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はじめて質問します。日本語の中で、以前から気になっている「表現」「言葉」があります。種々雑多ですがお願いいたします。
(1)考え中(かんがえちゅう):「考える」の連体形は「考える」ですので、「考え」に「中」をつなげるのは誤りではないでしょうか。以前某民放クイズ番組で使われており、気になっていましたが、最近は某公共放送でも使用しています。
(2)~みたく:「~のように」「~みたいに」の代わりに「~みたく」という人が多くなったように感じます。非常に違和感を感じるのですが、正しいのでしょうか。
(3)よける:「ものを脇によける(除ける)」「ボールをよける(避ける)」というときに使用しますが、先日「掃除をするのでちょっとよけて?」と言われました。私が「何を?」と聞き返したところ「あなたがよけて!」と大きな声を出されてしまいました。この場合私は「~どいて」と言います。
(4)~したときある:「したことがある」ことについて「したときある」という人がかなり多くいらっしゃいますが、これはどこかの方言でしょうか?
微妙なニュアンスの質問ばかりで恐縮ですがよろしくお願いします。

A 回答 (9件)

(3)(4)はあきらかに間違えですね。

私も使いません。

ただ、(1)(2)は間違えではないですよ^^

(1)
「考える」の語幹(活用しない部分)は「考え」です。

だから「考え/ます」「考え/た」「考え/ない」のように活用します。
「中」というのは漢字なので一見体言に見えますが、体言ではなく、「動作の最中」であることを意味します。
つまり「考え/ているところ」ということです。
同じ例として、「話し中」(話し/ているところ)、「探し中」(探し/ているところ)などがあります。
どれも自然な日本語です。

(2)
「みたく」はあまり確証が持てないので推測になりますが。。。
「みたい」は形容動詞扱いですけど、「みたい」を形容詞と考えるとク活用することができます。
そうすると用言に付くときは「みたく」でもおかしくはないのでしょうか?
こちらは私も度々使います。
もしかしたら綺麗な日本語ではないかもしれないですが・・・。
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言葉に「正しい」などはありません。

しいて言えば、たとえ語源的に、あるいは漢字の意味から見て間違っていても、大半のひとがそのように使うならばそれは承認せざるをえない。「当り前」という言葉は漢字で「当然」と書くべきところを「当前」と書いた者がいて、それを周りが「あたりまえ」と茶化したことから始まったとか。その時は間違いでも、後に普通の言葉になることは昔からずっと続いています。特に話言葉は変わるものです。あとは感情の問題ですから、私もいやなものはいやですが。
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(1) 考え中、話し中、着替え中……、いずれも思案中(思考中)、通話中、更衣中……を和語に入れ替えたものですね。

書き言葉では使いませんし、特にこなれたものだけが口語的に定着しているのだと思います。ただ、「お考え中だとは思いますが」「お楽しみ中、失礼いたします」などの丁寧語としては、他の漢語の言い回しが難しいからか、比較的よく見かけます。“考え中”は、小学生に「思案中です」は文語的すぎると判断して教師がこしらえた言葉なんではないかと推測します。
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/nichigen/issue/pd …

(2) 形容動詞「~みたいだ」を形容詞のように錯覚して活用してしまった例ですね。“キレイ(綺麗)だ”を(“美しい”と同じように)“キレイ”で活用させてしまい、「キレ(イ)くしておいて」「キレくない」という例を見たことがあります。「スキくない」と同じ誤用でしょう。

(3) 方言であるかもしれません。一般的には、「のいて(どいて)」が一定期間そこから離れることを命じているのに対し、「よけて」は“一瞬”スペースを空けるよう言っているとも考えられます。でもこれは無理矢理っぽいですね。

(4) 若者言葉でしょうか。分別のある大人は使いませんよね。それを知りつつ“何ゆえに”を類推してみます。「するときがある」は少し“アリ”に近くないでしょうか。「することがある」は、どちらかというと何かの条件に合致したときにある行為を行う感じがします。これに対し「するときがある」は、明確な判断はなく、より気紛れで場当たり的な印象です。このニュアンスから、「したことあるよ」だと、何らかの判断があってその行為を選択したかのように思われかねないので、その危険(追及される危険?)を回避するために、「したときあるよ」と、純粋な経験談(考えを問われない行為)という防御線にしているのではないでしょうか。
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誤解がありましたようなので、補足させてください。



>また、#3さんが紹介されている論文の「動作を表す名詞につきうる」というのは「大雑把」といわれているとおり、厳密ではありません。「出発中」「退院中」「結婚中」「発見中」など、時間・空間などに幅がない、もしくは幅が想定できないものにつくのはおかしいと感じます。

このことについては、その論文の2.3節で、動詞および補語で記述されている事象の継続性が必要条件である旨が書かれています(要するに「発見中」「到着中」のような継続性のないものはそもそもダメ)。また、私としても、この点は自明だと考えておりました。だから、この必要条件を前提とした上で「大雑把」に書いたまでであって、この必要条件をウヤムヤにして「大雑把」に書いたつもりはありません。

>また、期間の場合(たとえば「今週中」など)はもちろん継続の場合でも「動詞連用形」に限ったことではない思えます。例としては「会議中」「不在中」「存命中」などがあげられます。

No.3で「動作を表わす名詞(日本語の動詞であれば、その連用形)」と書いたのは、その直後の例で示したように、「仕事中」といったものを含めているのであって、動作を表わす名詞を動詞連用形に限定したつもりはありません。動詞の場合は連用形だと述べただけです。

以上の2点だけでなく、No.3は全体的にわかりづらい文章だったと反省しています。申し訳ありません。
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#2です。



