人生最悪の忘れ物

80年代にチーズ加工の仕事をしていて、英語が苦手ながら、辞書片手に文献を訳していて訳しきれなかったのが、文法の問題より、"long"、"short"という中学生でも習う単語で困ってました。

過熱してどろどろにしたチーズが、
・この条件では"long"になる
・こちらの条件では"short"になる
と文献に記載されてました。

でも、どろどろで形のないものが、長いとか短いとか言われても……。
分厚い辞書を引いても、基本的に「長い」とか「短い」という意味だけで、英文の意味が全く理解できなくて、文献の翻訳は中断。

数年して、仕事に慣れてから改めてその文献を眺めると、
"long"→「腰がある」、「粘りがある」、「もっちりしている」
"short"→「粘りがない」、「サクサクしている」
という意味を当てると意味がスムースに通じることがわかりました。

さらに、クッキーなどの菓子で、サクサクにしたいときに入れる「ショートニング」という油の名称も、この「サクサク」という表現の意味なんだと一人で納得。

いま改めて、ネットで「long 意味」、「short 意味」で検索してみたんですが、食品の物性を意味する解釈は見つかりませんでした。

一般の辞書に、食品の物性を示す基本的な意味が掲載されていないのはどうしてなんですか?

また、
"long"→「腰がある」、「粘りがある」、「もっちりしている」が普通に使わない特殊な用語なら、英語圏の普通の人たちってお菓子などを食べたときに「もちもちしていて」、「サクサクで」美味しいなどの表現にどんな単語を使うのですか?

A 回答 (5件)

素晴らしい発見だと思います。


また、外国語からの日本語への翻訳の神髄を突いていると感じました。
良い翻訳は日本語で感覚的にすぐに理解できるものです。
中学校で「long=長い」と覚えた日本人は、長いことそれにこだわることになります。単語帳や単語カードでひたすら暗記します。このこと自体はやむを得ないことです。
しかし、問題点は、英語国で、long の使い方が様々であることを忘れてしまうことですね。英和辞書では一応様々な訳語を示していますが、使用例が十分ではありませんね。多くの使用例をあげると分厚い辞書になってしまったりします。
ご質問で感じたのですが、たとえば、流体状で粘り気の強いものは、垂らすと長く下がりますが、対して、粘り気が少ないサラッとしたものは、すぐに途切れたりします。
チーズに限らず油性の液体でもそうですね。

「もちもち」感を英語で言うとsticky とか、「サクサク」感だと、crispy、smooth、dry、light といったところでしょうか。英文に直す場合は、状況次第で、より適切な言葉を探すことになります。
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extending relatively far


https://www.dictionary.com/browse/long
たぶんネイティブには長いというイメージに加えて、よく伸びるとかイメージもあるんでしょうねぇ。
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参考程度に。



質問と回答を見ていて
根拠なく思ったのですが、
その long と short、
長い→伸びる
短い→伸びない
と考えることはできませんか。

>この餅は腰がある
>This rice cake is chewy.
>腰の弱い餅もち
>rice cake without much chewiness
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/%E3%81%93%E …
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/chewy/#ej-1 …

>粘りのある sticky; glutinous
>粘りのあるもち
>glutinous rice cake
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/%E7%B2%98%E …

crisp or crispy
>crisp cookies
>サクサクのクッキー
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/crisp/#ej-2 …

>crunchy
>1〈食べ物が〉かりっ[さくっ]とした
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/crunchy/#ej …
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英単語の解釈で私がもっともあてにしている辞典はOXfordの英-英辞典です。



これを隈なく見ると、longでは質問者の意味は載っていませんでした。
でも…shortでは次のようにも書いてありました。

short:containing a lot of fat and crumbling easily
crumblingとはぼろぼろに崩れるという意味です。粘りがなくて、サクサクして崩れやすい、って感じでしょう。

小学館のPrpogressive English-Japanese Dictionaryにも(菓子などが)かりかり(さくさく)する、とか(練り粉などが)ショートニングを多く含む、という意味もあることが書いてあります。
longには質問者の意味は載っていませんねぇ。
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意味ではなく、


感覚的に用いられる業界用語と捉えるのが良いでしょう。

万国共通の捉え方で論理的に理解しようとするには、
【物理的な「引っ張り」や「折り曲げ」に対する、
「延び」や「粘り」の限界が、
転じて「長、短」の違いとして感覚的に表現されている。】
…そういう本来の意味から変化する回りくどい解釈が必要です。

本来の意味から変化した業界用語や専門用語、俗語であれば一般向けの基本的な意味での翻訳とはならず、辞書には載らない場合もあります。

俗語や業界用語として使われている言葉であれば、現地や現場で実体験を伴ってこそ理解できるものです。
中学で習う一般的な知識で理解するのは難しいでしょう。

仕事に携わってない人なら、基本的な意味から外れた言葉を理解するのは難しいです。
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