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心理学という学問は、人間精神を科学するのだという姿勢を持っているのだと思います。しかし、これまでの印象では、ちっとも人間精神に迫れていないのではということです。
たとえば、音楽心理学なんていうのは、詳細は知りませんが、「なぜこの音形や和音は感動するのだろう、美しいのだろう」とかいう問題を、ちっとも解決していないでしょう?音の比が何対何だからどうとか、そういうことだけしか検討していないのではないでしょうか。
多かれ少なかれ、あらゆる分野の心理学でこういうことが起こっているのではないでしょうか。心理学だけでなく、隣接分野の社会学とかにも似た傾向はあるでしょう。

つまり、道具が幼稚すぎないかという事です。道具というのは、統計であったり機械的実験であったり、音の比とかそんな類ではないですか?そんなものでは、人間精神に迫れるとは思えません。

これは、結局、人間精神というものを人は扱えないのだという極論にも達してしまうように思えます。しかし、これでは、心理学の敗北ではないでしょうか?

心理学の現状はこの点についてどういう状況なのでしょうか?

A 回答 (2件)

それはおっしゃる通りだと思います。


心理学は“学問のための学問”です。
社会学も社会科学系の中で特に新しいですから、中身はさらにバラバラです。
要するに、様々な知識・方法論が終結し、一括りとなったとき○○学は誕生します。
本当にアカデミックな“学問”なの?と言いたくなるような、怪しい○○学も実に多いですよね。
いちおう道具などで理論化し、数値化にして分析し、人間精神に迫ろうとしているようでが、進歩は遅いですよね。
人間精神については今のところ、伝統学問である神学や哲学の方が近いんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

怪しい学問というのは、どうも困ったものです。時によっては迷惑を被ることさえあるのです。学問であろうとして、信憑基準性とか再現性とか、そういうものにこだわると、どうもあまり文学的なものは生まれなくなるのですね。とても人間精神を扱えないのではと。

お礼日時:2007/05/04 17:24

心理学は、人間精神を科学する学問ではありません。

人間行動・認知学と考えていただく方が現実に近いと思います。
しかし、人間の心の動きや変化に「病気」という視点から関わっていこうとする学問もあります。臨床心理学です。臨床心理学は目の前の人間を相手にどんなサポートができるか、という部分があります。心理学の中ではマイナーですが、一部の人間が一生懸命に研究していることも忘れないでください。
私は長年カウンセラーとして仕事をしていますが、人間の気持ちと関わっている、という自負はあります。統計的な研究も人間理解の一端を担ってくれますが、悩んでいる方を多くサポートしていると健康な方の悩みにも精通してくると思います。「人とうまく話せない」という健康な方の相談にも対応できるからです。
心理学の方法論は、基礎的学問ですから、生きた人間には適応が難しいのです。しかし、それを応用した臨床心理かくであれば、あなたの疑問を解決できるかもしれませんよ。
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この回答へのお礼

精神ではないですか。基礎的ということは、謙虚な印象です。しかし、精神への取っ掛かりはあるのかもしれませんね。学問としての基準を守ることによって、どうも融通が利かなくなっている面もあるような気がしてます。

お礼日時:2007/05/04 17:26

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