRESENT | SECURITY_EFFECTIVE_ONLY,
                  NULL);
          if (!RevertToSelf()) {
            MessageBox("RevertToSelf() failed");
          }
          if (hFile != INVALID_HANDLE_VALUE) {
            CloseHandle(hFile);
            MessageBox("OK");
            break;
          }
        }
      }
      CString s;
      s.Format("error:%d\n",GetLastError());
      MessageBox(s);
    } while (0);
  } catch(...) {
  }

なお、テストにはWindows 2000 Workstationを使用していますが、Windows XP Professionalでも同様の結果です。
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この回答へのお礼

私の環境では、提示いただいたサンプルでも不在ファイル指定でCreateFileが通ってしまいますが、別のPCで試したところ、不在ファイル指定でGetLastError()で2が返ってきました。

特権の設定で違いがあるのかもしれませんので、私のPCと正常動作しているPCを見比べようと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/11 18:46

例示されているコードを元にテストプログラムを作成し試したところ、ちゃんとLogonUserしたユーザの読み取り権限に応じてCreateFileが成功/失敗しました。



テストに用いたファイルの読み取り権限の設定が誤っている(Everyoneに読み取り権限が設定されている等)ということはありませんか。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

pszFilePathに存在しないファイルを指定していたのが原因でした。
存在するファイルを指定するとユーザの読み取り権限に応じて正しく動作しました。

しかし、CreateFileの引数でOPEN_EXISTINGを指定するとファイルが存在しない場合は関数が失敗する、とあるのに成功しているのはなぜなのでしょうか??

補足日時:2005/07/11 09:28
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「LogonUser、ImpersonateLoggedOnUserを使って」とあるのですが、コードの中にImpersonateLoggedOnUserがありません。



CreateFileの前にImpersonateLoggedOnUserを実行しておかないとツール実行時のユーザ権限のままになりますから、開発者権限でツールを実行している場合、CreateFileは(たいていの場合に)成功してしまうかと思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

失礼しました、サンプルにImpersonateLoggedOnUserが抜けていました。

LogonUserで取得したハンドルをImpersonateLoggedOnUserに渡しています。

-----
・・・
if (!LogonUser(pszUserName, pszDomainName, pszPassword,
LOGON32_LOGON_INTERACTIVE, LOGON32_PROVIDER_DEFAULT, &hToken)) {
printf("error:%d\n",GetLastError());
goto leave;
}

ImpersonateLoggedOnUser(hToken);

hFile = CreateFile(pszFilePath,
・・・
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補足日時:2005/07/10 14:53
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