
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
プルターク『英雄伝』
これは#2さんの『自省録』とは違った意味で、人間とはこうも崇高になれるものかということを教えてくれました。ベンジャミン・フランクリンの『自伝』によると、彼がこの本を15才で既に読んでいたことが切っ掛けで、フィラデルフィアの市長さんの家の出入りが許されるようになったそうです。
モンテーニュ『随想録』
モンテーニュは懐疑論の実行者として、それを行き着く所まで押し込んでくれました。彼の座右の銘「われ何をか知る」の回答としてデカルトの「コギト・・・」が引き出されたとされています。この本は、どんなに説得力のある論理を提示されても、それと反対の結論に導く論理を、これまた説得力ある論理として提示することができることを、実例で示してくれます。自分の論理に恍惚としている学者や、黒を白と言って他人を言いくるめようと心がけている弁護士たちの、必読の書です。ただし、いや、だからこそ、読後感に虚しさが漂い、『新約聖書』の清々しさとは反対な読後感を味わってしまうでしょう。同じような清々しさを味わえる名著として新井白石『折りたく柴の木』(現代語訳あり)も推薦できます。また、この随想録は西洋文化の土台を提供したギリシャ・ローマの名著を知る良い入門書にもなっています。
北畠親房『神皇正統記』
南北朝時代の、歴史家でもない武将が戦争の合間に書き上げた本です。この当時、彼らにとっては世界史とも言えた中国史を見据えながら、彼の史観に基づいて日本史を書き上げました。史実の正否はともかくとして、700年前の日本人の文化的な質の高さに舌を巻きました。これだけスケールの大きな、そして奥の深い日本文化の中に生まれて来た幸運を感謝させてくれた本でした。
人間の崇高さは三冊ぐらいで尽くせるものではありませんが、それを切っ掛けに読書が広がり、先人達が血の涙を流しながら手に入れて来た人類の巨大な知的財産を堪能できる人生を送れるようになることを願っています。
No.3
- 回答日時:
質問者様の座右の書は三国志ですか
僕も三国志は大好きです(吉川三国志より北方三国志派だったりします)
で、座右の書ですが、
「孫氏の兵法書」
数ある兵法書の中で、特に評価が高い兵法書です。
ご存知でしょうが、戦国時代の武将、武田信玄の旗指物、風林火山は有名ですよね。あれは孫氏の兵法書の中から取ったものです。
曹操も孫子を編纂し、注釈したといわれています。それほど、兵法書としては秀逸です。そして、現代社会にも通じるものがあります。
いまでもビジネスなどの戦略においても通用するとされ、読んでいる人はたくさんいるようです。
これを読めば、本当にいろいろ学べると思います。それに、日常生活でも役に立つと僕は思います。例えば心理戦とかに(笑
なので、読んだことがなければ、是非読んでみてください
「忠犬ハチ公物語」
ハイ……もう、これ読んで泣きました。
これを読んだのは幼少のころだったのですが、いまでも時々読みます。読み終わったとき涙が止まらなかったです。座右の書というには大げさかもしれませんが、この本が僕に与えたものは大きかったのです。
ここまでして主人を思う犬。そして、フィクションではなくノンフィクション! なんという心温まる物語なのでありましょうか(笑
こんな犬が飼いたい とおもう幼少時代でした
「人間失格」
太宰治の代表作です 走れメロスとどちらを書こうか迷ったのですが、こちらで。これは比較的最近読んだのですが、とても共感でき、将来を通じて僕の印象に残る本だとおもったので。
鬱になっている人がいたら、この本を読ませたい とおもうような本でした(更に鬱になる可能性大ですが^^;)
以上、この三つです
もし読んだことがないものがあれば、是非読んでいただきたいなと思います
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