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三十一国会に衆議院を通過をした農地被買収者問題調査会設置法案だが、衆議院では旧地主を搾取の権化のように語られていた。

第31回国会 衆議院 本会議 第25号 昭和34年3月12日

農地被買収者問題調査会設置法案

005・松野頼三(理府総務長官)
『農地被買収者問題調査会設置法案について、その趣旨を御説明申し上げます。 
 戦後のわが国の農業生産力の発展に対して、農地改革の寄与しておりますところは、まことに大きいのでありますが、反面、これが非常に大きな社会的変革でありましたために、従来の社会的、経済的基盤が大幅に変更され、その際農地を買収された者に関してもいろいろな社会的な問題が起っていると思われます。 言うまでもなく、農地改革は、正当な法律に基いて正当に行われたことであってこれを是正する意味における補償は考えられないのでありますが、現行の農地法の問題とは別に、この農地改革の副次的結果ともいうべき被買収者に関する社会的な問題についてその実情を明らかにするとともに、要すれば所要の措置を講じて参りたいと存ずる次第であります。 以上申し上げましたような児地から、この際、総理府に、その付属機関として、農地被買収者問題調査会を設置し、広く各界の学識経験者の意見を聞き、農地改革により農地を買収された者に関する社会的な問題を調査し、何らかの措置を講ずる要があるかいなかを審議することといたしたいのであります。 次に、本法律案の概要を御説明申し上げます。 農地被買収者問題調査会の任務は、内閣総理大臣の諮問に応じ、農地改革により農地を買収された者についての社会的な問題を調査審議することであります。調査会は、二十人以内の委員で組織することとし、さらに、十人以内の専門調査員及び十人以内の幹事の設置を考えております。調査会の調査審議は、おおむね二年を目途にその結論を得たい考えのもとに、この法律の有効期限を昭和三十六年三月三十一日といたしております。 』


007・綱島正興(農民運動に自民党議員)

(綱島は、労働運動や農民運動に携わり、初代日本農民組合長等を務めた人物)

『私は、自由民主党を代表いたしましてただいま提案説明のありました農地被買収者問題調査会設置法案につきまして質疑を試みんとするものであります。』
『第一間は、自作農創設維持に関する法制を改廃し、または自作農中心主議のわが農政を変更するのではないか』
『第二問は、この法案の施行の結果では、旧地主制度を復活したり、または小作地の旧地主のためにする取り上げ等を意図しておるのではないかという質疑であります。』
『第三間は、最高裁判所が二十八年十二月二十三日に言い渡した、自作農創設特別措置法に基く強制買収に伴う一切の措置が適法、適正であるとなす判決の効力を烏有に帰せしめたり、または削減せんとする意図でこの案を出したものではないかという質疑でございます。 』
『第四間は、この法案第二条によれば、「農地を買収された者に関する社会的な問題を調査審議する。」とありますが、社会的な問題の調査審議とは、いかなる調査審議であるか。』

008・岸信介(総理大臣)

『戦後行われました農地改革は、いわゆる農村における民主化並びにその農業生産性を高める意味からやられた改革でありまして、この根本を変更すべきものでない、これを維持すべきことは、言うを待たないと思います。従って、今回提案をいたしておりまする法案が、旧地主の復活を考えるとか、あるいは自作農創設に関する法律の趣旨を曲げるというようなことは、全然考えておらないのでございます。 さらに、最高裁の判決について、それを無効ならしめるようなことを意図しておるのではないかという趣旨の御質問でありましたが、私どもは、全然そういうことを考えておりません。これは、最高裁におきましてすでに権威ある判決が出ておるのでありまして、これを尊重していくべきことは当然であると思います。 しからば、本調査会設置の目的はどこにあるかといえば、法律にも明らかにしてあるように、農地改革によって農地を買収された者に関する社会的な問題を広く調査審議することにあります。農地改革によって農地を買収された者のうちには、農地を買収されたことにより生活の基盤を大幅に変更され、その結果として今日生活上憂慮すべき状態にある者もあるかと存じます。』


010・高田富之(日本社会党議員)
『旧地主がインフレの犠牲者だというのであるならば、あるいはそういうことも言えるでしょう。しかし、そうなれば、保険契約者や、預金封鎖を受けた者や、低米価で強権供出をしいられた農民も、みな同じであります。(拍手)一々、インフレで得をした方に課税をして、損をした方に補償金を出すなどというばかばかしいことが、一体できますか。』


