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今回、人権についてのレポートで、安楽死・尊厳死について書くことになりました。

色々調べては見たのですが、尊厳死は患者本人が人間としての尊厳を持って死すこと。安楽死は本人以外の人物(医者)が患者を死に導くこと、との定義がありました。

現在日本において尊厳死・安楽死の問題がよく報道されていますが、
具体的にどのようなことが問題なのか、詳しく教えてください。

A 回答 (5件)

ブラックジャックのDrキリコが出ているところをご覧ください。

ブックオフにあります。資料等いろいろ読みましたが、一番分かりやすいと思います。キリコは安楽死させたい人です。
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 この問題の深刻さはキリスト教徒ではない日本人にとっては殆ど理解できていないと思います。

キリスト教では自殺も他殺も同じように犯罪なのです。法律は人が作ったもので、それは工合が悪ければ改変できますが、キリスト教で教義、つまりバイブルに書いてあることは絶対で、これを改変することは許されないのです。安楽死も尊厳死もこれを犯すことになるのですから、そのバリアは日本人が考えているよる遙かに大きいのです。この事を抜きに安楽死・尊厳死の問題を考えることはできないので是非これを勉強してください。
 ちなみにダーウィンの進化論はまだキリスト教社会では正しいと認められていないのですよ。その理由は聖書の主張と異なっているからに過ぎないのです。ダーウィンが日本へ来て初めて聴衆の感銘に接することができたと述懐しているのです。
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看護師です。

回答します。

尊厳死と安楽死の違いはわかっているものだと思います。

現在日本では、安楽死=殺人罪です。
問題の一つにだれが患者を殺すか?があります。医師でしょう。医師は自分の手で人を殺してどんな気分になると思いますか? 死刑でさえだれが殺したか明確にできないシステムになっているくらいなのに。

あと、生殺与奪の権限を医師に与えていいと思いますか?生存権に反します。

どこから安楽死を認めるか?も定かではありません。オランダなどの安楽死を認めている国でさえ、その要綱はかなり厳重です。本人の意志・耐え難い苦痛・治癒が望めないな・末期であることがあります。
しかし、オランダで認められているのと日本で認めるのでは根本的に違いがあります。それは文化です。日本は家族とのつながりが強い国です。そして、遠慮する気質があります。
安楽死を認めてしまうと、本心では死ぬのが嫌なのに家族に治療費などのことで迷惑をかけていると感じて安楽死希望者がでるかもしれません。とくに高齢者ではこのような問題が推測されます。

QOL(生活の質)を重視して延命はしないという方針で自然に死ぬのが尊厳死ですが、これも線引きが難しいです。さらに、人によってはSOL(魂の質)を重視して何より生きようとする人もいます。
ホスピスなどで痛みだけをとって積極的な治療をせずに楽に生をまっとうする施設もあります。
でも、これらも本人の意思や末期であること、治療しても治る見込みがないことなど色々条件があります。
また、本人が意思表示できない患者ならどうするのでしょうか??? 家族の意思と患者本人の意思は一致するとはいえません。

他にも問題はあると思いますが、問題点は多いですね。とくに、安楽死は日本では不可能です。
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まず、安楽死と尊厳死の違いについて。


 安楽死のもとのことばはEuthanasiaで、eu (easyily, well, good)+thanatos(death)で、本来の対象は人でも動物でもいいのです。戦場で痛みに耐えられず大量のモルヒネを打って死ぬのはまずはEuthanasiaです。(戦場での尊厳をどう守るか?は別の問題でしょうね)
尊厳死はdeath with dignityですね。極論していえば、"eu(喜びを持って、あるいは、安らかなる)"でなくてもいいのです。
 日本の尊厳死協会は、安楽死は第三者が苦痛を訴えている患者に同情して、その患者を「死なせる行為」と、定義しています。
 Euthanasia Association (安楽死協会)というのは、実験動物の安楽死をちゃんと遵守するように定めるところです。
 ところが、、International Task Force on Euthanasia and Assisted Suicide ITFAS (國際安楽死と補助自殺推進機構、とでも訳できます)では、ほぼ、厳密な尊厳死の内容で、安楽死を定義しています。
 日本の尊厳死協会は、尊厳死とは患者が「不治かつ末期」になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらい安らかに、人間らしい死をとげること、と定義しています。
 ITFASは、実際的な安楽死の内容の定義に、具体的には、尊厳死のような(あるいはもっと厳しく崇高で個人の権利を守る)内容を織り込んでいます。彼らは、一度導入された生命維持装置を拒絶する権利をまもろうとしています。
 このように、用語の用いられ方のレベルは、その、言葉の由来、用いている社会(society)の成熟度、などによって違います。(←レポート用解説)

 日本の法律の世界では、次のような判例があります。
 医師による末期患者に対する積極的安楽死が許されるには、患者が耐えがたい肉体的苦痛に苦しんでいること、死が避けられず死期が迫っていること、患者の苦痛を除去・緩和する他の手段がないこと、生命の短縮を承諾する患者の明示の意思表示のあること、が必要である。-東海大学病院安楽死事件。三省堂 『模範六法2002平成14年版』
 国際的には、有名なOregon’s Death with Dignity Actがあります。このactに関するレポートにすばらしいものがありますから、英文ですが、一度読まれることをお勧めします。(参考URL)オレゴン州2004年には、60人がASで尊厳死を実現しています。この方たちは必要要件を満たしたオレゴン州民で、資格のある医師のアシストにより、致死量の薬剤を投与されて尊厳死を達成しています。法的な対応も医師たちは行わなければいけません。患者はend of life concernsを明らかにしなければなりません。ただ、尊厳死のための要件で、証人やらなんやらを結構、がちがちに、固めたの所為か、法律施行前より後のほうが件数は減っってしまった。
 日本はどうあるべきか。少なくとも、患者自身のend of life concernsを明らかにするプロセスを法制化しないと前にはすすまないですね。でないと、動物の安楽死と変わりないでしょ。
 では、レポートがんばってください。

参考URL:http://egov.oregon.gov/DHS/ph/pas/docs/year7.pdf
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横にそれているかもしれませんが、


「脳死」・臓器移植に反対する関西市民の会さんの
「死ぬ権利、死なす権利、死ぬ義務」を考えるが参考になるかもしれません

>各ページに引用文献の誌名、巻号、発行年月、ページ数、タイトル、
 執筆者名を書いてあり、
 一部の文献は文献ページにも表示しています。
 NACSIS Webcatで検索すると、これらの資料が、
 どの図書館に所蔵されているかわかります。

こんな方針だから、
他のも根拠がすごいです。

http://fps01.plala.or.jp/~brainx/

参考
読売新聞
(1)妹の死 「死生学」の原点 一病息災 医療 医療と介護
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/sokusai/2006 …
「尊厳死」立法宗教界は・・・
http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp60111a.htm

日本尊厳死協会
http://www.songenshi-kyokai.com/

週刊医学界新聞 
医学的無益(medical futility)をめぐって(1)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n26 …

英国とフランス,そして日本の緩和ケア
その共通点と相違点からわれわれは何を学ぶか
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n26 …
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