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- 回答日時:
はじめに確認しなければならないのですが、溶液中にはグロブリン以外のタンパク質は含まれないのですね?他のタンパク質も多く含まれるようですと吸光光度法(UV法),Biuret法,Lowry法でグロブリンの量だけを決めることは出来ません。
UV法は、Tyr・Trpの側鎖がもつ280nmの吸収を利用しますので、普通のタンパク質は測定できます。しかし、タンパク質によってTyr・Trpの含まれる量が違いますので、A280からタンパク質量を決める際に用いる係数はタンパク質によって違います。ですから、文献的あるいは実験的に係数が調べられることが前提になります。それが分かれば、サンプルが回収できますから、非常に良い方法です。
それ以外の方法となりますと、以下の条件で選択肢が変わります。
1.定量の正確さ:自分のサンプル間での相対的な定量あるいは他のタンパク質換算が出来ればよいのか、絶対的な定量が必要なのか?
2.定量に供試可能なタンパク質の量と濃度:手法によって感度が違いますから。
3.溶液の組成:それぞれの手法には、共存できない物質がありますので、溶液の組成をいただければ適切な回答が出来ると思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/12/12 14:29
解説ありがとうございます.
こちらの説明不足でした.
実験したいのはPBS中のグロブリンの濃度ですので,溶液中に他のタンパクは含まれていないことになるかと思います.
パイロット実験で適当な濃度を測定してみたところ,きちんと測定できているようでした.
どうもありがとうございました.
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