
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは
>>物質輸送における質量の流れに着目した指標
>粘度、動粘度は各々どのような状況で必要になるのでしょうか?
回答が遅くなって申し訳ありません。
追加のご質問への回答ですが、
粘度(絶対粘度あるいは静粘度とも言います)μは、簡単に言えば、流体の中での物体の動きにくさを表す指標です。
実用的には、例えば潤滑油を圧送するときの流動への抵抗力を見る時に使われます。
一方、動粘度νは、流体そのものの動きにくさを表す指標です。
例えば、潤滑油の適油選定において、潤滑油の油膜厚さが適正に保持できるか否か、固体表面からどの程度流れ落ちにくいかを見る時に用いられます。
ご質問の主旨に合ってますでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
>ご質問の主旨に合ってますでしょうか?
合っています。
私はまさに潤滑油について知りたかったのです。
潤滑油の選定において、動粘度と粘度が及ぼす影響について
疑問に思い、質問させていただきました。
わかりやすいご回答ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
こんばんは
>質問1
>動粘度(ν)が大きいほど、動きにくい流体ということで
>よろしいでしょうか?
動粘度(ν)が大きいほど、「粘い流体」として振る舞うと理解されると良いと思います。
(動粘度は、物質輸送における「質量の流れ」に着目した指標ですので、その観点で捉えると、必ずしも感覚的な動きにくさとイコールにはなりません。具体的な例を質問2のところで示します)
>質問2
>同じ粘度ならば、密度ρが大きいほど動きやすい流体
動粘度というものは、そのようなものだと理解されて良いと思います。
>(感覚的にはρが大きいほうが、動きにくい感じがするのですが)
極端な例になりますが、例えば25℃の水と空気を比べた場合、水の動粘度(0.891mm2 s-1。粘度は0.891mPa s)に対して、空気の動粘度(300 Kで16.0mm2 s-1。粘度は0.0186mPa s)は20倍ほど大きく、動粘度の観点からは空気は水より粘い流体として振る舞います。
感覚的な動きにくさとは逆の挙動で、式の通りですね。
同じく、水銀(密度13.579g/cm3)と水(密度1g/cm3)を比べると、水のほうが8倍ほど動粘度が大きく、より粘い流体ということになります。
これも、感覚的な動きにくさとは逆の挙動で、式の通りです。
一方、ヘキサン(密度0.6548g/cm3)と水を比べると、水のほうが倍くらい動粘度が大きく、より粘い流体ということになり、これは感覚的な動きにくさと一致しているかも知れません。
このように、動粘度については感覚的な理解が難しそうですが、繰り返しになりますが、物質輸送における質量の流れに着目した指標だと割り切られたほうが良いと思います。
ご参考までに、液体の動粘度を求めるための式を示します。
一定量の液体の毛細管流出時間を測定し、その時間と粘度計定数とから求めます。
動粘度(cSt)=粘度計定数×流出時間(秒)
以上、ご参考まで
ご回答いただきありがとうございます。
>必ずしも感覚的な動きにくさとイコールにはなりません
これは難しいですね。
>物質輸送における質量の流れに着目した指標
粘度、動粘度は各々どのような状況で必要になるのでしょうか?
補足でご回答いただければ幸いです。
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