言葉が足らなかったかもしれません。
私が「考え中」を新しい用法だと書いたのは、「休憩」や「食事」などといった字音語ではなく単独の和語につく用法をいったのです。
ちなみに、日本語の歴史の中では30年や50年を古いとはいわないと思います。

ついでにもう少し補足をお許しください。
そもそも「~中」には、二つの使い方があります。
一つは「今~しているところ」という意味、もう一つは「時間・空間・事物に幅がある場合、その間」という意味です。前者は継続をあらわし、後者は期間・範囲などをあらわしています。

「鈴木さんの休み中に注文がきました」といえば期間ですが、「ただいま鈴木さんはお休み中です」といえば継続です。この継続の単独和語+中には違和感をおぼえます。しかし、「鈴木はただいま話し中です」はよく使っているよ、という人も多いのではないでしょうか。「考え中」は、この継続の「話し中」用法と同じです。違いがあるとすれば、定着度だけだと思います。

また、#3さんが紹介されている論文の「動作を表す名詞につきうる」というのは「大雑把」といわれているとおり、厳密ではありません。「出発中」「退院中」「結婚中」「発見中」など、時間・空間などに幅がない、もしくは幅が想定できないものにつくのはおかしいと感じます。

また、期間の場合(たとえば「今週中」など)はもちろん継続の場合でも「動詞連用形」に限ったことではない思えます。例としては「会議中」「不在中」「存命中」などがあげられます。

「帰宅中の事故」は正しいと感じる人が多いと思いますが、「帰り中の事故」は、おかしいと感じる人が多いのではないでしょうか。しかし「話し中の事故」「休み中の事故」は、なじんでいる人も多いだろうと推測します。やはり、この違いは「定着度」でしかないのでは…。
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(1)「考え中」は、ここ数年以内の新しい言葉ではありません。

小学校用語(?)です。昔、先生に問題に答えるよう指名された時、まだ答えが出ていない場合に、「考え中です」と答えるように指導されたことがあります。30年も前のことですが、それより古い小学校用語なのかもしれません。
 テレビで聞かれるようになったのは、1991年に放送が始まった「たけし・逸見の平成教育委員会」という番組で、小学校用語を意図的に使ったからだと思います。
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(2)は、やはり「みたいだ」という形容動詞型の助動詞の語幹「みたい」を形容詞として扱ってしまった結果だと思います。

いまの段階では、それほど公式の場では用いられる表現ではないと思います。

(1)は、気になって調べてみたところ、次のような論文が見つかりました。アメリカからの留学生の方が日本語で執筆したもののようです(参考URL)。すごいですね。

Lee-Goldman, R. (2004). 「?広がり中」: 日本語の語種と品詞におけるカテゴリー拡張. 大阪外国語大学・日本語留学生センター日本語・日本文化研修留学生修了論文集, 6.

どうやら、大雑把には、動作を表わす名詞(日本語の動詞であれば、その連用形)であれば「中」につきうるそうです。

例:仕事中、ドライブ中、ダイビング中、霜取り中、取り調べ中。

このうち、最後の2つは和語の複合動詞の例ですが、単独形態素の動詞だと、容認度が低くなるそうです。

例:考え中。

この論文のおもしろいところは、いろいろな文で容認度をアンケートで調べているところです。私自身は違和感を抱く文があったりするのですが、次のような文もわりと許容されるようです。

例:漫画を立ち読み中に、店長に怒鳴られた。
例:大統領と挨拶中に、背後で爆発音がした。
例:電車がスト中なので、バスで学校に行った。

また、(上の「考え中」は某番組で馴れてしまったので除外するとしても)「書き中」や「使い中」の容認度が低いのに、「休み中」や「話し中」の容認度が高いのは矛盾に見えますが、どうやら「休み中」などはこの“中構文”とはちがうものらしいです。そのことを指摘した論文があるそうで、このサイトでもその論文を引用しています。

Ohta, K. (1995). The verbal stem form of Japanese. Journal of the Association of Teachers of Japanese, 29 (2), 79-126.

参考URL:http://www.icsi.berkeley.edu/~rleegold/ling/ronb …
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(1)「考え」は動詞ではなく名詞ですよ。

そもそも「~中」は休憩中、食事中のように名詞につきます。
したがって「考え中」は、少なくとも誤用ではないように感じます。
ただ新しい用法であるため、まだ馴染んでいないのかもしれません。

(2)「みたい」を形容詞と混同したことによる誤用です。しかし、「-い」で終わる語であることから、かなり強力な誤用であり、今後広まっていく可能性は高いと感じます。

(3)間違っていますか? 自信がないので回答を控えます。

(4)聞いたことがないので、よくわかりません。
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この回答へのお礼

早速ありがとうございました。特に(1)はよくわかりました。「考え」というと「考えた結果物(決定した意見等)」と意味するのかと思っていましたが、改めて調べてみると「考えること」自体も指すのですね。ただし、「考え中」という表現が文法的には誤っていないのかも知れませんが、耳障りの悪さは(個人的には)払拭できませんね。
いずれにしてもありがとうございました。

お礼日時:2006/06/29 00:50

辞書などに当たったわけではないのですが、


1は「考えている最中」の略語じゃないでしょうか。流行語の類のような気がします。
2は動詞と形容詞を誤用した言い回しでしょう。
3は自動詞と他動詞の誤用みたいですが、方言だと思います。。
4でいうところの「こと」とは出来事のことですが、経験した事があるという意味です。これを経験の内容よりも経験した日時や状況に重みをおくと「したときがある」という表現になるのではないでしようか。とはいえ、どちらかというと、これも方言のような気がしますね。
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