この人頭いいなと思ったエピソード

鉛筆画をできるだけ長く良い保存状態に保つ方法を教えてください。
なんとなく定着スプレーは抵抗があるので、これ以外でおねがいします。

ちなみに展示するわけではないです。

A 回答 (3件)

寝かせてあまり動かさないように保存しておく、でしょうか。



フィクサティフ(定着スプレー)をかけていない鉛筆画は、15年20年のスパンだとかなり落ちます。
額にいれておいてさわったりしていないのですが、薄い硬筆の鉛筆画でも筆圧の違う部分によってすとんと落ちているのはおどろきです。
フィクサティフが部分的にかかった部分は20年たってもほとんどかわらないですね。

参考まで。
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この回答へのお礼

フィクサティフと言うのですね。
何かデメリットはないですか。レオナルドのマドリード手稿なども今はこういう加工してるのでしょうか?
問題なければフィク加工にしようかと思います。

参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/04/08 14:50

定着液(フィキサチフ)について。


鉛筆画の書き方とフィキサチフの使い方に十分注意すれば、ほぼ、問題は発生しませんが、
そうでない場合は、「白濁」と「部分剥離」が発生します。
「白濁」については、メーカーは「A液とB液」で対処するように言っていますが、鉛筆画の場合は
塗膜は或る程度解消しますが、絵の方はだめになります。
「部分剥離」は写真修整技法を駆使しても、色調を合わせることが出来ないのと、どんなに慎重
に触れても、大きくしてしまいます。
問題が発生しないようにするのが最善ですので、ヒントを箇条書きします。
�画面の乾燥を確認のこと。
�湿度の高い日とか、2・3月9・10月の結露の発生しやすい月は避ける。
�適切な塗付量(30?40cm離れて横振りで1回、全体が満遍なくうっすらと濡れる程度に塗布。
続いて縦振りで1回。 しばらくして半乾きで2度目の吸い込みが出来るのを確認のうえで2度目
を同じ動作で、同じ程度の量を塗布。全体が満遍なく濡れているのを確認。その後陰干し。
�粒子の粗い面に出やすいので、粗面のままの仕上げを「重ねがき」で避ける。
�鉛筆の組み合わせは三菱、トンボ、キャスル7Bとした場合で、定着液はホルペイン製を使用
すると「白濁」も「剥離」も避けられる。20年間発生なし。他の組み合わせは発生あり。
�「剥離」は力を入れて厚塗りした密度の高い面に多く発生する。作画はあくまでも力を抜く。
濃い部分は「重ねがき」を工夫すると、より黒さが出せるし、密度を低くすることが出来る。
�紙は310kg以上、中目が適しています。
�保管は高温、高湿度を避けることは勿論、背板は硬質を選ぶ。
�定着液の塗布後は直射日光は絶対に避ける。
�考え方;鉛筆の粉は接着しているのではなく、付着しているだけ。定着液はその付着力を
多少強めるだけです。


鉛筆画の保管について;
「紙は息をしている」と考えて保管方法を工夫してください。色々な包装資材で包みこんだのでは、
通風がなくなり、色々の問題発生が考えられます。特にビニール系でくるんだ場合は、湿度の高い日や温度の変化の激しい2.3月と9.10月、直射日光にあたった場合など、ビニールの内側で汗をかきます。(結露します)
保管のヒント
�額装がもっとも安全で長持ちします。                                                          
�背板は硬質のものとして、絵と背板の間に画用紙を一枚か二枚を入れる。
背板と予備の画用紙の大きさは絵より3?5mm大きくする。(収縮率の変化と違い)

�額装はガラスではなく、アクリルが最善です。(ガラスが破れた時、絵も破れます。)

�絵とアクリルとの間はぴったりではなく、空間が出来るようにデザインを考えてください。
�直射日光を避ける。(強い光は変色を早めます、また紙が硬化します。)
�湿気に十分注意(紙のゆがみと、カビ発生の原因になります。)
�移動の際は、出来るだけ振動を避けるように。フィキサチフ処理をしていてもかえって

剥離する場合があります。

いずれにしても、現在絶対と言える保管方法はありません。 紙の変色と、硬化、それにカビの発生       鉛筆面の硬化と剥離などは、何らかの回答はありますが、ほぼ、
未解決の課題です。
作品はどんな作品でも、大切な作品です。とにかく工夫しましょう。
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トレーシングペーパーで全体をカバーし、ビニール袋に入れておけば長持ちしますよ。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2006/04/08 14:30

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