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十三試艦上爆撃機と彗星一一型の違いを、性能の観点から教えていただけないでしょうか。

A 回答 (2件)

開発当初はダイムラーベンツのエンジン(DB-601A)を積んでましたが追加試作品から熱田エンジンを積んでますね。


ミッドウェー海戦では二式艦上偵察機として採用されてますが急降下爆撃機としての強度が不足しているので機体強度を強化して彗星十一型として採用されたそうです。
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この回答へのお礼

何分戦闘機には疎いものでして…。朝早くからの回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/06 18:04

おはようございます



興味がありいろいろと調べてみましたが・・・。

十三試艦上爆撃機の一号機には、ダイムラー・ベンツ社製のエンジンが使われていたようですが、この試作機の性能については、どのHPや手元の文献を見ましても、「海軍の求める性能をはるかに満たす」とか「画期的な性能」などの記述しかなく、はっきりした数値などが出ているものを見るけることは出来ませんでした。
そののち、「熱田12型」エンジンを積んだものが5機(正式にはこれは十七試艦上爆撃機のようです)、試作されたようですが、その試作機の特徴として「層流翼の採用、フラップや着陸脚の電動駆動化、新形式のダイブブレーキの採用などが行われ、量産性より性能を優先」という記述がありました。
量産されたとき、これらがどのような扱いになったのかはわかりませんが、1941年にこの試作機が最高時速552km、航続距離3980kmを記録したようです。
十三試艦上爆撃機を最初の一機だけと考えれば、その性能の差はわかりませんが、多くのHPなどではのちの十七試艦上爆撃機もその流れを汲んだ、おなじ「試作機」という扱いをしているようです。十三試の設計のコンセプトが「空母のエレベーターに翼を折りたたまないで乗せることの出来る、コンパクトな機体にまとめ、なおかつ高性能を発揮するため、水冷エンジンを使う」というところにあり、この「試作機」は一連のものととらえられていることが少なくないようです。
彗星一一型の最高時速および航続距離ともにこの「試作機」と同じ数値の記載がありましたので、広く考えれば「ほぼ同じ性能」ということになるのだと思われます。

この、のちに作られた試作機5機のうちの3,4号機が#1さんの記述にもあるように、改良され偵察機として実戦配備され、のちの「二式艦上偵察機(D4Y1-C)」となり、急降下爆撃にも耐えられるように補強されたものが「彗星一一型(D4Y1)」となったようです。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。詳しい説明ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/06 18:05

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