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先日寝台特急富士に乗りました。
先のスレッドのとおり「がっちゃんこ」はまいりましたけど、通常の走行時の振動や騒音は、併走する山陽線在来線115系はもちろんのこと、山陽新幹線の最も乗り心地のいい(個人の感覚ですが)700系7000番台のレーススターと比較にならないほど、すばらしいものでした。
285km/hと80km/hとの差?ならば、115系と大差はないはず。
この乗り心地の差はどうして出るのでしょうか?

A 回答 (4件)

乗り心地というのは、単純に「台車の振動特性」だけに起因するもの


ではありません。車体の振動特性、椅子の形状やすわり心地、騒音の状況、
加減速の具合によっても乗り心地は変って来ます。

(例えば、全く同じ台車の湘南電車E231系のサハとサロだと明らかに乗り
 心地は違いますが、装備しているのは同じ台車で当然同じ速度です)

乗り心地に関係がありそうな事項を列挙すると

1.当然ながら台車の形状。
 コイルバネのみのTR62と、エアサス付きのTR217ではそもそも差がある
 だけでなく、荷重の大きな変化に対応出来るように設計されている
 近郊型の台車と特定の加重に特化した特急型の台車では、乗り心地
 が大きく違います。

2.車端ダンパの有無。
 14/24系客車は、車体上部を結ぶダンパを備えており、これが各車両
 の勝手な動きを抑制します。JR東海の313系では、タイプによってこれ
 の有無がありますが、あるタイプの方が揺れがかなり小さいです。

3.防音特性の良し悪し。
 特段言及しなくても分かりますが、特急型の場合、床下からの防音も
 考慮した車体設計になっています。電車でも特急型は、床下機器の
 振動は床設計によってかなり抑制されています。ましてや床下に振動
 するような機器がない客車ですから、新幹線とは雲泥の差、ということ
 になるわけです(フランスが動力集中式のTGVにこだわっているのは、
 ここらヘンにも理由があります)。

4.車内設備。
 これも見れば一発なのですが、14/24系の場合、車内に仕切りが林立
 しています。仕切りがあると音は伝わりにくくなります。また、仕切り
 が多いということは、多少なりとも車体の剛性が上がっているという
 ことですし、当然車体も重くなっているわけですので、揺れは少なく
 なっています。これは例えば、同じ14系でも普通車と寝台車の乗り心地
 の差として現れます(乗り比べると結構差があります)。近郊型の場合
 ドアが多い=開口部が多いということなので、車体剛性が低いだけで
 なく、車体内で音が響いて感覚的にも乗り心地が低下するわけです。

ざっと見ただけでもこれだけの要因がありますが、細かく見れば他にも
椅子のスプリングや車体の材質による振動特性などもあるうえ、乗り心地
が「人間の感じる感覚」で数値化しづらいという面もあって、なかなか
「どうすれば快適な乗り心地になるか」は難しいのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>湘南電車E231系のサハとサロだと明らかに乗り心地は違いますが、
湘南電車って、普通列車ですよね。そこにサロがいるのですか?サロって特急だけと思ってました。

>1.当然ながら台車の形状。
B1soloに乗りました。定員で16名。ということは、全席空席でも、全席満席でも、重量は誤差の範囲ですよね。
それに対して通勤電車の空席とラッシュ時は当然重量は大幅に違うはず。
重量に最適化するのは寝台列車は容易ですよね。
すごく納得しました。

>2.車端ダンパの有無。
即、Wekipediaでチェック!こんなのがついていたのですね。

>3.防音特性の良し悪し。
これも納得です。

>4.車内設備。
B1Soloでしたので、完全に仕切られた部屋でした。騒音も当然防げますね。

わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/12 21:26

他の回答者様のおっしゃる通り、特急型で客車でスピードをあまり出さない(最高110km/h、実際は100に届くか届かないか。

)からです。
ただし今の富士/はやぶさは、編成端部(先頭と最後尾)の車両が電源車も兼ねているはずなので(14系客車と言います)、その車両(1,6号車-はやぶさ、7,12号車-富士、全て開放型B寝台)にぶち当たると発電機のすごい音で寝られないかもしれません。真夏とか真冬が特にエアコンのために電気がたくさんいるため発電機もたくさん回ってすごい音になります。真冬の北海道で14系の端部車両に乗ってすごかったです。まぁ、それでもフルパワーで走る115系よりはましでしたが。
緑の窓口で買えば、空きがあれば号車は指定できる(実はさらに座席位置まで指定できる、もちろん空きがあれば)ため、今度乗られるときは注意されると良いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

私は、B1Soloに乗車しましたので、9号車だったと思います。
たぶん次に乗るときも開放型B寝台に乗ることはないと思います。

普通に考えて開放型B寝台もSoloも同じ値段ですので、Soloを選ぶと思うのですけど。

とにかく、発電車は選ばないこと。ありがとうございます。

お礼日時:2007/11/12 21:30

富士の乗り心地が良い理由ですが、エアサス台車を装備している(115系はコイルバネ台車)のと、機関車に牽引される客車のためモータは勿論、インバータやコンプレッサ等の騒音源となる補機類を搭載していないことが挙げられます。



115系はコイルバネ台車が致命的です。座席を取替えた改装車でも台車は変っておらずゴツゴツした乗り心地はそのままで、長時間乗車するとおしりが痛くなります。広島・岡山地区の一部の2ドアの115系は、117系から改造されたエアサス車ですので乗り心地が段違いに良くなっています。一度乗り較べてみて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

117系は岡山-福山間を走る、なぜかワンマンの「サンライナー」でよくお世話になっています。
確かに115系と比べるとかなり乗り心地が違いますよね。
でもでも、富士のようなすべるような乗り心地とは程遠かったと思います。

乗り心地に含まれるかどうかは別の論議ですが、117系は、ヒーターが床からはえており、足元がせまっ苦しいです.....(ーー;)

お礼日時:2007/11/12 21:16

詳しくは知らないので詳細に説明することは出来ませんが。



新幹線も富士号も特急列車です。115系は近郊型列車です。達成すべき目標点が違うので、当然、差は生じます。

新幹線の場合は高速度であるためどうしても振動は防ぎきれません。それでもほかの同速度の移動体よりは振動が少ないんですけどね。

富士などの寝台客車はその性質上、揺れを押さえることが重要視されていますので台車などからして作りが違います。それに客車ですのでバネ下重量
が抑えられ、より乗り心地は良くなります。

115系は近郊型の列車ですので、乗り心地よりかはコスト優先になってしまいますし、動力車がある以上、バネ下重量も大きくなるため、同じ速度で走行したとしても、客車よりは乗り心地はよくありません。

詳しいことは他の人に譲ります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

バネ下重量ですね。

>それでもほかの同速度の移動体よりは振動が少ないんですけどね。
レールスターの285km/h、500系の300km/h(個人的にN700は認めません。)でかっとぶ他の移動体って何かあるんですか?ランボルギーニ???

お礼日時:2007/11/12 21:03

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