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- 回答日時:
あまり経口投与の麻酔は聞きませんが、まずは経口投与から…、
一般に薬物を経口投与した場合は消化管から吸収された後、その血液が門脈に注ぐため全身循環血に到達するまでに肝臓を経由することになります。肝臓はご存知の通り薬物代謝の主幹をなす臓器であるため、肝臓での薬物代謝を免れたもののみが全身循環血に到達でき、その量は元の投与量に比べるとずっと低い値なります(初回通過効果)。ちなみに薬物の中には、消化管粘膜上皮細胞における代謝の寄与が大きいものもあります。また、薬物の血中濃度が上がるのに少々時間がかかるのも経口投与の特徴です。
次に腹腔内投与ですが、投与された薬剤の一部は腹膜から速やかに吸収されて全身循環に入ります。静脈内投与と同様に全身投与のための薬剤の入り口として利用されます。当然いずれは代謝されることになりますが、経口投与と違い最初に肝臓を経由しなくてすむという点で、薬物が体循環に入る濃度は高くなり、かつ吸収も早いため薬物の効果も高くなることが期待されます。
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