No.1
- 回答日時:
確かな文献などではなく、自分の体験と個人的解釈ですけど良いでしょうか?
レディファーストの中には、単にレストランでエスコートする、とか、女性を優遇する、と言うマナーとして存在しているものもあると思うのですが、例えばアメリカで車に乗るとき、女性を先に車に乗せることを常としている人がいます。なぜか。左右に分かれてばらばらに乗り込もうとした時、彼女が何物かに襲われたとき、車の向こう側に行こうとする間に既に手遅れになるからだそうです。
その観点から行くと、日本で広まりにくいのは、納得が行くような気がしませんか?そこまで常に危険にさらされている生活とは言い難いからです。もちろん、これがレディーファーストの全てではなく、ほんの一部でしかないと思うのですが、思わず納得した意見だったので、ご参考まで。
あ、もちろん、これは女性は男性が守る物、という思想に基づいているものと思われますが・・・その機嫌などは知りません・・ごめんなさい。参考になる意見が沢山あると良いですね。
とても参考になる意見をありがとうございます。ディベートは月曜日に行われるのですが、そのときにぜひ参考にさせていただきます。もし、新たな発見がありましたら、連絡ください。
No.2
- 回答日時:
一般論ですが、欧米の文化でレディー・ファーストが当然とされているのは「弱者を守る精神」が常にあるからです。
多分これはキリスト教からきたものだと思いますよ。
「弱者」という位置付けが必ずしも女性自信が受け入れているかという問題もありますがそれは置いておくとして、この定義は女性だけでなく子供や年配の方にも適用され、社会のあらゆる福祉制度やボランティア活動にも現れています。
残念ながら、日本ではまだまだ男尊女卑の精神が根底に根強く残っており、「女は男のあとについてくればいいんだ」ということで、レディー・ファーストとは逆の概念で生きている民族です。
儒教にある「互助の精神」は、年配者や体の不自由な人のためのものという意識が強いですから、その中に女性は入ってはいません。
欧米と比べて、ボランティア活動や福祉制度の充実さに差があるのも、何か象徴的だと思います
このディベートのテーマをもっと深く考察したいのなら、どちらかの性別うんぬんというだけでなく、日本や欧米その他の歴史、宗教、道徳、社会など、あらゆる事象を研究しておく必要があると思います。
すごく参考になるご意見ありがとうございます。私たちのような10代はレディーファーストというものが何なのかも知らないのに、ディベートをしようとしていたんですね。恥ずかしい。明日学校に持っていって、友達にも教えてあげようと思います。ディベートまでまだ時間があるので、少し研究してみようかなと思います。本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
日本において女性は、「三従」と説かれております。
若くしては親に従い、結婚しては旦那に従い、老いては子に従うというものです。
そして、昔は、男尊女卑思想で、男の後から着いて来るものとされ、前を歩くことなど出来様筈もありません。
他国にては、フランス革命とか、女性の貢献が強く、レディーに対する尊敬、それがマナーであるかのように思っておりました。
原住民においては、ちゃんと差別があり、区別されております。レディーファーストが有り様も無い。
男は獲物を捕り、女性は家を守る、それが、本来であり普通の姿だと思います。
差別は差別でなく、相手の特性を重んじているからであり、平等は平等でなく、相手(女性)を煽てているに過ぎません。ちょうらかされて優越感に浸っているほど、策に乗って馬鹿にされていることは無いと思いますよ。
如何でしょうか?
