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御質問させて頂きます。

1950~60年代のギブソンJ-45や、LG-1などは
高価な値で取引されていますが、
実際、音のほうはどうなのでしょうか?
たとえば、最近のモデルのJ-45と
50年前のJ-45では値段もかなりちがいますが、
音そのものがまったく別物なのでしょうか?
あと、古いJ-45を使っている人は
私的にブルースが好きな人が多いような
気がするのですが、
なぜ古いギターを好むのでしょうか?
マーチンなどでは、ソロギターやアルペジオ
主体のギタープレイというイメージがあるの
ですが、古いギブソンのギターで
ソロギターなどをやると、
やはり雰囲気がでないのでしょうか?
あと、LG-1とJ-45の音の違いも知りたい
です。  ギターに詳しい人お願い致します。

A 回答 (3件)

1950年代のLG1を売って、1991年のJ45を買った現役ミュージシャンです。



僕が知っているというか、体感したことだけ書きますね。

LG1というのは、昔、Gibsonが、出した廉価版のギターでして、小ぶりな形をしています。
僕が持っていたのは、1950年代の中盤頃、スモールピックガードのスタイルの物です。
一番の特徴は、ラダーブレイシングと言って、表板の裏には、力木が、ハシゴみたいに横にしか張ってありません。
これが、耐久性や、サウンドにも結構な影響を与えていまして、僕のは、60年くらい経過していますと、やっぱり、弦張で、おなかが膨れて来るんですね。
サドルを削って何とか弾ける状況ではありましたが、サウンドは、どうしてもチープな感じは否めません。
柔らかいサウンドではありますが、Gibson独特のガーンと鳴る感じはありません。
だけど、すごい雰囲気のある外観ですし、何ともいい雰囲気を出してくれるギターですね。
値段は、そういうわけで、それほど高くありません。
1950年代のビンテージ物でも15万円ほどで買える物も多いと思いますよ。
LG2や、LG3はブレイシングが違うとのことですが、弾いたことがありませんので、サウンドなどの実際はわかりませんが、
LG1よりも高価だったかと思います。

あと、J45ですが、
古いものの中でも、キングオブ個体差と言われているギターでして、同じ年代のJ45でも、全く違う個体であると思った方がいいと思います。
最近のはほとんど鳴らない感じのものが多いですし、弾いてみないとわからないギターであることは確かです。
J45の上位機種にサザンジャンボというのがありまして、インレイなどが違いますが、1958年の、ものすごい個体を弾いたことがあります。
倍音も強烈で、キュンキュンいって鳴りまくっていました。
そのお値段で、約80万円。
そのサウンドが頭から離れず、忘れるような頃、楽器屋ではない、普通の中古屋に、J45を発見。弾いてみると、あの時のサザンジャンボを思わせるような鳴りで、ビックリ。
1991年製でした。
お値段は14万円➕消費税ってくらいでした。
たまたま、鳴るGibsonに出会ったわけでして、どうしても手に入れたくなり、LG1を売って、手に入れました。
1990年代前半のもので、ビンテージではなく、中古扱いのものでも、鳴るものはありますし、鳴らないものもありますので、バカ高いGibsonを弾いて、サウンドを知っておく必要がありますね。

LG1は、倍音のない、優しい感じのサウンドですね。音量もそれほど無く、おとなしいです。

J45の鳴るものの代表選手は、
長渕剛さんが、レコーディングに使ってみえるので、
昔の、時代は僕らに雨を降らしてる
というアルバムの中の、夢破れてというソロ曲や、
このサウンドから行くと、トンボとかもそうかもしれませんね。
あのキュンキュンいう倍音が強烈ですね。
あんな感じが、J45のサウンドなんですよ~。暴れん坊です。
鳴るものに出会うと、体中がしびれますよ!
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音は。

。。まったく違いますね。

特に50年代以前のものは別物の鳴りです。
いろいろ語るより、実際に演奏してみるとわかります。

J45は、山崎まさよしが有名にしましたよね。
ギブソンの音は、マーチンに比べてちょっとくぐもった感じで
ブルージィな響きなのでブルース系のギタリストが好むのだ
と思いますよ。
もちろん、ソロをやってもいいです。やっている人もいます。

LG-1とJ-45の音の違いも知りたい。
個体差が激しいのがAGですので、大まかですが
LG1のほうがJ45よりもチープなサウンドですね。
ブレイシングや、大きさのせいで。
でも、それも個性ですが。
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オールドのJ-45やLG-1が現在の取引価格は把握していませんが、本当のオリジナルミントはほとんど存在しない、と言っても良いでしょう。

楽器店に並んでいるオールドJ-45は指板が張り替えられていたり、修理歴のあるものが殆どです。元々両者は高級ギターではないし、制作年度によってスケールもまちまちで作りもあまり良くありません。そのなかにほんの少しだけ「名器」が存在し幸運な人が巡り会えたのです。
その名器と現在リバイバルされているものとは全く音が違う印象を受けます。オールドのカラッとした乾いた音、やや小さめな音量、に対して現行製品は音量もあって明るい音質の印象を受けました。これは善し悪しではなく「好み」で判断した方が良さそうです。
恐らくはソロのブルースシンガーには大音量でバランスが良く、音の立ち上がりが鋭いマーチンギターは合わなかったのでしょう。

ギブソンギターはマーチンギターと違う点の一つに「音作り」をしていることです。力木構造がマーチンギターに代表される左右非対称Xブレーシングとは異なり、左右対称のブレーシングを採用しています。これがあの、どこか音の厚みの無い、「ジャリーン」という感じの音を発生させる工夫の一つです。
J-45はLG-1を大きくしたようなギターで「J=ジャンボ」という型番の由来で理解して頂けるでしょう。マホガニーボデーで造られた両者の音質はもちろん似ています。強いて言えばボデーの大きさによる音量が大きな違いと言えます。
J-45が日本人に人気のある理由の一つに、あの「吉田拓郎」がこのJ-45で数々の「伝説のライブ」を作ってきたからです。
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