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甜菜(ビート)の成分、歴史について教えて下さい

A 回答 (2件)

 アカザ科の1、2年草ですが、地中海沿岸地方原産で,すでに紀元前から野生品が薬用として利用されたといました。

野菜としての利用はローマ時代からみられるが、18世紀になって飼料用ビートの肥大した根に糖分が含まれて甘いものがあることが注目され1747年にドイツで初めてこれから試験的に砂糖をとることに成功した。90年に抽出法が開発され,1803年には,最初のテンサイ糖工場がドイツに作られた。ひきつづきフランスでも,ナポレオンの奨励のもとに,多数の工場の建設が進められた。しかし19世紀になって西インド諸島でサトウキビの大規模な生産体制が確立されたため、テンサイ工業は一時下火になった。43年に西インド諸島で奴隷制度が廃止されサトウキビ産業の労働基盤が打撃をうけたため再びヨーロッパでのテンサイ糖産業が復興した。19世紀末から第1次世界大戦ころまでは,サトウキビから作ったカンショ糖とテンサイ糖はほぼ同量の生産があった。現在でも世界の砂糖需要の約40%を供給している。ヨーロッパが全世界の生産量の約60%を占め,主産国は旧ソ連,アメリカ,フランス,ポーランド,ドイツ,イタリアなど。日本には明治初年にヨーロッパから導入され、1888年に北海道に札幌製糖会社が設立された。明治時代生産は停滞していたが第1次大戦での砂糖不足を契機として栽培に力が入れられるようになった。第2次大戦中には一時衰退したが戦後再び栽培が盛んになり一時は北海道だけでなく、九州にまで広く栽培が試みられた。しかし、貿易自由化によって安価なカンショ糖に圧迫され病虫害問題もからんで本州以南でのビート栽培は消滅した。北海道に約7万ha(1995)が栽培されている。
 収穫したテンサイの根は,先端の尾状部分と肩から上の葉つきの部分を切り捨て,工場に運ぶ。根を洗い,細片にし,温水抽出法によって糖汁をとる。これを濃縮し,不純物を除去すると清浄な糖液になる。冷却,結晶化させて白下糖とし,遠心分離して廃糖みつを除き,得られた分糖みつを精製,結晶させてテンサイ糖を得る。抽出かす(ビートパルプ)は廃糖みつと混ぜて家畜の飼料とする。廃糖みつはアルコールやイーストの製造に利用されます。                    
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この回答へのお礼

子供から「甜菜の成分・歴史について教えて」と言われても私にはさっぱり解らず困っておりましたがshoyosiさんからの回答は詳しく説明されており大変参考になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

shoyosiさんがほぼ回答されてますので、補足致します。


以下のサイトが参考になります。
1.http://www.stardust1.com/tensaikasutera.htm
(てんさいカステラ)
このページに少し話題(?)のオリゴ糖でラフィノースが記載されてます。最近の技術で甜菜糖から分離精製できるようになりました。

2.http://sugar.lin.go.jp/japan/view/jv_9910c.htm
(ビートファイバー)
ちょっと専門的ですが・・・?
3.http://sugar.lin.go.jp/tisiki/ti_9911.htm
(てん菜のあれこれ )
4.http://www.nitten.co.jp/contentfream.html
(てんさいvsさとうきび)
5.http://www.tokachi.co.jp/kachi/9908/08_06.htm
(牛舎の床材などに活用へ)

ご参考まで。
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この回答へのお礼

教えていただいたサイトをさっそく見ました。大変参考になりました。ありがとうどざいました。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

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