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メソポタミア神話のイシュタル。
ローマ帝国内で最も崇められたエジプト神話のイシス。

メソポタミア神話のイシュタルとエジプト神話のイシスはとても発音が似ていますね。同じ神を指しているのでしょうか?

A 回答 (3件)

イシスはギリシャ方面でそう呼ばれており、エジプトではアセトなのだそうです。



エジプトは、中東や地中海方面も勢力下においていた時期があっので、地中海方面にもエジプトのアセトが伝わったのだと思います。


イシスという名は恐らく、流出や維持という意味を持つ asheshに由来すると思われ、それでイシスの像は子供に授乳する形になっていると思われます。

というわけで、イシスは維持の相が強い。



が、双子の姉妹にネフティスがいる。
彼女は生と死を司っているが、恐らくイシスの別の相だと思えます。
別名にすることで、切り離し、維持を願い、維持を司る相であるイシスの名を拝んだんだと思います。



イシュタル。

イシスは良妻賢母型ですが、イシュタルは、聖書では「バビロンの大淫婦」と呼ばれている。

バビロンの聖典では「緑の牧草を芽生えさせたもう御方、人間達の女王よ 万物を創造され、生きとし生けるものを正しく導きたもう御方、母イシュタルよ <中略> おお わが神よ 我にわが行いを知らしめたまえ、我に休息の場所をもたらしたまえ。我が罪を許し、我が面をあげさせたまえ。 おお 崇むべきお方よ、救済と生命と正義をくだされたまい。」となっている。

なんかターラと同じ概念ですね。
ちなみにターラは日本では摩多羅神になっています。


その祈祷文がユダヤ教でちゃっかり利用されているのですが、祈祷文は借用したが、その祈祷文が捧げられた神を悪く言っている。

何故かと言うと、イシュタルの地上の体現者とされる神官たちは、権力者に女神のパワーを授ける聖婚の儀式として、性交をしていたからなんですね。

日本においてもその制度がありました。

そしてその女神の体現者たちを「神殿娼婦」と呼んでいたんですね。

何故そのような儀式をやるのかその意義を知らないと、神殿にお参りにやってくる人を「ねえ おにーさん あたいと遊んでいきなよ」と客引きする売春婦 と間違われる。

聖書でも神殿の近くに住んでいた娼婦に助けられた とあるが違う。
誰とでも寝る売春婦じゃない、神官に助けられたわけです。


でも、イシュタルは売春婦制度のボスのように思われてしまい、イスラエル人には大淫婦と呼ばれてしまったわけです。

で、ギリシャ語でヒエロスガモスという言葉がある。
女神との婚礼を指す。
女神に選ばれた王は、女神のパワーを得るため、女神の地上の体現者と寝るわけです。

で、地上は緑に覆われ豊穣となりお祭り騒ぎ。

しかし、王がパワーを失うと、女神の力の復活を願い、王は処刑され、その血が大地に流された。
その血を吸って女神が復活する。

だから女神は王の死にも関わるので、ある意味恐ろしいわけです。

このような思想があるので、イエスの処刑にマリアが立ち会ったという話になったんだと思います。


4世紀頃でローマ・ギリシャ方面からイシス崇拝が消えましたが、実は消えたのではなく、マリアという名前に変わっただけ。


イシュタルの話はイナンナをベースにしており、ヒッタイト人はイナンナをイナラスと呼び、ハッティ族の国は、彼女は毎年処女性を回復し、プルリ祭りのとき、聖王の花嫁になる とした。

このプルリの祭りはユダヤ人ではプリム祭りになり、聖王に選ばれた男性は、女王の城 または 塔に閉じ込められ、定められた日時に殺された。
何故なら女神が土地を肥沃にする際に、彼の血を役立たせるため。
だそうです。
イエスの話になったとき、動物ではなく人間の中の選ばれた王を女神に復活に利用したってことになったのかも。
実際に殺したのではなく、古代の概念に空想上むすびつけて話を作っただけだと信じたいです。



プリム祭りとなったエステルの職業って。。。。女神の地上の体現者 つまり神官だったのでしょうか。



イシスには破壊の相が無い。破壊の相は別な名前になっている。
イシュタルは三相ある。
マリアににも三相ある。

ギリシャの女神も別々な名前になっているが、多分統合すると一神にだと思います。



ところでイーシャと聞けばアダムを想像します。
イヴはカインが生まれたとき、「神によりイーシュを得えた」と言ったとか。
これを「神により男の子を得た」と訳してあるんですね。

イヴの誕生の時 アダムはイヴを「彼女こそわが骨の骨、わが肉の肉。  男(イーシュ)から取ったから、女(イシャー)と呼ぼう」

と言っている。

今調べたら、ヘブライ語で男女はイーシュ、イッシャー(エッサ)。
イッサといえばイエスですが、、、、

男・女というのが本来の意味じゃなく、なにかの概念のようですね。
でも 今のところはそれ以上はわからず。
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イシスもイシュタルもどちらも大地母神です。


元々は、同じ神(シュメールのインナン)だと思えますが、ローマ時代以降、特にキリスト教が国教となってからは、イシュタルが悪魔(アスタロテ)となってゆくのに対し、イシスは聖母(褐色のマリア)となってゆきます。
出生は同じでも、育ちが違うため、全く別の神といってもよいかと思います。
なお、ギリシャ神話のディメテルやアルテミスなども同じ出生だと思われます。
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こんにちは。


イシュタルとイシスは「同じ神」ということはありませんが、起源を同じくするものと言われています。
元を辿るとこれらの地母神はシュメールの「イナンナ(イナルナ)」に突き当たると言われ、オリエントに共通する豊饒の女神だそうです。
イナンナがバビロニアに伝わったものがイシュタルで、伝播していく中でフェニキアの「アスタルテ」やギリシャの「アプロディテ」、そしてイシスなど各地方で崇められる女神となっていったと考えられています。
根っこに共通する部分もありますが、それぞれの別の神話体系に組み込まれていったので、時代が下るに従って固有の特徴や神話を持つようになっていったようです。
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