プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています。

去年の6月に私は高校の修学旅行(正確にはホームステイ)という形で一週間オーストラリアへ行ってきました。
初めての海外旅行ということもあり不安もありましたが、学校の教えではオーストラリアは沢山の人種がいて、人種差別は少ないと聞いており安心していました。
でもある日、有名なビーチの近くのスーパーで友人と買い物をし会計を済ませようとしたところ、突然レジの男の人に「カバンの中身を見せろ」と言われました。
私の前に並んでいる人たちにはそんな事しませんでした。もちろん私達は万引きなどしてないし、怪しいそぶりもしなかったので明らかにアジア人に対する差別だと感じました。周りにいた白人の人たちも私達をジロジロ見てきてとても恥ずかしかったです。
そこで、自分が今までどれだけ日本という国でのうのうと暮らしてきて差別ということを真剣に考えていなかったということを思い知らされました。
ホストファミリーの方やガイドさんはみんな親切だったのでこういう人がいると知った時は本当にショックを隠せませんでした。楽しい海外旅行も台無しです。

長くなりましたが、本題はオーストラリアにはやはりアジア人に対する差別というものはあるのでしょうか?
お恥ずかしい話なのですが、私は今まで真剣に人種差別について興味を持たなかったので知識のある方のお話を聞いてみたいです。

A 回答 (7件)

オーストラリアは、移民や在留外国人に対して非常にオープンな国です。

「オーストラリアは沢山の人種がいて、人種差別は少ない」という学校の説明は、大雑把な傾向としては間違っていないと思います。

しかし、むしろオープンであるが故に移民の比率が高くなり、その結果としての、人種差別・外国人排斥の動きもあります。他の方が挙げたように、1970年代までは「白豪主義」と呼ばれたアジア系移民の流入を排除する政策をとっていたし、アボリジニーやアジア系移民の排斥を主張する政治家がつくった政党が、ある程度の支持を得た事もあります。↓(どちらもその政治家が注目を浴びていた時期のもので、2004年の選挙では、その政党は全国で1~2%程度の支持しか得られていません。)
http://www.cia.com.au/jtech/stranger/hot5.html
http://aplac.info/key/pauline.html
また、昨年12月にはシドニーで人種問題を発端にした暴動が起きたばかりです。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=20 …

しかし繰り返しになりますが、それは移民に対してオープンな国だからこそ、そういう問題が顕在化しているとも言え、日本は閉鎖的だから外国人排斥・差別も目立たないだけかも知れません。私は英国に4年間程住んでいた事がありますが、はっきり人種差別とわかる直接的な経験は、数回しかしていません。(No.1の方の例にもあるように、本人にとって差別と思われるような経験があっても、客観的に見て本当にそうなのかは難しい事はよくあります。)でも、人種暴動や、差別から来る暴行・殺人事件が起きていましたから、人種・民族差別の問題がないと言う気は毛頭ありません。こういうのは、どういう立場で外国に住むか、同じ国・都市でも、どのような地域に住むか、などによって大きく違いますから、個人の体験だけから、結論を導き出すのは危険だと思っています。

今は、ネット上で一部から「反日」「独善的」の代表のように言われる国に住んでいますが、外国人を排除・差別する言動を公然とやってしまう人の比率の高さでは、住んだ事のある3カ国の中で、日本が一番少ないとは、残念ながら断言できません。例えば、某知事の発言は、フランスやオーストリアなどで移民排斥を主張する極右政治家のそれと似ている部分が多くあり、実際、それ以外の国から見ると、同じカテゴリーの政治家に分類される事がよくあります。

楽しい旅行が台無しにされて不快かも知れませんが、「差別される側にたつ」という、考えようによっては貴重な体験をされたのかも知れませんよ。といっても、不愉快なものは不愉快でしょうけど…。
    • good
    • 11
この回答へのお礼

みなさん沢山の意見をありがとうございました。やはり読んでいて自分の無能ぶりを体感しました。オーストラリアはイギリスの罪人が流されてきたというのは知っていましたが、沢山の人種が暮らしているということもあり差別は少ない・・・という安易な考えでいた自分がなさけないです。
最近では韓国や中国が目立ちますが、私達には関係ないと言っている場合ではないのですね。
tiuhtiさんの仰るとおり、差別されるという体験はある意味貴重なものだったと思います。もし体験しなければ今の他国の反日を見ても「どうでもいいや」で済ませる馬鹿な大人が一人増えるところでした。
差別がなくなるというのは現実的には遠い夢なのかもしれませんが、関心を持つだけでも何かが変わることを信じて少しづつ知識をつけていきたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/04/04 21:30

 こんにちは。


アメリカ在住の方が言っていましたが、アメリカ人は明らかに日本人を
下に見ていると。
 そうは言っても日本人もアジア各国の人を下に見ていますから、人の
事は言えないかもしれませんね。国内でもアイヌ人蔑視に在日朝鮮人差別
に民差別と、数限りなく差別が繰り返されています。
 障害者自立支援法と言う名の差別も小泉政権によって生み出されてしまい
ました。これによって障害者の社会的自立が困難になるので、これも
形を変えた国による差別と言えるでしょう。
 差別は誰の心の中にも存在しているものです。それを無自覚に行っている
場合もあるでしょうし、意識的な悪意ある差別も有るでしょう。
 韓国朝鮮中国人などの日本に対する一部悪意に満ちたかのような態度は、
日本人がそれらの国に対して持っている悪意ある差別の反発なのではない
かと思います。そういう意味では日本はアジア各国に対して、相当根深い
差別意識を心の奥底に抱えていると言えるのではないでしょうか。

