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ずばり、上記のタイトルの邦画について教えてください。今から20年ほど前の、原発がテーマの映画だったと記憶してるのですが・・・

A 回答 (2件)

 これだけ社会的な問題を雑多に盛り込んだ作品は、他には「地の群れ」〔70ATG.監督.熊井啓、原作・脚本.井上光晴〕しか知りません。

こちらは、「地の群れ」以上に多くの問題を扱ってはいますが、社会派作品という印象は感じられません。
 色々な問題を抱え、錯綜し、渾沌とした世界を形作りながらも、バーバラを中心にして無力な庶民の立場から描いているからだと思います〔バーバラ役の倍賞美津子が実に瑞々しく魅力的です〕。
 ここでは、問題は何一つ解決しませんが、バーバラを始めとしたバイタリティあふれる人たちの描写は、森崎東のこってりとした作品群を想い起こさせます。「喜劇・女は度胸」〔69.〕、「時代屋の女房」〔83.〕、「釣りバカ日誌スペシャル」〔94.〕など。
 この物語の原点にあるのは、オキナワです。バーバラと宮里〔原田芳雄〕は、沖縄のコザでの暴動で警察から追われて本土にやって来ます。パスポートなしにやって来た彼らは、各地を転々とするしかなく、バーバラはどさ回りのストリッパーとなり、宮里は原発ジプシーになります。いや、にならざるを得ないのです。
 もっともこの映画は、そんなふうに時代順に判りやすく描いて行く訳ではありません。沖縄から逃れてきたという話は、中盤頃になって会話の中で登場するのであり、最初は、彼らの住む名古屋での、修学旅行積立金強奪事件から描かれて行きます。
 この映画は、まるごと提示された事柄について、後から少しずつつながりが見えてくるような仕組みになっています。この単純な判りやすさを拒否する構造は、表面上は綺麗に明解になっている現代社会、問題が山積しているにもかかわらず、思考から離れて行く一方の現代人への手厳しい揶揄とも受け止めることができると思います。
 本当に悪い奴はどこかにいる。そして、静かに眠っている。という事実が、この映画では、全く描かれないことによって、痛いほどよく判るのです。「動燃を含む原発の問題、沖縄の問題、どこまで本気で取り組もうとしているのか、日本人!現在のまるごと日本を提示したらこうなった」という感じの映画です。
 何事も叫んでいないのに、こんなに響く日本映画が近年あったでしょうか。
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タイトルの順番が逆です。


「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」
です。検索したらいっぱい出てきますよ。

参考URL:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17583/index …
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