
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
どうも、釣りバカです。
先調子・本調子・胴調子というのは竿に負荷が掛かった時のしなり方(ベント・カーブ)を指します。対して硬硬調・硬調・中硬調・中調・中軟調・軟調とは竿をしならせて戻る反発力の強弱を差します。つまり手元から曲がる胴調子でも硬調であればシャキッとしているし軟調であればペナンペナンになります。
例えばへらぶなで考えると、浮きがシュッと動いて釣り人はピシッと合わせるわけですが、本調子で硬調を使っていると竿が硬いから大アワセをするとラインブレイクの恐れがある反面アワセの動作が小さく済んでグイグイ引き寄せる事ができる、対して本調子でも軟調だと負荷が掛かればグニャンと曲がるからラインブレイクの心配はない反面アワセの動作をコンパクトにまとめ過ぎるとフッキングしないし大物が掛かると取り込みに少々時間が掛かる、となります。当然硬調のほうが無理ができるため「こっちのほうが絶対良いジャン」となりそうですが、軟調は釣り人自身のテクニックを要求するサカナの引きを増幅するという側面を持ち“ある程度やりこんだ人が好む”“ただ釣れれば良いというわけではない人向け”“通好み”と言われています。
またフライフィッシングではソフト・プレゼンテーション(早い話がそっとフライを水面に落とす事)を求められる渓流ヤマメ・イワナの釣りではパラボリック(=軟調)、本流や湖沼の大物狙いでは飛距離を出すために硬調が良いと言われています。しかしフリーストーン(渓流の岩がゴロゴロしている流れの連続体)では“叩き釣り”と言ってテンポ良くフライをキャストしていくスタイルが一般的なので「胴調子なのに中硬調」というロッドの少なくありません。
最終的には“その人のスタイル”で調子と反発力を選ぶのが大変正しい選択と言えるのですね。
蛇足ながら“パラボリック”とは胴調つまり反発力を指す言葉なのですが、この辺の知識のない一部のバス・ロッド・メーカーが知ったかぶりをしてスロー・アクションを指して表現したのを釣り雑誌の編集者が鵜呑みにして広めてしまったために混同してしまった経緯があります。スロー・アクションとパラボリックは、違う所を指しているのです。
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