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恥ずかしながら、辞書をひくまで”十年(とうねん)取って○○歳”と思い込んでいててっきり(例)60歳の人が50歳(のように若い)のようはつらつとしている、言い方だと思っていました。

さて、この表現は”自分は○○歳”と言うのに比較してどう違うのでしょうか?
もし有名な小説にでも載っているようならば又、受験問題などに取り上げられた事もあるのでしょうか?その場合は詳細も知りたいのでお願いいたします。

A 回答 (2件)

漱石の吾輩は猫であるの第七章冒頭にこのような一節があります。

「当年とって一歳」と「一歳何ヵ月」が同じ猫の年歯を云っていることにご注目。前者が満年齢で後者が数え年ですな。

【もっとも吾輩は去年生れたばかりで、当年とって一歳だから人間がこんな病気に罹(かか)り出した当時の有様は記憶に存しておらん、のみならずその砌(みぎ)りは浮世の風中(かざなか)にふわついておらなかったに相違ないが、猫の一年は人間の十年に懸(か)け合うと云ってもよろしい。吾等の寿命は人間より二倍も三倍も短いに係(かかわ)らず、その短日月の間に猫一疋の発達は十分仕(つかまつ)るところをもって推論すると、人間の年月と猫の星霜(せいそう)を同じ割合に打算するのははなはだしき誤謬(ごびゅう)である。第一、一歳何ヵ月に足らぬ吾輩がこのくらいの見識を有しているのでも分るだろう。主人の第三女などは数え年で三つだそうだが、智識の発達から云うと、いやはや鈍いものだ。】
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。

漱石の吾輩は猫である
ポピュラーな小説にあったんですね。読んでみます。
有難うございました。

お礼日時:2007/04/21 12:16

受験問題に取り上げられるほどのことでもないと思いますが…。


私の周囲では、「当年とって○○歳」=「今年○○歳になる」という形で普通に使いますから(当年とって=当年(誕生日が過ぎて)歳をとったら…というカンジですね)。

現在は、誕生日に1つ歳を取ると考えますよね?(でも、本当のところ「戸籍上の年齢は、誕生日の1日前に1つ歳をとる」んですよね。)
ですから、お正月から誕生日までの「満年齢」は「○○歳-1歳」で、誕生日になると「○○歳」。
「自分は○○歳」という時には、基準となる日現在の満年齢で言うと思います。

例えば、平成元年3月22日生まれの人は、今日18歳になりました。
平成元年4月1日生まれの人と平成元年12月31日生まれの人は、今日現在ではまだ17歳です。
ですが、いずれも「当年とって18歳」です。

似たような年齢の人と話をしていて年齢の話になった時、「(自分は)○○歳」と言われても、「今年の誕生日を過ぎていて○○歳になった」のか、「今年の誕生日はまだ過ぎていないので、まだ○○歳」なのかが分かりません。
「当年とって○○歳」と言えば、「あっ、同い年なんだ。」「1つ違いなのか。」とも思い至ります。

現在の「学年」で考えると、平成元年3月22日生まれの人と平成元年4月1日生まれの人は同級生ですが、平成元年12月31日生まれの人は1学年違いますね。
「同級生」かどうかの場合には「当年とって○○歳」は、あまり意味を成しませんが。
「平成19年中に○○歳になる」ということを表現する場合に「当年とって○○歳」という言い方をします。

ところで…。
「当年とって○○歳」の最初は「とうねん」ですが、「十年取って○○歳」でしたら、読み方は「とおねん」ですね。
「十」の読みは「とお」であり、「とう」ではありませんから。
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この回答へのお礼

詳しい説明有難うございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

お礼日時:2007/04/21 12:14

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