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 時代劇を見ていて思ったですが、『江戸時代に、北や南、西、東、と言う言い方はしたのか』について教えてください。
 南町奉行所、と言う言い方があるくらいだから、東西南北で方角を示したとは思うのですが、十二支を使って方角を示すこともあるような気がしたので、そのあたりについて、説明をいただけたら嬉しいです。
 お願いします。

A 回答 (2件)

 


そういうのは、古語辞典の付録に普通付いています。しかし、そういう情報を書いておくのも意味あるので、ここに書きます。

まず、十二支というものを知っていないといけません。子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)/午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(ゐ)の十二です。それぞれ、動物だと、鼠・牛・虎・兎・龍・蛇/馬・羊・猿・鳥・犬・猪に当たります。

これら十二支を使って、方角と時刻を表現しました。方角は、十二に分かれることになり、時刻も十二に分かれることになります。昔の時刻の「一刻」は、一日の十二分の一ですから、現在の2時間に当たります。また方角は、12方位をまとめて、8方位にしました。

丁度、東西南北に当たる方位は、そのまま、子(北)、卯(東)、午(南)、酉(西)としましたが、四方位の中間方位は、丑と寅のあいだは「うしとら(丑寅・艮)=北東」、辰と巳のあいだは「たつみ(辰巳・巽)=南東」、未と申のあいだは「ひつじさる(未申・坤)=南西」、戌と亥のあいだは「いぬゐ(戌亥・乾)=北西」としたのです。

時間は、子が、午後11時から午前1時までで、以降、2時間おきに、「一刻」の時間となります。つまり:

方角:              時刻

北---子(ね)       23-01時
      丑(うし)      01-03時
北東--艮(うしとら)    03時
      寅(とら)      03-05時
東---卯(う)       05-07時
      辰(たつ)      07-09時
南東--巽(たつみ)     09時
      巳(み)       09-11時
南---午(うま)      11-13時
      未(ひつじ)     13-15時
南西--坤(ひつじさる)   15時
      申(さる)      15-17時
西---酉(とり)      17-19時
      戌(いぬ)      19-21時
北西--乾(いぬゐ)     21時
      亥(ゐ)       21-23時
北---子(ね)       23-01時

「子の刻」というのは、午後23時から午前1時です。
また、一刻を「四つ」に分け、「うしみつ刻」というのは「丑三つ刻」で、大体午前2時に当たるなどです。

なお、方位も時刻も基本的に十二等分しており、艮(うしとら)、巽(たつみ)、坤(ひつじさる)、乾(いぬゐ)は、中間方位、中間時刻で、時刻としては、幅がありません。

江戸時代の時刻は、日の出や日没で時刻が決まったので、一刻の時間の長さは、季節や時間によって、長短がありました。
 
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こちらのことですね。

どちらも使っていたようです。
ちなみに北東のことを鬼門といいますが,丑寅(うしとら)ともいい,それで鬼の姿が牛の角と虎のパンツになったといわれています。

http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2001/40555/zi …

参考URL:http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2001/40555/zi …
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