011・岸信介
『本調査会の目的は、決して、旧地主を復活したり、あるいは農地補償の措置を講じようという意図に出ているものではありませんし、最高裁判所の判決は、先ほども申した通り、これを尊重していくべきことは言うを待ちません。農地改革の根本そのものを基調として、これを変革しようというふうな意図に出ておるものでないということは、どうか十分に御了承願いたい。ただ、こういう農地改革のごとき大改革が行われました結果として、旧地主、いわゆる農地を買収された人々の間におきまして社会的、経済的な急激な変化の結果として、いろいろな問題を起しております。』


012・三浦一雄(農林大臣)

『昭和二十八年十二月最高裁から下されました判決の効果を乱すようなことは断じていたしませんことは、総理大臣のお答えの通りであります。同時に、また、この措置によりまして、補償を改定するとか、あるいはこれに類するような措置をとるということは予定しておりません。 
 第二には農地転用の問題でございますが、私たちは、日本の現状にかんがみまして、農地は、これは極度にまで尊重して参らなければなりません。これは保持しなければなりません。従いまして、この転用の場合におきまてしも、事情をよく調べまして、ほんとうにやむを得ざる場合のみにこれを転用するような方針をとって参っております。』
『土地の取り上げ、その他各般の農地問題につきましていろいろ御指摘がございましたが、御承知の通り、農地関係のことは、農業委員会その他民主的な組織のもとに、良識ある措置をとる仕組みをとっておるのでございますから、この組織、機構を運用しまして、同時に、農林省といたしましても、さような、農村に激化した問題が起きぬように、格段の措置を講じて参りたいと考えております。』

https://kokkai.ndl.go.jp/simple/detail?minId=103 …

A 回答 (2件)

イザヤ書:34:13 そのとりでの上には、いばらが生え、その城には、いらくさと、あざみとが生え、山犬のすみか、だちょうのおる所となる。


  http://words.kirisuto.info/
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 源平合戦で地頭が派遣されて来る、関が原の合戦後藩侯が変えられて来る、歴史絵巻ではありますが、現代の紛争政治問題の巣・元凶でも、あるのかもしれない。

 そこだけ凪ぎ、太平気取りの中央の目に向かって筋状渦巻状の霧に巻きながら風が吸い寄せられていく様子は、お馴染みのタイフーン・ハリケーン・サイクロンそれらのお天気図をみる有様かもしれない。

 紛争地問題、係争地問題等は、解消され、安全、平和へと、確立されなければならない。

 国境紛争地等は、強制的に、両辺、両岸、合意的永久協定によって、国際農園、国際福祉供給地設定面積とするなど取り決めたら、手っ取り早いのかもしれない。
 そこには、世界最上級の情報収集能力、開発能力、供給能力、管理能力、等が導入され、最も、世界・地域の目、その模範、そのリーダープラントとなる可能性も秘めている。 

 現行のような、成果開発・納税は庶民自分の努力・政治教育金科条プロパガンダ、ガツガツ中央気取って侵略毎日前途、僅かばかしは風に乗せて中央の目に、そんなけだもの看板・愚弄・狼藉看板は、にんげん、じんかく、変更となる。

 山犬の目、だちょうの目だから、お頭(おつむ)もその程度だ。 そんな歴史、ガツガツかもしれないですね。
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奈良時代743年、墾田永年私財法



農業機械史・建設機械史
 ブルドーザーの起源をたどると、今からおよそ100年前に遡ります。1800年代半ばから米国では農業用トラクターが使用されていましたが、それに土を押し運ぶためのブレードを装着したものが1923年に登場。これがブルドーザーの原型と考えられています。
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(参考)
重量挙げの世界記録
 105kg超級、スナッチ 223 kg、クリーン&ジャーク 265 kg、合計重量 488 kg。
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 農業史は、重く、うごきが鈍かった、そんな実情が、歴史では、ないでしょうか。
 開墾も重い、収穫も手間・時間を要する、自然環境・重力環境と一体・一帯である、そんなところではないでしょうか。

 不正なる為政者により、暴力、暴風、爆風にも、晒されていたりする。
戦前は戦争の具、戦後は汚染の具、そんな極めて不埒・狼藉が、まかり通っている、そんな土地回顧かもしれないですね。
農業は平和と自然とのハーモニー、そんなテーマが永遠とあるのかもしれないですね。

omake.

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