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よく、化学の教科書などを読むと

元素記号の左上にあるのは質量数(陽子の数=中性子の数)で、左下にあるのは原子番号(陽子の数)とあります。これは何故なのでしょうか?

逆に、左上が原子番号で左下が質量数では何故いけないのでしょうか?

もちろん、国際的なルールでそう決まっているのならば、まずは素直に受け入れなければいけないと思います。しかし、受け入れるにしても歴史的な経緯や背景を知りたく思い、質問致しました。

どうか、よろしくお願い致します。
自分で調べたのですが、どうにも解答が得られなくて。。

A 回答 (2件)

分子などを化学式で表す場合、質量数の方が重要だからです。


原子番号は、元素記号だけでわかります。H → 1, O → 8 などは、
一対一に対応するので、ほとんど不要なのです。しかし、質量数は
一つの元素に複数の同位体があり、区別する必要がある場合が
多いのです。炭素C では 12, 13, 14 が実際によく使われます。
C-13 は、NMR といわれる分析装置で、分子構造等がわかります。
C-14 は、放射性で年代測定や生物で C-14 を濃縮した CO2 を
使って代謝経路の調査に使ったりします。

で、表記位置ですが、たとえば、水 H2O の O を質量数表示すると、
もし 左下に書くと、H の右下の 2 と O の左下の 16 か 17 か 18 が
つながって 216 と 2・16 なのか 21・6 なのか一瞬迷いますよね。
だから、上の方がいいのです。右上には、イオンの+/-を書いたり
しますが、たいてい右端の原子の右上ですから、問題ないです。
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この回答へのお礼

質問を締め切るのが遅くなってしまいましたが、ご回答ありがとうございました。

なるほど!確かにα崩壊やβ崩壊などで質量数が変化すれば数値自体も変化しますから、質量数の方が大事なのですね。しかも、水の化学式で考えれば表記位置の問題も納得出来ます。

本当にありがとうございました!!

お礼日時:2008/06/20 12:45

 H2O の 2 を右下に書く理由、H+ の + を右上に書く理由、「xの2乗」の 2 を右上に書く理由、日本語の文章で句点は「。

」を使い、読点は「、」を使う理由なども、最初に使われたときの何らかの経緯で決まったのでしょうし、その事情は調べればあるのでしょう。化学、数学、国語学などの発展史に興味があるなら調べる値打ちはあると思いますが、普通に化学や数学を学習したり、日本語の文章を書いたりするときには、気にすることはないと思います。

>受け入れるにしても歴史的な経緯や背景を知りたく思い

というのも、場合によっては大事な心がけですが、原子番号と質量数の表記の位置については「由来がわからないと使う気になれない」というほど重大なこととは考えなくてもいいのではないでしょうか。

>逆に、左上が原子番号で左下が質量数では何故いけないのでしょうか?

 「現在の標準的な表記法に反するので、読む人とコミュニケーションがとれない」ということだと思います。句点を「、」読点を「。」ではなぜいけないのか、と同程度の疑問と思われてはどうでしょう。
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この回答へのお礼

質問を締め切るのが遅くなってしまいましたが、ご回答ありがとうございます。確かにそう言われればそうなのですが、どうしても気になってしまったので、ご質問させて頂きました。

お礼日時:2008/06/20 12:41

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