親から叱られるばかりで褒められたことがない人は⇒人を褒めない。で、⇒人から褒められない⇒孤立する⇒不満の塊となる⇒反社会的な行為を犯すようになる。という1つの説があります。
そんなことはない、ワタシは親から一度も褒められなかったけれど正当に他の人を褒めることができて、自分も正当に評価されている。従って、そんな説はナンセンスだ。というご意見をお伺いしたいと思います。
で、アナタの場合、親から褒められなかったけれど、適切な褒め方を知っているということは、どこかで誰かから学んだことになるのだと思われますが、宜しければその辺のエピソードを教えてください。
(親が)褒めることと叱ることが人間形成に関係あるかないか、あるとすれば、どうのように影響するか知りたい、というのが質問の目的です。
宜しく、お願い申し上げます。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
溺愛されたタイプほど、誉められることに慣れていても、誉めるのがむずかしいのかなと思います。
『誉める』のは他人に対しての関心や、相手の能力を認める行為だと思います。誉められない家庭で育っても、家庭以外の場所、たとえば学校や友達に誉められることはあると思います。スポーツや勉強や芸術など、誰にも何も評価されずに育つ子供は少ないと思います。外と家での評価が大きく違った場合、自分の価値観がさだまらず(自己が確立しないで)、何が良いことで何が悪いことなのかがわからなくなることはあるかもしれません。
子供に無関心すぎて誉めないという親もいれば
子供に期待をかけすぎて誉めないという親もいると思います。
叱る場合も誉める場合も同じです。
客観的な評価より、主観的な評価が多い場合、子供は混乱すると思います。
要するに、親の勝手や都合が多い場合。
「悪いことをしたらしかる」「良いことをしたら誉める」
それは子供が「いいこと」「悪いこと」の区別をつけるために大切なことです。
自我、自己の確立に必要だと思います。
それを親の都合や機嫌で誉めたり叱ったりした場合や
なぜ悪いのかいいのか、それがわからないことばかりの時
親の機嫌をうかがう子供になると思います。
それが習慣化すると、いつも自分に対する人の評価を気にして
「人を評価する」ということに関心がなくなるかもしれません。
あるいは自分の機嫌で人を評価するようになるかもしれません。
子供は「どうして誉められたか」「どうして叱られたか」のがわからないとき
自分がしたことではなく、親のせいにするようになるかもしれません。
「お父さんが○○だったから誉められた」
「お父さんが△△だったから叱られた」
自分で自分を正当に評価できず、他の理由を探してしまう癖がつくかもしれません。
自分の行動に責任を持てない、自信が持てない、そういう子供になるかもしれません。
子供が親の持ち物であるような錯覚させないように
「個人」として向き合い、自己を確立させることは大切かもしれません。
「どう思う?」「どうして?」そうやって子供の気持ちを聞いたり、子供自身に考えさて、自分で考えることを教えるのは「誉める」「叱る」と同じくらい大切かもしれません。
人に対してだけではなく、自分に対しても、何がいいことで何が悪いことなのかがわからなくなり、何をするにも不安になったり、そのことで苛立ちを感じたりすることが多いと、行き場をなくしたその気持ちのはけ口を見つけようとするかなと思います。
自分だけの価値観で行動するようなことがあるかもしれない、と思います。
子供は家庭だけで育つわけではなく、学校や友人、先生、いろんな環境で育ちます。一概に家庭だけのせいだとは言えない部分もあると思いますが、家庭外でのできごとについて家庭内でうまくサポートできていればバランスがとれるのかもしれません。
いずれにしても、20歳過ぎたら人生を親のせいにしてはいけないと思います。
自分で生き方を選べるからです。
親がどうだったこうだったと言ったところで、今更子供時代をやり直すことはできないし、そういうところに原因を求めてしまうと解決できないと思います。
「そういう育ちだったから仕方ない」と何もかもあきらめてしまうわけにもいかないからです。
まとまりのない文ですみません。
参考までに。
ありがとうございます。
大変、示唆に富んだ、ご回答を頂戴しました。
人間形成は微妙な問題であることを再認識させていただきました。
No.8
- 回答日時:
>記憶力も良く頭の回転もいい人で、可哀想です。
これは.欲求の階層の問題ですね。
