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マスターキー遺伝子、ホメオチック遺伝子について簡単に教えてください。

A 回答 (2件)

関連する質問に回答したものがあるので、参考URLに貼っておきます。



「マスターキー遺伝子」という特別な用語はないと思うんですけれどね。どの部屋も開けられる「マスターキーのような」遺伝子というようなただのたとえにすぎないと思うのですけれど。ちょくちょく質問にも出てくるということは、広く読まれている本にでも書いてあるのでしょうか。

「master key gene」というような表現は、専門家の間ではまず使われませんし、専門分野の論文の中でこれまで見た記憶がありません。ただし、master geneのような言い方はします。このmasterも特別な意味ではなく、主従の「主」の意味で、多数の遺伝子が関係するプロセスのトップにあってON/OFFを担うような、重要な遺伝子と言うことですけれど。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1803002
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この回答へのお礼

助かりました。ありがとうございます!

お礼日時:2006/07/23 20:15

ある遺伝子からできた蛋白質が数千もの遺伝子のカギを開ける時,その蛋白質をコードする遺伝子をマスターキー遺伝子といいます.マスターキー遺伝子が他の遺伝子の『カギを開ける』とは,つまりヒストンに巻かれていているDNAを解くということです.DNAは普段,ヒストンにしっかり巻かれていていわゆる『カギのかかった状態』になっていますが,マスターキー遺伝子が作った蛋白質は自分のカギと合う塩基配列を探して結合し,その結果,その近くのヒストンに巻かれていたDNAがゆるみ,むき出しの状態となってmRNAが転写されるようになります.マスターキー遺伝子が数千の遺伝子のカギを次々と開けることで初めて,まとまった臓器や器官が出来上がります.このようにしてマスターキー遺伝子が心臓や手足を作りますが,それだけでは生体の『身体』はできません.身体のどこでどのマスターキー遺伝子を働かせるかを決めなければ,あるべきところに臓器や器官を作ることはできないはずです.それを命令する司令官のような『特別なマスターキー遺伝子』があることが分かってきました.



1995年のノーベル生理学医学賞はその『特別なマスターキー遺伝子』を予言したエドワード・ルイス博士らに送られました.ちなみにその解析には遺伝の研究が進んでいたショウジョウバエが用いられました.博士らは,1万数千ある遺伝子のうち,理論上少なくとも8つの特別な遺伝子が,足や羽をどの節で作るかを決めているという仮説を発表しました.この司令官となる特別なマスターキー遺伝子は,後にホメオティック遺伝子と名づけられました.この遺伝子には特徴的な180文字のカギの暗号が見つかりました.このカギがあって初めて,足や羽のマスターキー遺伝子に指令を出すことができるのです.ウィリアム・マクギニス博士がホメオティック遺伝子の目印である180文字を手がかりに他の生物を調べたところ,ハエで8種類だったホメオティック遺伝子とほとんど同じ遺伝子が人でも見つかり,それはわずか13種類だったということです.
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この回答へのお礼

ありがとうございました!!

お礼日時:2006/07/21 17:27

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