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 古文書で「柳営鑑」を読んでいますが正月の「謡初め」の時に、普代の大名が献上品として「御盃臺」と言うのを献上するのですがどんな物かよく分かりません。「盃臺  松竹梅・芋子・制札」などとありますが・・・。「制札」の意味は分かりますが「御盃臺  制札」となると理解できません。
 どなたか、教えて下さい。
 よろしく、お願いします。

A 回答 (2件)

「御盃臺(おさかずきだい)」とは文字通り


「盃(さかずき)」を載せる「台(だい)」のことです。
以下参照
http://shofu.pref.ishikawa.jp/shofu/kougei1/sikk …

次に「盃臺  松竹梅・芋子・制札」という並びについてですが、これは
「盃臺  松竹梅」
「芋子」
「制札」
の3つに区切って読めばよいのではないでしょうか。
ですから「盃臺~制札」を一続きに読むのではなく、
「盃臺」と「制札」とはそれぞれ箇条書きのように独立して読むのではないでしょうか。

また「盃臺  松竹梅」とは
松竹梅の模様(おそらく蒔絵)の1つの盃台のことか、
3つの盃台にそれぞれ松竹梅と名をつけたかいずれかだと思います。
個人的には、松竹梅は盃台の模様の説明で、したがって前者だと考えます。

以上自信はありませんが、ご参考までに。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。HPで捜したのですが分かりませんでした。これでよく分かりました。貴殿からの情報を得るまでは「蓬莱臺」の様な飾り臺ではないかと思っていましたがこのHPで納得できました。
 所で、「制札」の件ですが蒔絵の画題として、何故「制札」が選ばれるかと云うことです。画題は皆目出度い内容の物ですが「制札」だけは目出度いとは思えませんので・・・。分かりましたら教えて下さい。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/11/13 17:13

どうも私に説明不足のところがあったようです。

補足いたします。
「盃臺  松竹梅」
「芋子」
「制札」
と言う3つに区切る。
つまり、盃臺の模様を説明している語句は松竹梅だけであって、
あとの芋子と制札は盃臺とは関係ないのでは、と言いたかったのです。
言い換えれば、
「松竹梅模様の盃台」と「芋」と「制札」の三品を献上したのではないかと考えたわけです。

芋などの野菜類も特産品として献上されることは珍しくなかったようですから、
献上品の一品目として読んでもおかしくはありません。
また制札については、画題としては明らかに変ですから、盃台とは切り離して考えた方がしっくりきます。
よって上記のような読み方のご提案をしたのが#1の回答です。

ただ、この読み方でも提案した自分自身で引っかかる点があります。つまり、、、
たしかに芋の蔓葉は画題として使われることもあったということ。
また、芋子茶入などのように、形が里芋のように丸い道具に芋子と付ける事もあると考えれば
盃台の形状を表すものと考えられないこともないこと。

また制札は盃台の模様としては勿論変ですが、単独の献上品と解してもやはり変だということ。
制札はどうしても高札のようなものを連想しますから、目録と意訳するのは到底無理がありますし。
制札ではなく「置札」ならまだわかるのですが・・・
(置札なら献上品の品名などを木札に書いて、その品に添える使い方があるのですが)
やはり、この制札は模様の説明と単独の献上品と、どちらに解しても無理があるのは確かです。


結局、制札問題(?)に対しては浅学な私には明確なアドバイスはできないようです。
やはりその道の専門家にアドバイスして頂くのがよろしいかと思います。
あまりお役に立てずに申し訳ありません。
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この回答へのお礼

再度ご回答頂き、ありがとうございました。
「制札」についての自分の考えは、「ある地域、又は村が幕府(武士団)から守って貰うには、住民に幕府が守っているよと言う証拠が必要です。それが「制札」と言う形で知らせます。つまり、「制札」を貰うという事は幕府に帰属しますと云う表現であること。「制札」を献上すると云うことは、貴方に隷属しますと云う事の気持ちを知らせる事になるので、幕府にとっては嬉しいことではなかろうかと思ったのですが・・。くだくだと書きましたので意味不明ですね。それにしても本当にありがとう。

お礼日時:2005/11/14 20:44

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