 奇麗事は言いません。日本が加担したイラク侵略により数万人ものイラク
人が虐殺され、今も毎日子供達が死の恐怖に晒され続けているのです。
それを対岸の火事の如く我関せずと贅沢三昧の日々を送る日本人。これなど
は人種差別の最たるものではないかと私は思います・・・
    • good
    • 15

差別という事は誰の心の中にでも根ざしており、国家自体が差別によって形成されてきたと言っても過言ではありません。


その中で個々人が如何に自分を律するか、そういった認識を持って行くかが問われるのですが、日本では「寝た子を起すな」論が多く、実際に存在する差別はあまり論じられません。
日本での差別は、「外人差別」「有色人種差別」アジア人差別」「中朝差別」「出身差別」と言ったように階層があり、逆に「白人願望」等と言う屈折したものもあります。
豪州も自身が「囚人の国」として大英圏内で白人間の差別を受けており、その中で「有色人種差別」「新移民差別」が行われています。
豪州の差別自体も屈折しており、日本人に関しては「お客さん」と言うことで潜伏している部分もあります。
日本人以外のアジア人はもっと手酷い差別を受けており、彼らの強い自己主張が日本人には異様に感じられますが、実は無理ない部分もある訳です。
    • good
    • 5

人種差別のない国はほとんどないと思います(もちろん日本も含めて)しかし、オーストラリアは特に差別の残っている方の国に入るかもしれません。

1950年代まで、「狩に行くか」などといって、アボリジニーズに人々を鉄砲で殺しに出たものだなどということを聞いたことがあります。また最近では極右の人種差別主義者が国会議員になったこともあります。ただし、日本も実はこの点相当ひどい国ですね。差別された経験をそのままにせず、なくしていく様に勤めましょう。
    • good
    • 6

既に書かれていますが、どこの国でも差別はあります。


オーストラリアでも同様です。
特にイギリス人はすごく日本人を見下しているので仕方ありません。
WASP同様あの国の民族は自分が一番偉いと考えるようなので割り切ることですね。
あと中国人・韓国人も日本人を見下していますよ。
日本国内(日本人同士)でさえ差別はあります、学校や役所は教えないけど。
    • good
    • 8

僕は社会の時間に、白豪政策というオーストラリアの白人至上主義の差別政策があると習いました。


元々イギリスの罪人が島流しされてできた国ですので、コンプレックスが差別意識を生んでいるのだと思います。
ただし、オーストラリア人から差別的行為を受けた覚えもありませんし、最近は日本以外のアジア人も活躍しているという報道もありますので、たまたまそのような扱いを受けただけかもしれませんね。

法律で差別されていないなら、個人の意識差によるものです。
これを払拭するのは不可能です。
    • good
    • 3

ないと言って、誰が信じるでしょうか(笑)


私はオーストラリアが最初の白人への海外旅行でしたが、西欧のアジア人に対する差別の存在を海外で暮らしたことがある同級生に聞いていたので、「差別や偏見はある」という前提で旅行していました。
その同級生は、歩いていて「自分の国へ帰れ」とツバをはきかけられたとのことでした。

また対アジア人への差別というだけでなく、例えばそれなりの格のホテルに足を入れるバックパッカーや、あつまって声を出して騒いでいる集団(普通だがあちらではうるさく感じるもの)への、「ここはお前らのくるところじゃないぞ」みたいな侮蔑の眼差しなどもあります。
日本は平等・公平・平均を無意識に求めてしまいますが、海外のほとんどは、不平等・不公平・格差の社会だとおもっておいたほうがいいかもしれません。

あと、差別言葉をあびせられやすいタイプの人もいるのかもしれません。
ちょうどいじめのような、いいやすい人いじめやすい人がいるように。

イギリスのパブで、わたしの日本人の友人はオーダーを受けてもらえませんでした。しょぼくれて席までもどってきましたが、彼の自信のなさそうな部分がいわせたのかもしれません。
わたしは背が高く態度もどうどうとしているのですが、同じカウンターでも笑顔でオーダーを受けてもらえたので、へんな感じでした。何度行っても、バーテンさんは笑顔で「この人日本人がすきなのかな?」と思えるくらいでした。

これは私と彼の態度の違いでそうなったのか、あるいはアジア人でも国による偏見があって、彼は日本人と思われなかったのか、わかりません。。
しかし、最近の日本でも「嫌韓」「反中」などのムーブメントがあるように、やはりその現地での偏見や心情というのは、あるのだと思います。

だからといってはなんですが、やっぱり日本人にも国際語である英語が大切なんですよ(笑)

「あんた人のかばんを開けさせるとは、どういう魂胆だ。もし何もなかったらどうするつもりだ。ハァ?」
ぐらい、英語で食ってかかれるようになりましょう。
    • good
    • 16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!