プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

漫画原稿を描いているのですが、
スクリーントーンは印刷後(印刷会社を通して、本にした時)
若干色合いが変わってきますよね?
印刷会社によっても違いますが、以前 全体的に薄くなると聞いた事があります。

私の場合はいつも、影をつけたトーンが薄くなりすぎて
印刷後には わからない位になります。

このトーンは、印刷後 この位の濃さになる・・・というのが
事前にわかる方法はないでしょうか?
それともこればかりは、経験によって 感づけていくものなのでしょうか・・・。

教えて頂ければ大変ありがたいです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

影トーンという事は網版ですよね。


この場合思い通りに印刷に出ない原因の多くは、「線数(点々の密度)が細かすぎる」「薄すぎる番数のものを使っている」「肉眼で見た感じを実際のトーンの濃さだと思って使っている」などです。

印刷所で原稿をスキャンする際は、紙の汚れなどを飛ばすために露出を明るめに調整しますが、点々が小さい上に薄い番数(81など)だと点の周囲も白く飛んで消えてしまいます。(「トーンが飛ぶ」)
この調整の具合は印刷所によって若干違いますが、どこを使っても飛ぶようなら、1番台の濃さは70線以下(71とか61)など点の大きい線数のものに変えた方が良いでしょう。グラデも線数が細かいと薄い部分が飛びます。
一度、おくづけページなどに確認したいトーンを貼って「見本」を兼ねた本を作り、お使いの印刷所でどの程度に出るか確認してみるのも手です。
また印刷に出す時に、一番薄いページを指定して「このトーンが出るようにして下さい」と注文するのも手です。
ただし、そのぶんグラデの濃い部分がベタ潰れする危険性は覚悟する必要があります。

「見た目と実際の濃さ」の違いについては、紙の色やトーンフィルムのわずかな厚みのぶん下にできる影のため、点が大きくなったように見えて貼った感じはやや濃く感じます。きちんと強く密着させることで少しは解消しますが、それよりもやはり、今までに刷った本で使ったトーンがどの程度出ているかを毎回よく観察して覚える方が良いでしょう。
トーンメーカーのカタログは製版にフィルム版を使っており、安い紙版で刷る場合とは精細さが格段に違うので余り信用しないのが無難です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こんばんは ご回答ありがとうございます(^^)
確かに私が使用しているトーンは点の密度が物凄く細かいです!
retorosさんの詳しくて、大変判りやすいご説明を
読ませて頂いて ものすごく納得致しました。
自分はかなりトーンを綿密に貼るタイプなので、
折角の苦労を(自分で言うのはおかしいのですが(汗))
無駄にしないように よく調べてからトーンを使用して行こうと思います。
本当に ありがとうございました!!

お礼日時:2006/04/28 23:31

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!