幼稚園時代「何組」でしたか?

銀行の不良債権処理の方法論をニュースでたっぷり見かけますが、これを処理することと世間の景気が良くなることがどう結びつくのかわかりません。

銀行の不良債権を処理したら、株価は戻り、中小企業は倒産しなくなり、失業率は減り、新卒学生の求人数も増え、高卒でも正社員への道が開けるようになり、我が家にボーナスが再び支払われるようになるのでしょうか?

「風が吹くと桶屋が儲かる」のように、こうなってこうなってこうなるから景気が良くなるのです。を経済に疎い高校生でもわかるくらい優しく教えてください。(私はおばさんですが^_^;)

わかりやすくがメインですので、多少の誤解を招く表現は容認しちゃいます。

A 回答 (4件)

一時的には、不良債権を処理する→倒産が増える→失業が増える→求職者が増える→高卒の就職は厳しくなる・・・となってしまうと思います。



不良債権を処理ということは、つきあいやいいかげんな判断で貸したもう返ってこないであろう金をあきらめて、踏み倒されたっていう経理をし、それと平行して、担保にとっている土地等の資産をガンガン転売して、少しでもお金を回収するってことです。こうすることで、銀行に将来性のある産業への融資という本来業務ができる体力をつけるように誘導するわけです。また、その過程で動きがとまっていた土地等の不動産や価値ある製品やサービス等を持った会社が勝ち組の資金ある企業によって売買されて、お金がぐるぐる回りだすというわけです。

ようするに、
不良債権を処理すると、旧態依然としたできの悪い企業が潰れ、できのいい企業どうしの厳しい競争が始まり、どんどん新しい将来性のある産業が育つということです。
また、銀行も処理を先送りしてかろうじて生き延びている状態から、淘汰され経営が健全化した銀行に生まれ変わり、そういう将来性のある企業にお金を貸して、それを手助けするようになるわけです。

そういう環境が整えば、余裕資金をもった投資家の金がどんどんその将来性ある企業・産業に投入され、株もあがるというわけです。
そこまでいけば、もう自然と元気のある新しい産業、企業が雇用も消費も拡大し、万事うまくいくということですね。

つまるところ極論すれば、昔からある効率の悪い大企業、補助金頼りの中小企業、能力以上に給与をもらっている普通のサラリーマンがみんな分相応に淘汰されれば、経済は活性化するよっていう一般庶民にはおもしろくないお話であります。
それが痛みって言うことですね。

一見ひどい話ではありますが、シナリオどおりうまくいけば将来は明るいので今しばらくは我慢を・・・ということです。要求どおり誤解だらけの表現でまとめましたがどうでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、シナリオとしてはわかりました。
問題は何を基準にお金を貸す価値のある企業を見分けるかですが、ここのところの景気悪循環ですっかり資産が減じてしまった銀行が、ビビらずにちゃんと見分けられるのかなぁ?結局担保のあるところにしか貸さない今までと同じ方式になるんじゃないかなぁ?

お礼日時:2002/11/23 11:26

とりあえず、わかりやすくをメインに説明すると、



不良債権というのは要するに貸したお金が回収できなくなったものをいいます。

お金が回収できなくなると、銀行にお金がありませんから、お金を貸すことができなくなります。で、信用の無い中小企業は真っ先にお金が借りられなくなります。だから、中小企業が倒産するのです。

で、その企業が倒産すると、取引先が困ります。その取引先も倒産するかもしれません。その取引先が倒産すれば、その取引先が銀行から借りていたお金も返せなくなります。

ということは、銀行が困って、また、お金を貸せなくなる。で、また倒産する。お金を貸せなくなる、倒産する……。

不良債権の処理というのは、こうした悪循環を断ち切ることをいいます。

中小企業が元気になれば、高卒での正社員の道も開けてくるかもしれませんが、今高校生ならば、間に合わないと思いますが。

この回答への補足

皆様、回答ありがとうございました。
おかげさまで小泉さんをトップにする、現在の政権が考えているシナリオがやっと理解できました。
ただしここは日本、アメリカとは違う国民感情を持っているし、教科書通りに進むとは・・・・・・