動物実験では.最下位の生存欲求を使います。
学習心理・教育心理等での人での対応では.最上位の自己実現の欲求を使います。
1行目の内容になるのが一般的状態です。目的に添う内容としては.学習心理や教育心理の本(ハウツー本を除く.最低でも大学教育学部教科書程度)を何でも良いですから.読めば出ているはずです。
ただ.2行目の内容に関しては記載がないと思います。
ありがとうございます。
アブラハム・マズローの心理学を使って、さて、どのように泣き上戸の高齢者を救いましょうか。
ところで、このたびの edogawaranpoさんの、ご回答は、わたくしの質問にどのように答えてくださっているのか判然としませんでした。
No.6
- 回答日時:
私は、”親から叱られるばかりで褒められたことがない人”です。
で”⇒人を褒めない”までは当てはまります。
母が私を誉めないで叱ってばかりばかりだったのにはそれ相応の理由があるのですが、確かに自分にすっごく自信がもてないまま育ちましたし、イジメにも遭いました。成人してからも自己保身が強すぎて素直じゃなかったですね。
育てられ方は確かに大きいですが、”⇒人から褒められない⇒孤立する”となるかどうかは???です。
だって社会生活を送っていれば親以外とも関わるじゃないですか?チビの頃は親がすべてだけど、反抗期以降は社会で関わる人のほうが大きいから、人間そこで誉められることが1度や2度はありますヨ。いっぱい誉められて育った誉め上手な人だってたくさんいるんだから。
ただ、私人を誉めるのが苦手というか概念がないというか・・・感覚的にわからないんです。
それを自分では認識していなかったんですけど、ある時仕事中に上司が「○○、お茶入れてくれ。」と同僚に頼んだんですね。その時私が「○○さんってお茶入れるの上手なのよね、○○さんが入れたお茶おいしいもん。」と言ったら、「へーoobankobanでも人を誉めることがあるんだ、初めて聞いた。」と言われてガーン!!となりました。私は誉めたつもりで言ったわけではないんです。私の感覚では真実を述べただけなんです。
人を誉めたことがない自分にショックでした。自分の一番大きな欠点を知った感じがしました。確かに、誉められたい意識が強くて人を誉めるなんて考えたこともなかったのです。
20年くらい前のエピソードですが、その友人には今でも感謝しています。
その言葉がなければ一生わからなかったかもしれない。
以来頭の隅に「人を誉めよう!」がスローガンとなって住みついているのに未だに下手です。本やドラマなんかで勉強して懸命に身につけようと日々努力してます。
子供を育てるときは往生しました。一生懸命誉めてあげたいと思っているのに、見つからないんですもの。よそのお母さんが私の子供を誉めてくれるのを聞くと「なるほど」と思うんだけど、かたっぽでは「それくらいできて当たり前じゃない?」と偏屈が顔を出すし、取って付けたような誉め言葉では子供に白い目で見抜かれるし。トホホ・・・
それと、今、母を介護中なんですが、自分でも自己嫌悪に陥るほど優しくできなくてそれが辛いですね。母をすっごく愛しているのに、そのことを上手く表現できなくて叱ってばかりいます。幼稚園の先生が「4.5歳の頃子供に接したように、将来子供に接しられます。老後に優しくして欲しかったら、今は優しくしてあげましょう。」と言ってましたが、なんだかすごく納得しています。
貴重なお話をありがとうございました。
曽野綾子さんの『絶望からの出発』にある説です。
少し親しくなった人には、もっと親しくなれる人かどうかを見極めるために「怒らせて」みるという手法を使った時代がありました。「怒る」の同様「褒める」のも親から体験したことが基本になるので「親の顔が見たい」ではないですが、ある程度の判断材料になっていたのでした。
(お話の限りでは)oobankoban さんは残念ながら、やや歪みのある性格に育ってしまいましたね。
介護の場合、「優しさ」ってむつかしいと思います。ヘルパーさんに来ていただいてないようですので、お母さんはADLに然程、不自由ではないのでしょうけれど……過保護な母親のような対応は一番宜しくないですよね。目標は「その人らしく」自立できることにあるのですから。肉親
ですと介護は過保護になり言葉で虐待するような言動になりがちですね。お母さんはご自分でなさる藝術があれば生きる張り合いになるでしょうね。
この春に『未来山脈』のサイトで記憶した歌:
>いい風を望むなら自らが良い風を吹き込もう 黒土から福寿草 池田太郎
No.5
- 回答日時:
こんにちわ。
ちょっと興味深い分野だったので、おじゃまします。
私は専門家じゃないのですが、
育った環境が、その人の将来の影響になることはありえると思いますね。
ただ、しかられるばかりで育ったから、「反社会的な行為を犯すことがある」
と言うのが、すべての人間にはあてはまりませんよね。
私はアメリカ在住なので、お付き合いしている人はアメリカ人です。
彼氏は小学生の時に両親の離婚で、その後に来た再婚相手で、父親になった
人間が、とても暴力的な人で、虐待を18歳になるまでうけて育ったと
聞きました。そして、母親は、その再婚相手の見方をし
「お前は馬鹿」だの「ぶさいく」だの言葉のいじめ、ようはほめられずに
育ったと聞きました。彼氏は18歳になって大学に進み心理の道へ進みましたよ。そして今ほめられずにぶさいくとののしられた彼氏はりっぱなハンサム男です。人をほめることも、社会的地位ももってます。
その虐待をした父親も、今では遠い他の州で彼氏の母親といますが
大学を出て故郷から離れて何年か経って、その父親もおじいさんに。
彼氏は父親をとっくに許しています。
逆の例で最近知ったショックなことが、私のおじと最近話し
18歳のいとこが家庭内暴力になり、受かった大学も行かず
おじやおじの両親に秒力を振るい、おじ夫婦がカウンセリングに行ったり
夜も眠れない日々を送っている。ということです。
おじ一家は歯医者一家です。いとこも歯科大学に行く予定でした。
一人っ子という環境で、おじの両親もいとこをあまやかし
ほめて育てたと思います。
今、いとこは心の病気です。何が不満なのか・・・。
一体、人間心理はどうなっているんでしょうか。
生まれ持った気質なのか、やっぱり環境が影響するのか。
今回はclementiaさんの質問どうり、
当てはまらない私の身近な話を書きました。
それでは。
ありがとうございます。
非常に興味深いお話です。質問者のわたくしが回答するわけにはいきませんが、前者は、小学校のときにご両親が離婚するまでの対応が良かったのだと思われます。後者は、以下の文献は極めて参考になります。おじさんのご夫婦が日本在住であればお勧めください。古書店で一冊100円
で陳列してあるのを確認しました。
参考文献:
『FBI心理分析官』早川書房
WHOEVER FIGHTS MONSTERS by Robert K. Ressler and tom Shachtman
『子供たちの復讐』本多勝一著 「朝日文庫」刊
No.4
- 回答日時:
心理の(動物実験の)範囲では「ほめる」には.食い物を(褒美として与える)を含みますので.ご指摘のような環境での成果はまずないと考えられます。
ありがとうございます。
曽野綾子さんが『絶望からの出発』で述べられている説です。
わたくしの高齢の知人に、中学時代の成績が非常に良くて絵画や音楽にも秀でていた人がいるのですが、全く褒められず進学もできず農業の家業を継ぐことになり、結局、自分にまけて自棄を起こすようになり後年、刑務所に入ったり出たりの人生を送るようになってしまった人がいます。
記憶力も良く頭の回転もいい人で、可哀想です。
No.3
- 回答日時:
冒頭の説は聞いた事ないし、よくわからないのですが・・
叱られてばかりで褒められなかった→自信が持てない
はあると思います。よい方に進めば自分で努力する→いいお手本を見つける→感化される・・と。
褒められなかったから褒めない・・は因果関係なさそうに思いましたが。
家や学校ではなく、必要なものは自分で身につけていくもんだと思います。恵まれた家庭ばかりじゃないので。よくなりたい・・そういう向上心があれば、人のよさにも気づくし。大人になったら足りないものがあれば自分の責任なんだと思います。
人のいい所を探すようにしてたら、褒める、は自然にできます。誰かがあなたの靴を揃えてくれた・・嬉しかったら「よく気がつくね」と言葉になるのじゃないかナ?と思います。
ありがとうございます。
曽野綾子さんの『絶望からの出発』に記述されています。
別の人の説では父親がいても子どもにノータッチで母親が世話をやきすぎて凡てをやってしまうという環境で育った子どもは家庭内暴力を犯すようになる傾向が強いのだそうです。
向上心を上手にサポートできると、いい子に育ちますね。
No.2
- 回答日時:
児童心理の研究をされているのでしょうか? それとも当事者(親または子)としての疑問でしょうか? 前者でしたら参考にはならないと思うのですが・・
子供が幼児の場合、子供を褒めない親がいるのでしょうか?