無知な私に分かりやすいご意見ありがとうございます。他の意見も混ぜて参考にさせていただきたいと思います。これで勝ちは決まりかな?また、付けたしがありましたら、連絡ください。
No.4
- 回答日時:
レディーファーストの起源についてですが、もとは男性が自分の身を守るために生まれた行動が、現在のレディーファーストになっている、ということを本で読んだことがあります。
中世ヨーロッパでは、トイレがなかったため溲瓶等で用を足していましたが、その中身を部屋の窓から外に捨てるというのが当たり前のように行われていました。
そこで、女性を危険から守るという名目の上、馬車などが猛スピードで走る道路側ではなく家側を歩かせて、窓からの落とし物の被害から免れる、という行動が一つ。
また、やはり中世のヨーロッパで、暗殺が普通に行われていた時代、部屋に隠れて自分を待ち受けているかもしれない暗殺者から自分の身を守るために、まずは女性を先に部屋へ入れて暗殺者がいないかどうか確かめる、という行動がもう一つ。
こちらの話は結構有名です。
先の、街を歩く時に女性を家に面した側に歩かせるのも、家の物陰に隠れている暗殺者から身を守るためというのもあったかもしれません。
こういったことは、歴史・宗教・民俗史などをを勉強してみると分かりやすいかもしれません。
その後、街が衛生になり、暗殺者から身を守る必要がなくなっても、このレディーファーストという慣行が残った、というのがよく言われている説です。
日本で定着しないのは、私も他の方々が言っているのと似たようなことなので、ここでは省きます。
レディーファーストが必要かどうかは人それぞれ意見が分かれるところですね。
大切なのは、人々が互いを尊重し、(色々な意味での)弱者を助けるのが当たり前にできる社会であることだと思います。
レディーファーストのことが少しづつ分かってきたような気がします。実はこんな影があったんですね。本当に参考になります。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
私が以前本で読んだり人から聞いた話は皆さんのものとはかなり違います。
女性を大切するというのは中世の騎士(ナイト)の精神から始まったそうです。ナイトというと結構格好良いとか、男らしいとかいうイメージがありますが、その頃の女性の地位は大変低かったのです。男尊女卑の典型のような社会で、女性は男性の「持ち物」でありました。
昔の日本の女性の身分が低かったのは本当でしょうが、女房となると違いました。奥様という呼び名も家計を預かる身分を象徴するようなもので、決してしいたげられたままではなかったのです。それどころか夫を操っていたそうです。
一方中世ヨーロッパにおける女性は、結婚したとしても家計を任されるような事はありませんでした。お金持ちの貴族の奥方でさえ、街に一人で置き去りにされると、馬車を雇って家に帰るお金も持ち合わせて居ませんでした。
男達にとって女性、特に奥さんは犬や猫と同じ存在でした。自分の持ち物であるいわばペットを虐待する人はいますか?そんな事をしたら自分の評判を落としてしまうので、自分が慈悲深い男であるという事を示すために人前では女性を大切に扱ったのです。
つまり女性を大切にするのは、自分が慈悲深い男であることを示すための手段であり、その女性を尊敬していたからではありません。この意味でヨーロッパの男が女性を大切にするのが、我々日本人が想像するような観点から始まったものではないと言うことが分かります。
ヨーロッパといえども男尊女卑の考え方はあったのです。日本人が大好きなスイスだって、まだ最近まで女性には参政権がなかったですよね。
アメリカにおけるレディーファーストは少し別の意味があるようです。西部開拓時代に荒野を一緒に開拓してくれた強い女性がたくさんいました。こうした女性は男以上の働きをしたし、女性の存在無しで西部開拓は成しえなかったのです。
そこで必然的に数の少ない女性を大切にする男達が増えたのだそうです。
というような事で、心から女性を愛するが故ではないというのはショックです。今の日本の若い男はどうなんでしょうね。
ただレディーファーストという言葉にどっぷり浸かっていてはいけないんですね。なんとなく分かったような気がします。参考になるご意見ありがとうございました。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
男性優位が世界史上の大まかな流れです。
女性優位が実現した例というのは探せば稀にあるかもというぐらいであって、ほとんどは男性優位です。
男性の方が腕力的に優勢で、精神力も強く(男は泣くななど)、外部のものと戦い、何か収穫を得るなど社会的役割も大きかったようです。
最近はサービス産業が増加し、女性でも男性と同様に働けるようになったように思います。または女性ならではの仕事というのもあるでしょうし。
レディーファーストが実現するケースは、男性に下心がある場合、女性の非力さに対する愛情がある場合、女性をわざと危険にさらす場合があるとおもいます。
わざと危険に去らすようなケースはたぶん稀でしょう。
レディーファーストが定着しない理由として考えられるのは、男性の下心が丸見えになってしまうため?男性が自粛しているというため、男性の愛情が薄いため、等が考えられます。
本当にレディーファーストを実践している人は、大概誰に対しても易しく思いやりのある人でなければだめだとおもいます。しかし、そうであるとレディーファーストを実践していいるようには見えないということにもなります。
女性にだけ易しくするだけの行為は一見レディーファーストですが、軽蔑されるだけで長続きもしないでしょう。
レディーファーストという言葉も概念もはなくていいものだとわたしは考えます。なぜなら、思いやり精神があれば自然とレディーファーストも実現するだろうし、女性にだけ易しい程度の行為は軽蔑の対象だからです。
実は今日ディベートが終了しました。みなさんのおかげで、実に内容の濃い話し合いができて本当に嬉しく思っています。特に、こちらの意見はまとめの時にビシッと決める最後の手段として使わせていただきました。
本当に役に立つご意見ありがとうございました。
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