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先日TV放映された織田裕二主演「県庁の星」をみました。
ラストのシーンに疑問があります。

織田裕二が演じる県庁職員が県庁職員と民間との交流人事でのいろいろな経験により、お役所仕事と県議会とゼネコンとの癒着に疑問を持ち、大型施設「ルネッサンス」の建設費削減案を提案しました。突然の議案に議会は紛糾し、石坂浩二が演じる県議会議長に激しく反対されますが、酒井和歌子が演じる女性知事が
「あなたは交流人事で大切なことを学んだようですね。いいでしょう。削減案を前向きに検討しましょう。」
と発言して織田の味方に付き、ひとまず原案と削減案を平行して検討する事になりました。
 後日、佐々木蔵之介が演じる織田の同僚が
「削減案に沿って工事計画を作成してまいりました。」
と県知事に提出しますが、横から議長が取り上げてすぐにゴミ箱に捨ててしまいます。
佐々木が驚いていると、知事は平然とした顔で
「私はね、あくまでも”前向きに検討する”、って言ったのですよ。」
と言い放ち澄ました顔で別の書類に目を通しています。
(”前向きに検討する”=実際は何もしない、というお役所言葉の解説は伏線として前のシーンで2回ほど使われます)

このラストシーンが納得いかないのですが・・・
「下っ端役人一人で議会案を覆して、庶民はハッピーエンドを迎える、なーんておときばなし的結末を期待しちゃいけないよ、
結局、県の組織はたった一人の意識改革くらいでは動かせず、結局織田はドンキホーテであったのです。」
ということを伝えたいのは判りますが、それならそれで県知事もちょっとは悪人面をしてくれたほうが見ているこっちも納得いくのですが。

演出の意図はどうだったのでしょうか?

A 回答 (3件)

それこそ現実は甘くない・・・という意味では?


実際に善人面で中身は・・・みたいな方も多いし。

でも、最初は無料で飲み放題だった庁舎内のコーヒーが何度か劇中に出てきて段階的に変化、最後には有料になっていましたよね?

いきなり大きく局面は変化しないけど、ちいさな1歩を踏み出すことで少しずつでも変化していけるんだよと示唆しているのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
コーヒーの変化には気が付きませんでした。

お礼日時:2008/06/06 14:44

こんにちは。

個人的には県知事はそのギャップがおもしろかったです。

最初から悪人面では(仮に石坂浩二なら)観ている側も「いかにも」
な話で終わり観ている側も心理的な衝撃は少ないとと思います。
が、削減案を採用しそうな展開で土壇場で採用しない、酒井和歌子さん
のような善人面の方演じた方がそのギャップが大きくて面白いと
思いました。
ベビーフェイスだけど本当はこんなに腹黒いんだよ、みたいな。
その辺りを狙った演出だと思います。ゴミ箱に捨てられた改革案を
唖然と観ていた佐々木蔵之助さんの表情もその辺りを補足しているようで
楽しかったです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
なるほど、ギャップを楽しむ、という観方もあるわけですね。参考になりました。

お礼日時:2008/06/06 14:47

随分昔の映画で、細かいディテールを忘れてしまいましたが、


確か、佐々木さんが演じる同僚は、県議長派の人間で、
削減案といっても癒着やどこかが一方的に利益を得るもの
だったので、それは検討するといっただけで県議長などの
思惑通りにはいかないわよ。
また、いち職員の意見もそんなに簡単には通らないけど、
最初の一歩と受け止めて動き出した。

という解釈だったのですが、違っていたのかな。

ちなみにあのロケ地になったスーパーに帰省したたびに
いくのですが、あのぼろい看板が飾ってあります。
ロケ地やエキストラの住民に目が行っていたので、
余計に細かいストーリーが飛んだのかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
石坂さんは若い頃はあまり悪役は演じなかった方ですがこの映画の演技は絶妙でしたね。

お礼日時:2008/06/06 14:46

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