もしいれば、よほどの信念があってそうしているのか、もしくは愛情が持てないのだと思います。
何かをうまくできた子供を見て、褒めずにいることは普通の親であればできないように思います。
褒められないほど愛情ない親であれば、「褒めない」事だけでなく、その他の親の行動を総じて「十分な愛情を受けない」事が、子供の人格形成に少なからず悪影響を及ぼすのではないでしょうか?
子供がもう少し大きくなれば、その他の虐待がなければ、褒めない親も「厳しい親」として、親の愛情を認識できるように思います。
もし当事者(親)として、子供をどう育てるべきかを考えていらっしゃるなら、幼児期の子供は褒めてやった方がいいのではないでしょうか?
私には3歳の息子がいます。
小さなエピソードですが、先日、自販機でジュースを買うのに、お金を持たせて自分で買わせようと思いました。
ところが、途中つまずいて転んでしまい、お金を投げ出してしまいました。
120円中、110円はすぐ見つかったのですが、夜だったので10円玉が見えにくく2人でかなり探しました。
あきらめて財布から10円を出そうとすると、子供がその10円を探し当てました。当然、私は「よくやった!すごいねー!」と子供を褒めます。
子供も喜び、家に帰っても、そのことを母親に嬉しそうに「10円見つけたのすごい?」と話します。
こういう瞬間を、私はとても幸せに思います。
子供が小さい頃は、親の人生の中でもすごく「いい時期」だと聞きます。
親が褒めなくても、周りは褒めるでしょうし、こういう小さな幸せを我慢するのは、親の人生も味気なくするのではないかと考えてしまいます。
ありがとうございました。
素晴らしい事例を引かれてのお話、感動しながら拝誦させていただきました。
諦めないことの大切さを、お子さん自身の体験を通して知らせることができたこと、先へ行ってお話してあげたら自信を持たせと親子の信頼に寄与するでしょうね。
わたくしは小学生時代、粗暴な少年でした。全く関係のない同学年の人を理由もなく殴打してしまうのです。中学に入ってからは上級生を殴ってしまうようになりました。成績が良かったのでチト変った不良でした。上級生のリンチが流行っていたので、そういう人を殴って歩いたのです。病院送りにしたことも多々ありました。お蔭でテニス部を追い出されバレーボール部に籍を置きつつ柔道部で稽古をつけてもらっていました。
高校は英語部に所属し、学校新聞の編集をするプロセスで粗暴さは消えましたが、父親が戦争により東京が焼け野原になりアトリエを消失するという挫折を引きずっていたせいか何かというとグジュグジュ怒っていたのが私の精神に作用したのではないかと思っております。
すなわち、それを探りたいことも質問の一端にあります。
No.1
- 回答日時:
誉められた事はあるのでしょうが覚えていません。
叱られたことは腐るほど覚えているのですが。
叱られなかったら危なかったでしょうね。
誉める事と叱る事が人間形成に関係しないわけがありません。
何しろ初めて接する人間は親なのですから。
誉められるだけだったら甘ったれになるし
叱られてばっかりだったらひねくれるのではないですか?(私がそうなので他の人はごめんなさい)
性格は決まるかもしれませんが叱っているのに犯罪を犯すのでは
叱り方が悪いだけなのではないですか?(そんな子といってもしょうがないのは分かりますが)
万引きした時ぼこぼこにされたので。
叱る事と誉める事の絶妙なバランス感覚を持っていないと親にはなれないのかと思うと子供を持つというのはすごい勇気のいる事なんだと思います。
ありがとうございました。
その絶妙のバランス感覚を学校では教えてくれませんでした……
万引きしたときに怒っても仕方がないと思えるのですが普通は怒ってしまうケースが多いようですね。
多分、親自身が恥かしいから怒るんじゃないでしょうか。
怒り方を見れば、その人の知的背景の広がりの限界線が見えるように思えるので、私は子ども叱ったことはありません。ただし、より良い方法ということはその都度示してきました。褒めるのはさりげなくといった程度で、親としては失敗しているかも知れません。ただ与えることは教えてきました。それは成功していると思います。
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