独断と偏見で、私の理解度をアップしてくださった方にポイントを差し上げることをお許し下さい。

補足日時:2002/11/23 11:46
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
高校生どころか今の小学生でも間に合わないんじゃないの?って思っちゃいます。

お礼日時:2002/11/23 11:46

不良債権とは確定した物ではなく、生き物みたいな物で、日々変わります。


不良債権が優良債権に成ったり、その逆に成ったりと。
デフレ経済下では、不良債権は無くなりません。ますます増えます。
でももし本当に銀行の不良債権が完全に処理されたら、銀行の株は上がります。
株価はその企業・経済の将来性を現す物で、健全になった銀行の株は上がります。
そして貸し出し余力は上がるため、今までより金を貸せるように成るでしょう。
ただし、これからの融資は担保ではなく、その事業の収益性(どれだけ儲かるか)
が重視されるでしょうから、将来性のない企業はやはり借りにくく、倒産する
でしょう。あくまでも、時代に即した、利益の上がる企業だけが生き残る。
今でも儲かる会社(勝ち組)は幾らでも金の貸し手はいます。
貴方の会社が勝ち組ならボーナスは出るし、負け組なら倒産も覚悟しなきゃ。
これからは企業選別が厳しくなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
主人の会社は時代に疎外されちゃってる負け組グループ(-_-;)、でも無ければ困る社会には絶対必要な業種です。
仕事はあるけどあまりに利益率が低くって、給与カットボーナス無し。えーん(T_T)
日本全体の景気がアップすれば希望はあるんだけど道は遠しですね。

お礼日時:2002/11/23 11:44

 誤解を招く表現で説明します。

許してくれてありがとうございます。
 先ず前提として,不況の大きな要因は金融機関(銀行)の貸し渋りと強行な債権回収にあるとされています。
 一方,マネーは経済の血とされており,これを循環させる金融機関は心臓のようなものです。
 で,心臓の体力に相当する指標に自己資本の比率があり,これは金融機関の資産が減れば,数値が悪くなります。資産は,それぞれの金融機関の保有する不動産や株の外に債権もありますが,これら総ての評価が下がっております。こげついた債権やこげつきかけている債権を適正に処理しなかった為,資産があるように見えているのに,実際は少ないとか無い状態に陥りました。
 金融機関も監督機関も,いまだに正確に把握していないという捉え方で見る向きが多いのですが,この腐りかけている(こげつき)資産を放置すると心臓の体力があるのか無いのか分からないし,無いのに心臓を無理に稼働させれば,ますます弱体化してしまいます。
 そこで,腐った或いは腐りかけた資産を捨てるなら捨てて(不良債権の処理),足りなくなった資産を埋めるため国が資産を出してあげましょう(公的資金の注入)というのが昨今のニュースです。
 こうして体力を取り戻した心臓が血を循環させるようになれば,血の巡りが悪くなった部位が復活し,身体全体が生き生きし始める。

 中小企業の倒産は,貸し渋りによる運転資金の枯渇が原因で,倒産が増えれば失業者が増大し,失業者が増えればマネーを使う人やその額が減り,不動産や株の購買意欲も減り,会社の保有する資産評価が目減りし,それは金融機関にも及ぶ。この負の連鎖の逆を行こうということですか。
 
 冒頭に断りましたが,不正確な表現ですし,個人的には不良債権の処理で万々歳には行かないだろうと思っております(勿論,処理の必要性はありますが)。
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この回答へのお礼

回答有りがとうございます。
わかりやすい比喩で感謝です。
国会方面では日本経済を1人の人と思ってるって事ですよね。

でもこの心臓の悪い人と世間って別の人じゃないの?って私的には思っちゃいます。心臓の悪い人が元気になっても、お隣の困ってる人にお金を貸すとは限らないですから、我が家の財政はイタタタタ!耐えられない~

お礼日時:2002/11/23 11:34

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